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私がクッキー☆厨になったわけ

私がクッキー☆に関わり始めてから5年が経ちました。

私は自分自身のことをずっと、界隈の新参者だと考えております。なぜならば、クッキー☆にはまだ自分の知らない動画や知らない声優が数多く存在しているためです。とはいえ、クッキー☆への理解がある程度深まってきた今なら多少の古参面を見せても罰は当たらないだろうと思いました。そんな訳で今回は、私がクッキー☆に興味を持った経緯などを綴ってみます。

そもそも、私がニコニコ動画の所謂「MAD」的な文化に積極的に触れるようになったのは比較的最近のことです。10年ほど前の私は、例えば、「ドナルド・マクドナルドの音MAD」であるとか、あるいは「サザエさんのアニメを編集して話を奇想天外に作り変えたMAD」といった動画群が存在することを知ってはいました。しかし、当時の私はインターネットの暗部に対する恐怖心があり、それらは危険なもので興味を持つべきではないと考えていました。特にそのような動画が跋扈するらしいニコニコ動画というサイトは、なんと恐ろしい場所だろう、と忌避しておりました。

そんな魔窟サイト、ニコニコ動画に足を踏み入れるきっかけとなったのは、アニメ「けものフレンズ」でした。2017年当時の流行アニメであり、知り合いに視聴を勧められたこともあって、初めてニコニコ動画の会員登録を行いました。

結論から言うと、私はアニメそのものよりもむしろニコニコ動画とそこのMAD文化に夢中になってしまいました。そして、タグ「けものフレンズ」からMAD動画を探すうちに遭遇してしまったもの、それが「真夏の夜の淫夢」でした。

不条理が蔓延る淫夢の世界の虜となり、淫夢動画を漁るようになった私が、クッキー☆にも興味を持つようになったのは当然のことでした。2017年から2018年ごろのクッキー☆は、今とは比べ物にならない盛り上がりを見せており、大物投稿者たちが毎日のようにハイレベルな動画を投稿していました。

とりわけ私が好きになったのは「一転攻勢のある音MAD」でした。当時の私にとってクッキー☆とは、淫夢に侵略された哀れな女子供たちを面白がるコンテンツであり、実際に被害に遭われた方々には申し訳ないのですが、そんな不条理を笑いに変えてしまう一転攻勢という演出に、堪らない魅力を感じてしまったのです。

また、それと同時に、自分でも動画を作ってみたいという気持ちになり、手始めに淫夢語録やクッキー☆語録音声の収集を行いました。この「集める」という行為も私の性に合っており、淫夢クッキー☆の様々な登場人物を知るきっかけになりました。(ちなみに、私の本当の初投稿は某ゲームの淫夢実況動画で、今もニコニコ動画のどこかに存在しますが、出来が悪いので見て欲しくないです)

2018年の終わりになるとクッキー☆を中心に活動していた動画投稿者たちが続々と引退していきました。これに危機感を感じ、少しでもクッキー☆の賑わいに貢献したいと考えて動画を作り始めたのが、現行のアカウントになります。

以上が、私がクッキー☆を知り、動画投稿を始めるまでの歴史でした。ここからさらに私のクッキー☆厨としての人格が育まれ、形作られ、現在に至るまでの過程には様々な出来事があるのですが、今回文章にするのはここまでとさせていただきます。

クッキー☆タグで投稿される動画が最近ますます少なくなり、一抹の寂しさを感じております。自分もなかなか動画を投稿できずにおり、申し訳ない気持ちがあります。だからといって私のクッキー☆への関心が減少したということはなく、「クッキー☆の完成」は未だ道半ばであると確信しております。細く長く続けたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。