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能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその4(6日目~8日目)
能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその3(2日目~5日目)からのつづき
ひきつづき、私が見つけられた限りで、被災地域出身の力士の活躍を伝える報道について、URLを記録する。
※ 報道記事のURLは、日付け・番付順に掲載し、震災に関連する記述を極力抜粋する。
1.初場所6日目(2024年1月19日)
1-1.北陸の郷土力士の報道
NHK石川 NEWS WEB(動画あり)大相撲初場所6日目 郷土力士の結果
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![](https://assets.st-note.com/img/1706119712831-CZKtZPGIjz.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1706136489792-eT9k6OI5zA.jpg?width=1200)
NHK富山 NEWS WEB
大相撲初場所 6日目 朝乃山は錦木に下手投げで勝ち6連勝
富山新聞
大の里5勝目 輝、欧勝海も白星 朝乃山6連勝 大相撲初場所
1-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)
取組動画
朝乃山 - 錦木
大相撲 朝乃山ー錦木 <令和6年一月場所・6日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル
日刊スポーツ
西前頭7枚目の朝乃山が無傷6連勝、昨年秋場所で敗れた錦木を破る 中盤戦最初の取組も白星
日刊スポーツ
朝乃山が無傷6連勝で優勝争い単独トップ 八角理事長「見てみたい」役力士との対戦楽しみ
サンスポ
元大関の朝乃山が無傷6連勝 錦木を力づくの下手投げで下す/初場所
サンスポ
朝乃山、全勝も首ひねる「もっと落ち着いていかないといけない。内容が大事だ」/初場所
サンスポ
朝乃山、唯一の全勝キープも「相撲内容が悪かった」/初場所
スポニチアネックス
【二所ノ関親方 真眼】朝乃山 単独トップも課題残った…勝負は強敵ぞろいの後半戦
1-3.遠藤の取組動画(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)
取組動画
遠藤 - 王鵬
1-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)
取組動画
宝富士 - 大の里
サンスポ
新入幕、大の里が一方的な突き相撲で5勝目/初場所
東スポ
【初場所】新入幕の大の里が5勝目 若貴時代の名力士が強さ解説…試金石は「朝乃山戦」
1-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)
取組動画
輝 - 白熊
1-6.欧勝海の取組動画(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)
取組動画
欧勝海 - 英乃海
2.初場所7日目(2024年1月20日)
2-1.北陸の郷土力士の報道
NHK石川 NEWS WEB(動画あり)大相撲初場所7日目 郷土力士の結果
![](https://assets.st-note.com/img/1706119756525-U0Vv0IK9ck.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1706119778626-jrMp7N19cW.jpg)
NHK富山 NEWS WEB(動画あり)
大相撲初場所7日目 朝乃山は7連勝 全勝守る
サンスポ
【白星黒星】王鵬、大の里との1敗対決に完敗「今日に限って甘く当たってしまった」/初場所
北國新聞
【がんばれ!郷土力士】大の里圧倒6勝目 21日、遠藤と「石川対決」
(・・・)8日目は同13枚目の遠藤との「石川対決」が組まれ「石川の人もいっぱい見てくれると思う。それでもやることは一つなので頑張る」と憧れの先輩との初対戦を心待ちにした。1敗は4人となり、勝ちっ放しの元大関朝乃山(富山市出身、高砂部屋)を追う。(・・・)
(北國新聞、2024年1月21日)
2-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)
取組動画
明生 - 朝乃山
大相撲 明生ー朝乃山 <令和6年一月場所・7日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル
東スポ
【初場所】朝乃山 無敗で勝ち越し王手「初日から取れるのは本当にうれしい」
(・・・)元日の能登半島地震では、地元の富山も被害を受けた。故郷のためにも「自分は土俵の上で頑張る姿を見せるしかない。少しでも富山県民の皆さんに元気を与えられたら」と今場所にかける思いは強い。自身2度目の優勝が現実味を帯び始めた。まずは明日、ストレートで勝ち越しを決められるか。(・・・)
(東スポ、2024年1月20日)
日刊スポーツ
【若乃花の目】1人全勝の朝乃山、好調要因は腰の安定感 10連勝すれば自らに優勝プレッシャーを
サンスポ
朝乃山は全勝キープも不満気 「内容が悪い。もっと下から攻めないとダメ」/初場所
サンスポ
舞の海氏、朝乃山は「優勝するにはちょうどいい番付の位置」/初場所
日刊スポーツ
大関経験者の朝乃山が7連勝、ただ1人の勝ちっぱなし守るも「これでは上位には勝てない」
サンスポ
【藤島親方のこの一番】朝乃山は実力者の明生を相手に力強い攻め 優勝争いのキーマンとして楽しみだ
北國新聞
朝乃山「重圧よりも声援感じる」 白星と結果で返す決意
2-3.遠藤の取組動画(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)
取組動画
遠藤 - 佐田の海
2-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)
取組動画
大の里 - 王鵬
大相撲 大の里ー王鵬 <令和6年一月場所・7日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル
中日スポーツ
大の里、ド迫力の立ち合いで1敗キープ 8日目に遠藤と石川県勢対決「頑張ります。やることは一つ」【大相撲】
8日目は遠藤との石川県勢対決が組まれた。「石川の人がいっぱい見ていると思うので、頑張ります。やることは一つ」。能登半島地震の被災地となった地元に、真っ向からぶつかる姿で元気を届ける。
やることは一つ」【大相撲】(中日スポーツ、2024年1月20日)
スポーツ報知
新入幕の大の里が4連勝で1敗守る 同じ2000年生まれの王鵬と高1以来の対決制し「幕内で倒せてよかった」
(・・・)8日目は同じ石川出身の幕内・遠藤(追手風)と初対戦。「石川の方が多くみてくれるはず。やることは1つ」と気合。憧れの力士の胸を借り、能登半島地震で大きな被害を受けた故郷に元気を与える。
「幕内で倒せてよかった」(スポーツ報知、2024年1月20日)
スポーツ報知
新入幕の大の里、ざんばら頭が1敗キープ 前半取組では異例の森永賞で人気NO.1 8日目は同郷の先輩・遠藤戦
(・・・)1日の能登半島地震で故郷の石川・津幡町も被災して実家の水道、ガスが止まった。新潟・糸魚川市にある母校・海洋高の寮も被害を受けた。「頑張っている姿を見てもらえば、何か響くものがあると思う」。8日目は同じ石川県出身の幕内・遠藤と初対戦する。「石川の方が多く見てくれるはず。やることは1つ」と気合。憧れの力士に全力で挑み、故郷に希望を与える。
8日目は同郷の先輩・遠藤戦(スポーツ報知、2024年1月21日)
スポーツ報知
【宮城野親方の目】大の里は192センチ183キロでもスピードと圧力ある立ち合い 素質と稽古のたまもの
スポニチアネックス
【玉ノ井親方 視点】大の里が今場所の優勝争いに絡む可能性は十分にある
サンスポ
【藤島親方この一番】新入幕・大の里は掛け値なしのスター候補
サンスポ
舞の海氏、大の里は「早く横綱、大関とがっぷり組んで相撲を見てみたい」/初場所
サンスポ
新入幕の大の里が1敗キープ 手応えを実感「徐々にギアが上がってきた」/初場所
日刊スポーツ
新入幕の大の里が王鵬との1敗対決に圧勝「プレッシャーがすごい」とNHKゲスト解説の須崎優衣
サンスポ
舞の海氏「30年に1人の大器」NHK吉田賢アナ「おっ」
東スポ
【初場所】新入幕・大の里「高校1年生以来の対戦だった」 ライバル王鵬下し堂々のV争いへ
2-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)
取組動画
時疾風 - 輝
2-6.欧勝海の報道(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)
取組動画
欧勝海 - 白鷹山
日刊スポーツ
母が入院すると聞いた欧勝海「ここで決めなきゃいけない」決意通りの十両昇進を決めた先場所
新十両の欧勝海(22=鳴戸)が奮闘している。6日目に英乃海を上手投げで下し、3勝目を挙げた。「相手にもろ差しになられてヤバい、と思ったけど、最後まであきらめずにいけたのがよかった」。星を五分に戻し「ここからが本番。一番、一番集中していきたい」と引き締めた。
3人兄弟の次男で、石川・津幡町の実家は温浴施設「やたの湯」を経営している。親元を離れ、新潟・海洋高で相撲に打ち込ませてくれた親への感謝を忘れたことはなく、その期待に応えたい気持ちは強い。十両昇進を決めた先場所。母が目の手術で入院すると聞くと「ここで(昇進を)決めなきゃいけない」と気合が入った。決意通りの結果を出し、「関取になって家族を早く楽にさせたい」という思いを見事かなえた。
仕事で忙しく、観戦できない家族のために入門以来、欠かさず取組の動画をLINEで送っている。能登半島地震では、幸いにも実家や親族に大きな被害はなかったが、連日、故郷からは心が痛むニュースが聞こえてくる。「勝って地元に元気を与えたい」。堂々と誓った22歳は、今日もそんな一番を届ける。【平山連】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)
2-7.その他
スポニチアネックス
貴闘力が貴乃花と石川県珠洲市で炊き出し 貴乃花から「ぜひ行きたい」との熱意に応え
大相撲の元関脇・貴闘力の鎌苅忠茂氏(56)が20日までに自身のYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」を更新し、能登半島地震で被災した石川県珠洲市で、元貴ノ花親方(元横綱)の花田光司氏(51)とともに炊き出しなど支援活動に従事したことを明かした。
花田光司氏から「ぜひ炊き出しに行きたい。手伝ってほしい」と連絡を受けたことが発端。鎌苅氏は「一度に1000人分ぐらい作れる鍋」など、ちゃんこ道具を花田氏から預かっているという。被災地の関係者と連絡を取り、ボランティアの要望と受け入れ態勢が整っているかを確認した上で、食材や水など必要なものを準備して珠洲市入り。
避難所になっている学校では「俺も引退して22年になるからね。若い人が俺のことを知るわけがない」と実感する場面があった。関係者から「そこの大きい人」と声をかけられ、理科室の掃除を頼まれた。フラスコやビーカーなどガラス製品が多く、散乱していた割れものを片づけ終えると「貴闘力さんって、いますか?」と声をかけられ、「はい、自分ですけど…」と返事。「お年寄りの話し相手になってください」と今度は“大相撲の経験”を生かせる仕事を頼まれた。約200人と交流し「やっと俺の名前をわかってくれた」と苦笑い。うどん500杯など炊き出しを実施。2日間活動したという。
珠洲市へ向かう道中で同県穴水町の被災状況も目にしたといい、同町出身の西前頭13枚目・遠藤(33=追手風部屋)に「頑張らないと」と奮闘を期待していた。
(スポニチアネックス、2024年1月20日)
サンスポ
【甘口辛口】北陸出身力士の大の里、遠藤、朝乃山に対しての大きい声援と拍手が電波に乗って被災地へのエールに
■1月20日 大相撲初場所3日目、つり屋根の上に「満員御礼」の垂れ幕が掲げられる両国国技館にいた。早い時間から多くの観客が訪れ、ひいきの力士に声援を送っている。コロナ前にすっかり戻ったことを喜ぶとともに、特定の力士が土俵に上がると声援や拍手がいつにも増して大きくなることを肌で感じた。大の里、遠藤、朝乃山に対してだ。
大の里は超大物と評判の新入幕。遠藤は入幕以来の人気者で、朝乃山はコロナ禍のガイドライン違反による長期休場への同情もあって常に声援は大きい。だが、今場所はそれらの理由ばかりではない。3人とも、元日に発生した能登半島地震で大きな被害が出た北陸の出身。地元やひいきだからというだけでなく、相撲ファンの被災地への思いが声援や拍手に込められている。小欄もその思いで応援した。
地元の復興を切に願う3人にとって大きな励みとなり力となる声援は、電波に乗って北陸にも届けられ、被災者へのエールにもなる。
老人介護施設では、大相撲が行われている15日間の夕方はスタッフへの呼び出しが大幅に減るという。高齢者が体の不調を忘れるほど夢中になれるのが大相撲なのだ。
大災害の前にスポーツは無力なのか―。日本が天災に見舞われるたびに自問自答する。答えはいつも、大災害を前にスポーツは決して無力ではない。スポーツには人の心を動かす力があるのだから。
電気が復旧しテレビやインターネットで大相撲中継が見られるようなら、被災地でも多くの年配者が画面に見入り、暫しでもつらい現実を忘れてくれたらと思わずにいられない。スポーツが、避難生活で孤独や不安にさいなまれる被災者に寄り添う存在であるよう願う。(鈴木学)
電波に乗って被災地へのエールに(サンスポ、2024年1月20日)
3.初場所中日(2024年1月21日)
3-1.北陸の郷土力士の報道
NHK石川 NEWS WEB 大相撲初場所 中日 郷土力士の結果
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NHK富山 NEWS WEB(動画あり)
大相撲初場所 中日 勝ちっぱなしの朝乃山は玉鷲に敗れる
北國新聞
大の里7勝目 朝乃山初黒星 大相撲初場所
サンスポ
【白星黒星】玉鷲、通算1576回出場 全勝の朝乃山に快勝も「記録は全然、気にしていなかった」
3-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)
(中日に公開)3日目、朝乃山の場所入り
取組動画
玉鷲 - 朝乃山
大相撲 玉鷲ー朝乃山 <令和6年一月場所・8日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル
中日スポーツ
朝乃山、玉鷲のすくい投げに屈し初黒星 支度部屋では右足首を気にするしぐさも「大丈夫っす」【大相撲初場所】
日刊スポーツ
大関経験者の朝乃山が初黒星 富山商高時代の恩師の命日に無傷のストレート勝ち越しはならず
日刊スポーツ
朝乃山が初黒星 土俵下でしばらく動かなかったが「足は大丈夫」富山商高時代の恩師命日を飾れず
スポニチアネックス
朝乃山 痛っ!玉鷲に敗れ早くも全勝力士消える 右足首ひねってヒヤリ
スポニチアネックス
朝乃山敗れ全勝消えた…ひねった?右足首気にするしぐさも「大丈夫。痛かったら歩けないから」
スポニチアネックス
【玉ノ井親方 視点】朝乃山は攻め急いだのが敗因 痛めた右足首の状態が気がかりだ
サンスポ
全勝の朝乃山が初黒星 右足ひねり土俵下で険しい表情/初場所
サンスポ
無敗だった朝乃山に土「いいんじゃないですか。1敗ぐらい」/初場所
サンスポ
舞の海氏「歓声は半分以上は朝乃山かも…玉鷲はよく分かっている」/初場所
東スポ
【初場所】朝乃山が初黒星で新大関以来の中日給金ならず 右足を気にするしぐさも「大丈夫」
富山新聞
朝乃山の連勝止まる
スポーツ報知
元大関・朝乃山の連勝が7で止まる 右足を痛め土俵下で立てずも「大丈夫」
スポーツ報知
39歳の玉鷲、全勝の朝乃山止めた! 通算1576回出場の鉄人「強い人と当たるのは楽しい」
3-3.遠藤の報道(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)
(中日に公開)3日目、遠藤の場所入り
取組動画
大の里 - 遠藤
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大相撲 大の里ー遠藤 <令和6年一月場所・8日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル
サンスポ
舞の海氏、遠藤-大の里は「2人とも石川県出身でどちらにも勝たせてやりたい」/初場所
大相撲初場所8日目(21日、両国国技館)大相撲初場所8日目(21日、両国国技館)大の里(23)が遠藤(33)との石川勢対決を制し、連勝を5に伸ばした。7敗目を喫した遠藤は同郷対決について「特になかったかな。後半戦も精いっぱい、相撲を取る」と前を向いた。
遠藤は穴水町出身。奥能登の玄関口は深い傷を負った。大の里は金沢市近郊の津幡町生まれ。実家は断水や停電を経験した。土俵では勝負だが、震災後は穴水町から通常の3倍となる約3時間をかけて津幡町の入浴施設を訪ねる被災者も多かったという。
NHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平氏 (55)=元小結=は「2人とも石川県出身でどちらにも勝たせてやりたいですけどね」と複雑な様子だった。
(サンスポ、2024年1月21日)
3-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)
(中日に公開)3日目、大の里の場所入り
取組動画
大の里 - 遠藤
中日スポーツ
新入幕の大の里、遠藤との石川対決で完勝 「今も雲の上の存在。自分の武器をぶつける気持ち」【大相撲初場所】
立ち合いから一直線。新入幕の大の里(二所ノ関)が遠藤(追手風)との石川県勢対決への期待のこもった拍手を、一瞬でどよめきに変えてみせた。もろ手で突いて吹っ飛ばし、すかさず足を運んで腰も降ろして押し出して7勝目。全勝がいなくなったことで、初土俵からわずか5場所の23歳が先頭に並んだ。
「今も雲の上の存在。技術勝負では絶対に勝てない。自分の武器をぶつける気持ちだった」と話した大の里は遠藤ウオッチャーだった。小学生の時は角界入り前の遠藤にくぎ付け。「アマチュア横綱になった時もテレビで見てました」。相撲に打ち込む環境を求め、故郷を出て進学した新潟・糸魚川市能生中時代は稽古後、幕内での白星のニュースが一番の楽しみだった。
そんな憧れの人と初場所前に文字通り肩を並べた。昨年12月下旬、JR金沢駅などに設置されている石川県出身の現役幕内経験者の等身大パネルに、大の里が仲間入り。遠藤と並ぶ形でセンターを張っている。そんな晴れ姿を大の里自身も目にして、気を引き締めて帰省を終えた。
稽古場で自ら胸を出し、立ち合いの大切さを説き続けている師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「圧力もあって、遠藤のうまさを出させなかった。いろいろな経験をして、何かをつかんでもらえたら」と評価。八角理事長(元横綱北勝海)も「上位と当たる可能性もある。どういう相撲を取るか見てみたい」。後半戦の注目株に浮上した。
場所前に師匠からエール代わりに出された新入幕での”稀勢の里超え”となる10勝指令クリアへ、まずは勝ち越しに王手。「しっかり集中して、けがしないで15日間、厳しい相撲を取っていきたい」。さらなる進化に向けて目が離せない。
日刊スポーツ
新入幕大の里、石川県の憧れの先輩破り勝ち越しに王手「今も雲の上の存在。勝てたのはうれしい」
新入幕の西前頭15枚目大の里(23=二所ノ関)が、憧れの郷土の先輩を破り、優勝争いの先頭に並ぶ1敗を守った。石川県出身対決となった10歳上の西前頭13枚目遠藤との初顔合わせで押し出し。新入幕が、昭和以降最速タイ(もう1人は伯桜鵬)の所要3場所だった遠藤に、同3位の所要4場所で果たした大の里が完勝し、勝ち越しに王手をかけた。全勝の前頭朝乃山が敗れ、他に1敗の関脇琴ノ若、前頭阿武咲と4人が先頭で並ぶ展開となった。
テレビの中の人だった遠い存在を圧倒した。大の里は、もろ手突きの立ち合いで遠藤をはじき飛ばした。館内にどよめきが残る中、休まず突いて、押して、前に出て完勝。遠藤は日大時代に、大の里は日体大時代に2年連続で輝いた元アマチュア横綱対決を制した。「やっちゃいけないことをやらない。そこだけ徹底した。技術勝負したら絶対に勝てない。まわしを取ったら強いので。自分の武器をぶつけた」。屈指の相撲巧者を圧力で封じ込めた。
地元の“遠藤フィーバー”は忘れられない光景だった。小学6年時。まだ学生ながら、相撲どころ石川県は遠藤のアマチュア横綱に沸いた。「石川県が盛り上がっていた」(大の里)と、強く印象に残っている。自身は当時、テレビで観戦。「小さいころから見ていた、今も雲の上の存在。その人に勝てたのはうれしい」。中学1年時に遠藤が新入幕した際、対戦することなどは想像もしていなかった。
師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と磨いてきた立ち合いの圧力は、日に日に威力を増している。「まだ分からない」と成長の実感はないというが、同親方は「圧力もあって立ち合いもよかった」と太鼓判を押した。元日の能登半島地震で、今も多くの人が困難な生活を送る郷土へ、遠藤に続く新たなヒーロー誕生を示した。【高田文太】
勝てたのはうれしい」(日刊スポーツ、2024年1月21日)
サンスポ
大の里「今も雲の上の存在」遠藤との石川県出身力士対決を制し7勝目/初場所
大相撲初場所8日目(21日、両国国技館)能登半島地震で大きな被害を受けた石川県出身力士の対決は、新入幕の西前頭15枚目大の里(23)が同13枚目遠藤(33)を押し出して7勝目。遠藤は7敗目を喫した。
寄り添う気持ち、届ける思いは勝るとも劣らない。1日に発生した能登半島地震。幕内に2人いる石川県出身力士の対決は、新入幕の大の里が立ち合いの圧力で遠藤を圧倒。押し出した。
「技術勝負になったら絶対に勝てない。まわしを取らせず、自分の武器をぶつけられた」
183キロ。10歳年上の先輩を破った大の里は1敗を守り、首位集団に名を連ねた。初顔合わせとなった遠藤は連日、古傷を抱える両膝にテーピングを施す。「相手の力をはかることは、今の僕にはできない」と苦しい胸の内を吐露した。
遠藤は穴水町出身。奥能登の玄関口は深い傷を負った。大の里は金沢市近郊の津幡町生まれ。実家は断水や停電を経験した。土俵では勝負だが、震災後は穴水町から通常の3倍となる約3時間をかけて津幡町の入浴施設を訪ねる被災者も多かったという。
ともに大学4年時に「アマチュア横綱」「国体・成年男子」の2つのタイトルを獲得して幕下10枚目格付け出しで初土俵。遠藤は昭和以降最速の所要3場所、大の里は4場所で新入幕。出世が早く髪の伸びが追いつかず、ざんばら髪で幕内で闘う姿が重り合う。大の里は遠藤が鳴り物入りで入門した当時を「石川県がすごく盛り上がっていた。対戦するなんて考えてもいなかった。今も雲の上の存在」とした。
遠藤の母校、穴水町立向洋小学校は現在も避難所として約50人が滞在。折しも、この日からテレビ中継が見られるようになった。「追手風・遠藤穴水後援会」の関係者は「勝負はさておき、同じ郷土力士として応援したい」。大相撲では出身地が同じ力士を「国(くに)もん」と呼び、親近感を表す。〝呉越同舟〟の感情に偽りはない。(奥村展也)
(サンスポ、2024年1月21日)
スポニチアネックス
大の里 110年ぶり新入幕Vへ電車道 石川の星対決「雲の上の存在」遠藤を圧倒し7勝目
新入幕・大の里が、同じ石川県出身の遠藤を破って7勝目を挙げた。ともに幕下10枚目格付け出しでデビューした元アマチュア横綱で共通項の多い同郷の大先輩を圧倒し、勝ち越しに王手、1914年夏場所の両国以来110年ぶりとなる新入幕Vも見えてきた。全勝だった平幕・朝乃山は玉鷲に敗れて初黒星。1敗を守った関脇・琴ノ若、平幕・阿武咲、大の里と4人が首位に並んだ。綱獲りの霧島は2敗目を喫した。
大の里のすさまじい馬力に、場内は歓声ではなくどよめきに包まれた。立ち合い強烈なもろ手突きで吹っ飛ばし、そのまま前に出て電車道。「まわしを取らせたらうまいし強い。技術で勝負したら絶対勝てない」。相撲巧者の遠藤に何もさせず、パワーで圧倒した。
破壊力抜群の立ち合いは学生時代から際立っていたが、プロ入り後さらに進化。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と本気でぶつかり合う“立ち合い勝負”の稽古を昨年の名古屋場所前から行ってきた。元横綱の圧力は現役引退から約5年たっても健在で、まだまだ簡単には勝てないという。「口では伝えられないような衝撃を感じられる。良い経験をさせてもらっています」。体を使って教え込んだ師匠は「自分の力を伝える立ち合いができるようになってきた」と愛弟子の成長を評価した。
遠藤は、大の里よりも1場所早く昭和以降最速の所要3場所で新入幕を果たし、憧れの存在だった。「テレビで見て凄いと思っていた。石川県が盛り上がっていた」。13年秋場所の“ざんばら旋風”で地元のスター誕生に沸いたことは、当時13歳だった大の里の脳裏にも焼き付いていた。
「今も雲の上の存在」と尊敬する同郷の大先輩を撃破。1日に起きた能登半島地震の被災地へ、元気を届ける一番にもなったはずだ。全勝の朝乃山が敗れたことで首位に浮上。1914年夏場所の両国以来、実に110年ぶりの新入幕優勝も視界に入ってきた。23歳の勢いも立ち合いのスピードも、ここからさらに加速する。
(スポニチアネックス、2024年1月22日)
東スポ
【初場所】〝スピード出世対決〟は大の里に軍配「雲の上の存在に勝てたのはうれしい」
ダークホースが現れた。大相撲夏場所8日目(21日、東京・両国国技館)、新入幕の大の里(23=二所ノ関)が幕内遠藤(33=追手風)を一方的に押し出して7勝目(1敗)を挙げた。
大の里は昭和以降3位タイの初土俵から所要4場所で新入幕。遠藤は1位タイの3場所での幕内力士となった。同じ石川県出身同士の〝スピード出世対決〟は大の里に軍配。取組後に「(遠藤は)石川出身だし、ずっと小さいころから見ていた。アマチュア横綱になった時も見ていて、今でも雲の上の存在。その人に勝てたのがうれしい」と大先輩に勝った喜びをかみしめた。(・・・)
(東スポ、2024年1月21日)
夕刊フジ
目指せ〝角界の大谷〟大の里 能登出身、故郷思う言葉ににじむ人柄 小細工は全くせず…常に真っ向勝負も魅力
サンスポ
舞の海氏、大の里に「対戦相手もお客さんも呆気に取られている」/初場所
サンスポ
舞の海氏「何者なんだろう。もうすべて備えている」/初場所
スポーツ報知
新入幕の大の里が5連勝で1敗で首位に並ぶ 同じ石川出身の幕内・遠藤に「雲の上の存在に勝ててうれしい」
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【尾車親方の目】大の里が遠藤を一直線 寒気すら感じる大相撲界の“新しい地図”
3-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)
(中日に公開)3日目、輝の場所入り
取組動画
輝 - 大翔鵬
3-6.欧勝海の取組動画(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)
(中日に公開)3日目、欧勝海の場所入り
取組動画
對馬洋-欧勝海(取り直し前の一番)
取組動画
對馬洋 - 欧勝海(取り直しの一番)
能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその5(9日目~11日目)につづく
※ ヘッダー写真の出典は、日刊スポーツ(2023年1月8日付)。
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