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能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその3(2日目~5日目)


能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその2(初日)からのつづき


ひきつづき、私が見つけられた限りで、被災地域出身の力士の活躍を伝える報道について、URLを記録する。

※ 報道記事のURLは、日付け・番付順に掲載し、震災に関連する記述を極力抜粋する。


1.初場所2日目(2024年1月15日)


1―1.北陸の郷土力士の報道


NHK石川 NEWS WEB(動画あり)大相撲初場所 2日目 郷土力士の結果


出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:ABEMA


NHK富山 NEWS WEB(動画あり)
大相撲初場所2日目 朝乃山は金峰山に寄り切り勝利で2勝目


サンスポ
【白星黒星】朝乃山、2連勝「目の前の一番に精いっぱい取り組んでいく」/初場所

(・・・)○…大の里(新入幕は2連勝と好発進)「まだ先は長い。一日一番、集中力を切らさず頑張る」

○…遠藤(初白星)「その日その日で精いっぱいやっている。できることを一生懸命やるだけ」

○…朝乃山(富山市出身の元大関は2連勝)「目の前の一番に精いっぱい取り組んでいく。能登半島地震から2週間たったが、早く元の生活に戻れるよう少しでも協力したい」(・・・)

【白星黒星】朝乃山、2連勝「目の前の一番に精いっぱい取り組んでいく」/初場所
(サンスポ、2024年1月15日)


1-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)


取組動画
金峰山 - 朝乃山


大相撲 金峰山ー朝乃山 <令和6年一月場所2日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル


日刊スポーツ
朝乃山が初日から2連勝 能登半島地震の被災者を勇気づけるには「1番は白星を届けること」

(・・・)元日の能登半島地震に心を痛めた。富山市の実家、富山・氷見市の祖母宅などは日常を取り戻しているというが、初日の取組後は「場所中、地震のことはあまり話したくない。亡くなった方、今も行方不明の方も大勢いるので、軽々しくは話せない」と、神妙な顔つきで話していた。もちろん、自身が北陸地方を思っていることを発信することで、被災者を勇気づけることも理解している。それだけに「土俵で戦う姿を見せて、相撲で恩返しするしかない。1番は白星を届けること」とも力説。これまで以上に故郷を、北陸地方出身ということを背負って戦う覚悟がにじんだ。(・・・)

朝乃山が初日から2連勝 能登半島地震の被災者を勇気づけるには「1番は白星を届けること」
(日刊スポーツ、2024年1月15日)


東スポ
【初場所】朝乃山が連勝発進 地震の被災地を気遣う「早く元の生活に戻ることを願っている」

(・・・)元日の能登半島地震では石川県が大きな被害を受けた。隣県・富山出身の朝乃山は「元日から地震というのは、めったにないこと。2週間たっても、石川県は元の生活に戻っていない。早く元の生活に戻ることを願ってる」と気遣った。

【初場所】朝乃山が連勝発進 地震の被災地を気遣う「早く元の生活に戻ることを願っている」
(東スポ、2024年1月15日)


1-3.遠藤の報道(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)


取組動画
隆の勝 - 遠藤


日刊スポーツ
石川・穴水町出身の遠藤が2日連続で故郷の石川県にちなんだ化粧まわしを着けて土俵入り

西前頭13枚目の遠藤(33=追手風)が、初日に続いて故郷の石川県にちなんだ化粧まわしを締めて幕内土俵入りに臨んだ。

色鮮やかなピンク色の化粧まわしには、故郷の石川県全体の地図、県の観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」や名所の兼六園の灯籠が描かれており、X(旧ツイッター)では「遠藤の化粧まわしに石川県の愛を感じる」「故郷への思いが伝わります」とファンからコメントが寄せられた。

石川・穴水町出身の遠藤は、初日には地元後援会から贈られた化粧まわしを着けて堂々たる姿で土俵入りを行っていた。取組前には出身地がアナウンスされると大きな歓声が起きていた。初勝利をかけて2日目の隆の勝戦に臨む。

石川・穴水町出身の遠藤が2日連続で故郷の石川県にちなんだ化粧まわしを着けて土俵入り
(日刊スポーツ、2024年1月15日)


NHK
横綱 照ノ富士が若元春に敗れ初黒星 大相撲初場所2日目

(・・・)石川 穴水町出身の遠藤 “初日が出てよかった”
石川県穴水町出身の遠藤は今場所初白星に「初日が出てよかった。あとは自分ができることをやるだけ。少しでも元気を送れるように頑張る」と発生から2週間となった能登半島地震で被災した地元への思いを交え、話しました。

(・・・)また、2日目の15日は、阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日に兵庫県の淡路島で生まれた幕内経験者の照強が幕下の土俵に上がり、今場所最初の相撲で白星を挙げました。照強は能登半島地震について触れ、「揺れたと思ってテレビをつけたら、被害がすごくてうわっと思った。東日本大震災や新潟県中越地震などの被害を見て、自分の使命感は強くなっている。被災している方もいるので元気づけられるように頑張りたい」と話していました。

横綱 照ノ富士が若元春に敗れ初黒星 大相撲初場所2日目(NHK、2024年1月15日)


中日スポーツ
遠藤、隆の勝を押し出し初白星 この日は能登半島デザインの化粧まわし「少しでも元気を送れるように」【大相撲初場所】

(・・・)能登半島地震の被害が大きい石川県穴水町出身。この日は能登半島などがデザインされた化粧まわしを使用した。「少しでも元気を送れるように頑張ります、また明日も」と話した。

遠藤、隆の勝を押し出し初白星 この日は能登半島デザインの化粧まわし「少しでも元気を
送れるように」【大相撲初場所】(中日スポーツ、2024年1月15日)


北國新聞
初場所、被災地出身の力士が奮闘 発生2週間、遠藤「心配だ」


1-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)


取組動画
琴勝峰 - 大の里


大相撲 琴勝峰ー大の里 <令和6年一月場所2日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル


日刊スポーツ
2日続けて故郷を勇気づける白星…新入幕の大の里が初日から2連勝、石川県出身で実家も被災

(・・・)石川県津幡町出身。元日の能登半島地震で、実家は停電などの被害に遭ったが、故郷を勇気づける白星を2日続けて挙げた。(・・・)

2日続けて故郷を勇気づける白星…新入幕の大の里が初日から2連勝、石川県出身で実家も被災
(日刊スポーツ、2024年1月15日


スポニチアネックス
新入幕・大の里が先場所2度敗れた琴勝峰に雪辱 2連勝で初の懸賞金獲得「ちょっと迷った」


サンスポ
新入幕の大の里は2連勝 初の懸賞を2本獲得「師匠に何かプレゼントできたら」/初場所



1-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)


取組動画
輝 - 紫雷


1-6.欧勝海の取組動画(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)


取組動画
千代栄 - 欧勝海


1-7.その他の報道


サンスポ
照強が白星スタート 能登半島地震へ思い「元気づけられたら」/初場所

大相撲初場所2日目(15日、両国国技館)阪神大震災が起きた1995年1月17日に、震源地に近い兵庫県洲本市で生まれた幕下の照強(伊勢ケ浜部屋)が能登半島地震の被災地へ思いを語った。毎年特別な気持ちで臨む初場所で白星スタート。「今年は1月1日の地震もあった。被災されている方もいるので、元気づけられたらと思う」と表情を引き締めた。

17日で阪神大震災から29年。その間にも東日本大震災などがあり「使命感は強まっている」と話す。来年は発生30年となるが「29年も30年も変わらない。一年一年、しっかりやるだけ」と言葉に力を込めた。

照強が白星スタート 能登半島地震へ思い「元気づけられたら」/初場所
(サンスポ、2024年1月15日)


日刊スポーツ
阪神・淡路大震災の日に生まれた照強が白星発進 能登半島地震を憂いながら元気づける相撲を誓う

(・・・)阪神・淡路大震災が起きた95年1月17日に兵庫県の淡路島で生まれた。毎年この時期を迎えると自身の誕生日とともに、震災で亡くなった人たちのことをしのぶ気持ちが増す。新潟中越地震や東日本大震災などの自然災害を思い返し、力士としての「使命感が強まっていくところがある」と話した。

元日に発生した能登半島地震を憂いながら、何ができるかと考える。29回目の誕生日を迎える17日に取組があれば、「少しでも元気づける相撲が取れれば」と口元を引き締めた。

阪神・淡路大震災の日に生まれた照強が白星発進 能登半島地震を憂いながら
元気づける相撲を誓う(日刊スポーツ、2024年1月15日)


2.初場所3日目(2024年1月16日)



2-1.北陸の郷土力士の報道


NHK石川 NEWS WEB 大相撲初場所 3日目 郷土力士の結果


出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:ABEMA


NHK富山 NEWS WEB(動画あり)
大相撲初場所3日目 朝乃山は湘南乃海に寄り切りで勝ち3連勝


サンスポ
【白星黒星】阿武咲、新入幕大の里に完勝「土俵に上がれば一緒。勝ち負けしかない」/初場所

○…欧勝海(新十両で初白星)「ほっとした。2番負けて、どうすれば勝てるかと悩んでいた。流れを変えていかないと、と思い切っていった」

○…阿武咲(新入幕大の里に完勝)「土俵に上がれば一緒。勝ち負けしかない。しっかり中に入ろうと思っていた」

○…朝乃山(元大関は3連勝)「一日一番です。ご飯を食べて寝るだけ。なるようにしかならない。前に出れば体を生かした相撲が取れる」(・・・)

【白星黒星】阿武咲、新入幕大の里に完勝「土俵に上がれば一緒。勝ち負けしかない」/初場所
(サンスポ、2024年1月16日)


北國新聞
欧勝海初白星 大の里に土 朝乃山は3連勝 大相撲初場所


2-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)


取組動画
朝乃山 - 湘南乃海


大相撲 朝乃山ー湘南乃海 <令和6年一月場所・3日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル


中日スポーツ
右四つの朝乃山、左を差して出る新たな武器で3連勝発進 被災地勇気づけへ2桁白星ロードまい進【大相撲初場所】

(・・・)富山市出身。地元だけでなく、能登半島地震での隣県・石川の被害にも胸を痛めている。自身の好物で、化粧まわしにもあしらわれている冬の味覚の寒ブリの漁が再開されるなど、明るいニュースに少しだけ表情を和らげた。
 「少しでも早く、元の生活に戻れることを願っている。力士としても協力できれば」。まずは勝って被災地を勇気づける。

右四つの朝乃山、左を差して出る新たな武器で3連勝発進 被災地勇気づけへ
2桁白星ロードまい進【大相撲初場所】(中日スポーツ、2024年1月16日)


サンスポ
朝乃山が復興願う3連勝 祖母が富山・氷見市在住「一番は白星を届けること」/初場所

(・・・)1日に発生した能登半島地震に、富山県出身の朝乃山も心を痛める。能登半島に近い富山・氷見市には祖母が暮らしており、石川県を中心に深く傷ついた北陸地方では、いまだに安否確認ができない人々もいる。

朝乃山にとって「初場所」のこの時季は、大切な人を失った悲しみや苦しみに思いを寄せるときでもある。

平成29年初場所開催中の1月21日には、富山商高時代に得意の右四つの型を教え込んだ恩師の浦山英樹監督(享年40)ががんのため死去。令和2年初場所中の1月18日には、その右四つを磨いてくれた当時の近大相撲部監督、伊東勝人氏が急逝した(享年55)。毎年1月は人の縁、生と死と向かい合うときを迎えるのだ。

「北陸出身の力士の闘う姿をみて、少しでも元気になってほしい。一番は白星を届けることだと思う」と出身地方を思いながらも、連勝発進に「一番、一番が大切になってくる。自然体で。充実している」と地に足をつける。(・・・)

朝乃山が復興願う3連勝 祖母が富山・氷見市在住「一番は白星を届けること」/初場所
(サンスポ、2024年1月16日)


東スポ
【初場所】朝乃山3連勝 故郷近くの被災地へ「元気と勇気を与えられる相撲が取りたい」

(・・・)元日の能登半島地震では石川県が大きな被害を受けた。隣県・富山出身の朝乃山は、震災当日に家族と連絡を取ったという。幸いにも実家は無事だったが、この日も能登半島で震度5弱を計測するなど予断を許さない状況が続く。

「富山も石川に比べたら被害は少ないけど、同じ北陸だし応援してくれていると思う。初場所が始まって、特に高齢者の方が相撲を楽しみにしている。画面越しで応援してもらっている人に、元気と勇気を与えられる相撲が取りたい」と活躍を誓った。(・・・)

【初場所】朝乃山3連勝 故郷近くの被災地へ「元気と勇気を与えられる相撲が取りたい」
(東スポ、2024年1月16日)


日刊スポーツ
大関経験者の朝乃山が昨年夏場所以来の初日から3連勝「うまく左が入った」湘南乃海を寄り切り


スポニチアネックス
【玉ノ井親方 視点】朝乃山はこの位置で簡単に負けることはない


時事通信
朝乃山、会心の一番 大相撲初場所

(・・・)富山市出身。今場所は、能登半島地震で被災した北陸を勇気づける活躍を誓って臨んでいる。初日からの3連勝に「一日一番。やるしかない」と気合を入れ直した。

朝乃山、会心の一番 大相撲初場所(時事通信、2024年1月16日)


2-3.遠藤の取組動画(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)


取組動画
遠藤 - 妙義龍


2-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)


取組動画
大の里 - 阿武咲


日刊スポーツ
大の里が幕内で初黒星「集中力が欠けていた。相手の方が上だった」経験豊富な阿武咲に完敗


2-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)


取組動画
輝 - 志摩ノ海


2-6.欧勝海の報道(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)


取組動画
栃武蔵 - 欧勝海


スポニチアネックス
新十両・欧勝海が初白星「目の前の相手に対してだけ集中」連敗スタートも気持ち切り替え

(・・・)新入幕の大の里と同じ石川県津幡町の出身。今月1日に発生した能登半島地震で被災した故郷のためにも、と意気込んで始まった新十両場所は初日から2連敗。「どうすれば勝てるか悩んでいた。“負けたらどうしよう”とか考えず、目の前の相手に対してだけ集中するようにした」。気持ちを切り替えて臨み、待望の白星をつかみ取った。(・・・)

新十両・欧勝海が初白星「目の前の相手に対してだけ集中」連敗スタートも気持ち切り替え
(スポニチアネックス、2024年1月16日)


2-7.その他


スポニチアネックス
照強 1・17前日の2番相撲に勝利「力にしてもらえれば」 糖尿病で幕内上位から幕下陥落も再起期す

(・・・)照強は95年1月17日、兵庫県南あわじ市出身。阪神大震災当日、震源に近い淡路島に生まれた。
 「うれしいだけじゃ過ごせない誕生日です」。かつてそう語ったこともある誕生日を翌日に控えた2番相撲に勝利し、「勝ててよかったんじゃないか。向こうは右を取ったら強い。右を取らせないように行きました」と完勝を振り返った。

 相手の動きを見る立ち合いから左を深く差し込んだ。右は前褌をしっかりつかみ、左半身になりながら前へ出た。「阪神大震災もそうだけど、元旦に起きた(能登半島)地震もそう。被災された方も含めて少しでも励みになれば。(自身の存在を)知ってもらって、力にしてもらえればいい」と思いを口にした。(・・・)

照強 1・17前日の2番相撲に勝利「力にしてもらえれば」 糖尿病で幕内上位から幕下陥落も
再起期す(スポニチアネックス、2024年1月16日)


日刊スポーツ
淡路島出身で幕内経験者の幕下照強、28歳最後白星 阪神・淡路大震災の95年1月17日生まれ

(・・・)阪神・淡路大震災が起きた95年1月17日に、震源地に近い兵庫県の淡路島で生まれた。毎年、地震が発生した早朝に、神棚に向かって黙とうしている。誕生日であると同時に、困難な状況にもかかわらず、生命を授かったことへの感謝、支えてくれた故郷に思いをはせる特別な日でもある。加えて今年は「1日に起きた地震(能登半島地震)の被災者もいる。被災された方々に(自分のような)こういう力士もいると知ってもらい、ちょっとでも励みや力になれば。今はしんどい、しんどいに、なっていると思うけど、話題の1つにでもなれば」と、一段と、大規模な地震、それに苦しむ人々に思いをめぐらせた。(・・・)

淡路島出身で幕内経験者の幕下照強、28歳最後白星 阪神・淡路大震災の95年1月17日生まれ
(日刊スポーツ、2024年1月16日)


毎日新聞
阪神大震災当日に生まれた照強、使命感を力に変えて 大相撲

 阪神大震災が起きた日に兵庫・淡路島で生まれた大相撲の幕下・照強(本名・福岡翔輝、伊勢ケ浜部屋)が17日、29歳の誕生日を迎えた。今年の元日に起きた能登半島地震などの被災者にも思いを寄せながら奮闘を続ける。

(・・・)毎年やってくる「1月17日」は初場所中に迎える。誕生日は、多くの人にとっては阪神大震災の発生日であり、自らも「節目」として思いを新たにする。

 当時のことは映像では見たことがあっても、記憶としては残っていない。だが「東日本大震災や今回の能登半島地震など、記憶に残るような地震の様子を見て、使命感は強まっていく」と、特別な運命の巡り合わせを感じ、力に変えようとしている。

(・・・)17日は例年、神棚に手を合わせる。今場所は取組はないが、「被災された人たちを元気づけられたら。頑張るしかない」と土俵から思いを届けようとしている。

阪神大震災当日に生まれた照強、使命感を力に変えて 大相撲
(毎日新聞、2024年1月17日)


3.初場所4日目(2024年1月17日)


3-1.北陸の郷土力士の報道


NHK石川 NEWS WEB(動画あり)大相撲初場所4日目 郷土力士の結果


出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:ABEMA
出典:ABEMA
出典:ABEMA


NHK富山 NEWS WEB(動画あり)
大相撲初場所 4日目 朝乃山が北青鵬に寄り切りで勝ち4連勝


富山新聞
大の里3勝目 欧勝海2連勝 朝乃山4連勝 大相撲初場所


3-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)


取組動画
北青鵬 - 朝乃山


大相撲 北青鵬ー朝乃山 <令和6年一月場所・4日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル


日刊スポーツ
朝乃山が平幕でただ1人勝ちっぱなしの4連勝「北陸出身力士はよりいっそう力が入る」V争い誓う

(・・・)大関復帰へ出直しの場所前、元日に故郷の富山も被災した能登半島地震に心を痛めた。

「元日から悲しいニュースがあって、今場所、北陸出身力士は、よりいっそう力が入ると思う。1人1人が頑張れば、元気や勇気を与えられる。自分も2桁勝って、優勝争いに加わるよう頑張りたい」。被災した人たちを勇気づけたい決意表明だった。

初日から4日間、その思いは土俵上で結果として示している。混沌(こんとん)とする場所の主役になるべく、残り11日間も厳しい相撲を突き詰めていく。(・・・)

朝乃山が平幕でただ1人勝ちっぱなしの4連勝「北陸出身力士はよりいっそう力が入る」
V争い誓う(日刊スポーツ、2024年1月17日)


スポーツ報知
朝乃山「関取以上で富山出身は僕だけ。意識して頑張りたい」…被災地へ勇気届ける無傷4連勝

(・・・)会心の相撲をファンに届けたかった。この日、阪神大震災から29年が経過。今年の元日には能登半島地震が発生した。富山市にある朝乃山の実家は無事だったが、氷見市に住む祖母は停電や断水などの被害を受けた。心を痛めていた。「富山の人間山脈」の異名を持ち、地元への感謝を常々口にする29歳は「関取以上で富山出身は僕だけ。意識して頑張りたい」と神妙だった。(・・・)

朝乃山「関取以上で富山出身は僕だけ。意識して頑張りたい」
…被災地へ勇気届ける無傷4連勝(スポーツ報知、2024年1月18日)


スポーツ報知
【尾車親方の目】朝乃山よ故郷の富山へ恩返しする番だ…大関時代よりバージョンアップしている

(・・・)親類が富山・氷見市で被災したという。コロナ禍の感染対策ガイドライン違反による6場所出場停止で、一度は故郷に不義理を働いたが、今度は朝乃山が恩返しする番だ。「江戸の大関より、土地の三段目」とはよく言ったものだ。(尾車親方=元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

【尾車親方の目】朝乃山よ故郷の富山へ恩返しする番だ
…大関時代よりバージョンアップしている(スポーツ報知、2024年1月18日)


日刊スポーツ
朝乃山が初日から4連勝 2連敗中で現役最長身204センチの北青鵬を撃破


サンスポ
元大関の朝乃山、圧巻の寄りで無傷の4連勝/初場所


サンスポ
朝乃山、平幕ではただ一人初日から4連勝 一気に前に出て北青鵬に圧勝/初場所


スポニチアネックス
朝乃山 三役復帰へ4連勝 過去2戦2敗の難敵・北青鵬に完勝 無傷は早くも3人だけ


3-3.遠藤の取組動画(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)


取組動画
阿武咲 - 遠藤


3-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)


取組動画
島津海 - 大の里


大相撲 島津海ー大の里 <令和6年一月場所・4日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル


日刊スポーツ
大の里が島津海との新入幕対決で圧勝「先場所負けた相手なので気合入りました」


サンスポ
大の里、一気の押し出しで新入幕同士の一番を制す/初場所


サンスポ
大の里、圧巻の相撲で島津海との新入幕対決を制す「自分の立ち合いができた」/初場所


3-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)


取組動画
輝 - 欧勝馬


3-6.欧勝海の取組動画(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)


取組動画
欧勝海 - 天照鵬


4.初場所5日目(2024年1月18日)


4-1.北陸の郷土力士の報道


NHK石川 NEWS WEB(動画あり)大相撲初場所5日目  郷土力士の結果
※ 欧勝海の新十両インタビューの動画あり


出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:NHK石川 NEWS WEB
出典:NHK石川 NEWS WEB


NHK富山 NEWS WEB(動画あり)
大相撲初場所5日目 朝乃山は平戸海と対戦


北國新聞
大の里4勝目 朝乃山5連勝 大相撲初場所


4-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)


取組動画
平戸海 - 朝乃山


大相撲 平戸海ー朝乃山 <令和6年一月場所・5日目>SUMO
日本相撲協会公式チャンネル


日刊スポーツ
朝乃山が平戸海破り5連勝で序盤戦無敗、近大恩師の命日に白星を天国へ


スポニチアネックス
朝乃山 3年ぶりに近大時代の恩師・伊東前監督の命日に勝つ 琴ノ若と全勝は2人 1敗の平戸海を寄り切る


スポニチアネックス
朝乃山 全勝キープ 恩師命日に恩返し「教えを守りながらやっていく」


サンスポ
朝乃山、平戸海を寄せつけず初日から5連勝/初場所


サンスポ
朝乃山、近大相撲部時代の監督・伊東勝人さんの命日に白星「結果で恩返し」/初場所


東スポ
【初場所】朝乃山が5連勝も…元白鵬の宮城野親方は「もう、あいつはアカン」と〝ダメ出し〟


スポーツ報知
【宮城野親方の目】「強い朝乃山が帰ってきた」と言えるのは、上手を取ることを最優先に上位陣に勝ち切れば


スポーツ報知
朝乃山が無傷の5連勝 恩師の命日に「結果を出すことが恩返し」


4-3.遠藤の取組動画(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)


取組動画
宝富士 - 遠藤


4-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)


取組動画
碧山 - 大の里


日刊スポーツ
新入幕の大の里が2連勝「攻める意識で行こうと」序盤戦5日間を4勝1敗の好成績で通過


サンスポ
大の里、好内容で4勝「あと10日間、気を緩めずに頑張りたい」/初場所


4-5.輝の取組動画(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)


取組動画
千代翔馬 - 輝


4-6.欧勝海の取組動画(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)


取組動画
千代丸 - 欧勝海



4-7.その他


日刊スポーツ
白鵬杯が2・12に国技館で開催決定 コロナ禍前と同等の1100人参加 富栄ドラムも来場

宮城野親方(38=元横綱白鵬)が、少年相撲の世界大会「白鵬杯」の第14回大会を、2月12日に東京・両国国技館で開催すると発表した。ウクライナなど世界10カ国から、約1100人が参加予定。元日に能登半島地震が起きた北陸地方からは10チームが参加予定で、そのうち特に被害の大きかった地域の2チームは、招待する形で交通費や宿泊費などを大会側が負担予定。残る北陸地方の8チームも、費用の一部を大会側が負担予定だという。(・・・)

会場では能登半島地震の被災者に向けた募金活動を行う予定。現時点で、ドラムも募金活動に協力予定だという。(・・・)

白鵬杯が2・12に国技館で開催決定 コロナ禍前と同等の1100人参加 富栄ドラムも来場
(日刊スポーツ、2024年1月18日)


スポニチアネックス
白鵬杯が2月12日に開催決定 富栄ドラムもやって来る!被災地・能登半島からは2チーム招待

(…)トークショーの中で、第14回を迎える少年相撲大会「白鵬杯」を2月12日に開催すると発表した。(…)

 今回は、今月1日の能登半島地震で被災した地域からも2チームを招待。避難所生活を余儀なくされている子供たちに関しては大会側が全面サポートするという。

白鵬杯が2月12日に開催決定 富栄ドラムもやって来る!被災地・能登半島からは2チーム招待
(スポニチアネックス、2024年1月18日)


スポーツ報知
元白鵬の宮城野親方が「第14回白鵬杯」を2・12に開催 能登半島地震被災地のチームには支援も

(・・・)元日に発生した能登半島地震の被災地である北陸地方からも多数のチームの出場エントリーがあるという。白鵬杯実行委員会は甚大な被害を受けた2つのチームに現状を確認。困難な状況下でも大会へ出場を希望していることから実行委が全面サポートして招待することになった。また北陸3県から出場する他のチームにもサポートを予定している。大会当日は会場内で募金活動も行う予定という。宮城野親方は「被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。私が今回新たに起こった天災の中でできることは、相撲に打ち込む子どもたちの夢を絶やさぬようにこの大会を開催し続けることだと考えています。子どもたちが元気になってふるさとに戻ってほしいと思います」と思いを語った。(・・・)

元白鵬の宮城野親方が「第14回白鵬杯」を2・12に開催 
能登半島地震被災地のチームには支援も(スポーツ報知、2024年1月18日)


スポーツ報知
元白鵬の宮城野親方 弟子の炎鵬は春場所復帰目指すと明かす 霧島の綱取りにも期待…トークイベントに登場

(・・・)その中で同親方は、弟子で首の負傷のため5場所連続休場中の元幕内の三段目・炎鵬の話題にも触れ「3月で多分、復帰できると思います」と春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)での復活を目指すと明かした。(・・・)

元白鵬の宮城野親方 弟子の炎鵬は春場所復帰目指すと明かす 
霧島の綱取りにも期待…トークイベントに登場(スポーツ報知、2024年1月18日)


サンスポ
炎鵬、春場所で復帰目指す 宮城野親方「多分出る」


日刊スポーツ
八角理事長、無傷5連勝の朝乃山に「もともと力はあるから、こういうこともあるんじゃないのかな」


日刊スポーツ
宮城野親方の優勝予想は霧島「綱を締めるところを見てみたい」朝乃山と大の里にも期待


サンスポ
【ベテラン記者コラム(554)】能登半島地震と石川県出身の第6代横綱阿武松緑之助

石川県で最大震度7を観測した、能登半島地震が発生してから半月が過ぎた。被災された方々には言祝ぎ(ことほぎ)や三が日、松の内もなく、耐え難きを耐える日々が続く。

14日には大相撲初場所が初日を迎えた。この場所、石川県出身の関取は幕内遠藤(穴水町)、新入幕の大の里(津幡町)、十両輝(七尾市)、欧勝海(津幡町)の4人で、被災地出身力士にはひときわ大きな声援と拍手が送られている。家族は無事だったものの、津波が実家の近くまで到達した人気力士の遠藤は「何日たとうが一緒。心配だ。(声援には)気合が入る。元気を届けられるように頑張る」と、気持ちを奮い立たせる。

新春の寄席などでは、講談や落語でおめでたい噺(はなし)が演じられることが多い。そのなかに、石川県初の横綱を扱った演目がある。第6代横綱阿武松緑之助(おうのまつ・みどりのすけ)に題を取った「阿武松」だ。そのしこ名は、現在の年寄名跡「阿武松」としても残っている。

江戸時代の寛政3年、能登の国鳳至郡七見村(現石川・能登町)生まれ。今回の地震で甚大な被害を受けた地に生まれた。郷里から江戸へ出て、武隈親方のもとへ弟子入り。しこ名は「小車(おぐるま)」。ところが、並外れた大食漢だったため、師匠は「無芸大食。大飯食らいにはろくな奴はいない」と怒り、部屋から追い出されてしまう。武隈からもらった一分の金で、思う存分食べてから川に身を投げて死のうと決意し、宿を取ったのが板橋宿の橘屋善兵衛の旅籠(はたご)だった。

この世のなごりで食うわ、食うわ。部屋から追い出された事情を知った善兵衛は、懇意にしている錣山親方を紹介し、幕内に上がるまで毎月、米を五斗俵二袋分差し入れてくれる約束もする。錣山親方も「相撲取りが飯を食わないでどうする」と快く受け入れ、「小緑(こみどり)」という自らが名乗っていたしこ名も与えてくれた。

精進した小緑は文化12年12月、序ノ口4枚目で初めて番付に載り「小柳」を名乗り、文政5年10月、蔵前八幡の大相撲で入幕を果たすと3連勝。4日目に元師匠の武隈との対戦が組まれた。「負けては橘の旦那に顔向けができない。おまんまの仇(かたき)武隈文右衛門!」と投げ飛ばした。この勝負が長州毛利の殿様の目にとまってお抱え力士となり、しこ名を阿武松に改め文政11年3月、ついに横綱となる。

人情噺はここで終わるが、阿武松にはこんな後日談も残っているという。46歳で引退して年寄になったが、当時の年寄は35人とする定めがあり、幕府の許しが出なかった。そこで阿武松は役所へ直談判し、「江戸には見附が36ある。万一のとき、相撲年寄が一つひとつを固めるとしたら、どうしても一人足りない。それゆえ、どうかいま一人増員の儀をお願いしたい」と嘆願。理のある申し出として聞き入れられ、それ以後、年寄は36人になったと伝わる。

「阿武松」は食べ物の恨みをおもしろおかしく演出して出世していくさまを描くが、講釈や落語の聞かせどころは「捨てる神あれば、拾う神あり」にあるといわれる。未来を失いかけた力士に支援者が現れ、応援する。阿武松自身もそれに応え、巧妙に幕府を説得して後進を育てた。

テレビの画面に映し出される能登地方の街をみるたび、「協力」「支援」が復興のキーワードになるとつくづく思う。そして、年寄阿武松のような「知恵」も必要になってくるだろうと…。(奥村展也)

【ベテラン記者コラム(554)】能登半島地震と石川県出身の第6代横綱阿武松緑之助
(サンスポ、2024年1月18日)


能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその4(6日目~8日目)につづく


※ ヘッダー写真の出典は、中日スポーツ(2024年1月15日付)。


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