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能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその8(場所後①)


能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその7(千秋楽)からのつづき

能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンクその1~その8


初場所は横綱照ノ富士の優勝で幕を閉じ、場所後には春場所の番付発表、関脇琴ノ若の大関昇進などのニュースがあった。
 
北陸の郷土力士に関しては、大の里の相撲教習所卒業、節分会の豆まき、北陸出身力士によるふるさと慰問予定などのニュースが報じられた。
 
以下に、ウェブで閲覧できる報道記事のリンクを掲載する。
 
※ 報道記事のURLは、日付け・番付順に掲載し、震災に関連する記述を極力抜粋する。


1.初場所後の郷土力士の報道(2024年1月29日以降)


1-1.北陸の郷土力士の報道


MRO 北陸放送(TBS WEB)
新入幕で横綱・照ノ富士とは結びで取り組みも… 大相撲初場所・石川・津幡町出身の大の里は11勝で敢闘賞の快挙

能登半島地震の被災地の人たちにとっては、元気づけられる郷土力士の活躍でした。大相撲初場所は、石川県津幡町出身で新入幕の大の里が11勝をあげ、敢闘賞を獲得しました。

28日に千秋楽を迎えた大相撲初場所、西前頭15枚目の大の里は、優勝経験もあるベテランの玉鷲をひき落としで破り星を11番に伸ばしました。

今場所は横綱・照ノ富士と結びで相撲を取るなど、新入幕の力士としては異例の15日間を送った大の里。11勝4敗と大きく勝ち越し初の三賞・敢闘賞を獲得しました。

このほかの郷土出身力士の初場所の成績です。穴水町出身で西前頭13枚目の遠藤は5勝10敗、七尾市出身で十両の輝は9勝6敗でした。津幡町出身で新十両の欧勝海は、8勝7敗と勝ち越して初場所を終えました。

新入幕で横綱・照ノ富士とは結びで取り組みも… 大相撲初場所・石川・津幡町出身の大の里は
11勝で敢闘賞の快挙(MRO 北陸放送(TBS WEB)、2024年1月29日)


日刊工業新聞
産業春秋/北陸出身力士、被災地に与える活力

横綱照ノ富士の9回目の優勝で幕を閉じた大相撲初場所で注目を集めたのが11勝4敗で敢闘賞を獲得した新入幕の大の里。日本相撲協会の力士紹介によると身長192センチメートル、体重183キログラムの堂々たる体格を誇る。

巨体を生かした突き押しだけでなく四つ相撲も光る柔軟性がある。日本体育大学でアマチュア横綱2連覇の実績を引っさげて、幕下付け出しで初土俵となった2023年夏場所から1年も経過していない23歳の逸材だ。

スケールの大きな相撲は師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)譲りである。10年九州場所で63連勝中だった横綱白鵬(現宮城野親方)を破るなどインパクトを残しながら、在位12場所と短命横綱だった師匠を超える活躍が期待される。

石川県津幡町出身。故郷への思いを強くした15日間だったはず。中日には同穴水町出身の遠藤を押し出した。「今も雲の上の存在」と自身と同じく髪の伸びが追い付かず、ざんばら髪で新入幕を迎えた10歳上の同郷先輩への敬意を忘れない好漢だ。

能登半島地震発生からまもなく1カ月だが、復興はこれからが本番。それでも大の里や遠藤、富山市出身の朝乃山ら北陸出身力士の奮闘は被災地に確かな力をもたらした。

産業春秋/北陸出身力士、被災地に与える活力(日刊工業新聞、2024年1月30日)


時事通信
故郷に笑顔を=奮闘した北陸出身力士―大相撲

 故郷に少しでも明るい話題を―。能登半島地震で甚大な被害を受けた北陸地方は相撲どころとあって、出身力士は特別な思いで初場所(1月28日千秋楽、東京・両国国技館)の土俵を務めた。
 人気力士の遠藤は石川県穴水町出身。実家の近くまで津波が到達したため、家族は避難所に向かった。幕内土俵入りでは、地元の漁業に使われる「ボラ待ちやぐら」が描かれた化粧まわしで臨んだ。震災から2週間が過ぎた2日目の取組後も、「何日たとうが一緒。心配」と胸の内を明かした。負け越し後も館内の大声援を受けた。
 遠藤の師匠で、同じ穴水町出身の追手風親方(元幕内大翔山)は、実家周辺のほとんどの建物が倒壊し、「本当に戦争の痕みたい。こんな状態で復興ができるのかなと思う」と心を痛めている。
 デビューから所要4場所のスピード出世で入幕した大の里は石川県津幡町出身。実家は停電などの被害に遭い、同県内灘町に住む祖父母は避難したという。故郷を思い、「見ている人がいることを考えて、いい相撲を取りたい」。言葉通り、11勝を挙げる快進撃で敢闘賞を受賞。6日には遠藤らと共に初めて被災地を慰問する。
 富山市生まれの朝乃山は、「相撲を楽しみにしてくれている人が多い。自分たちは土俵の上で戦っていく姿を見せていくしかない」。初場所では、けがで途中休場しながら執念を見せて再出場。9勝を挙げた。4月7日には同市で春巡業開催が予定されており、ふるさとに笑顔を届ける。

故郷に笑顔を=奮闘した北陸出身力士―大相撲(時事通信、2024年2月5日)


1-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)


富山新聞
朝乃山「期待に応える」 東京で新年激励会 190人、三役復帰へエール


日刊スポーツ
朝乃山「後半にまたけがをしてしまい、悔しい場所となりました」来場所の飛躍を誓う


スポニチアネックス
朝乃山「大関に戻れるように天国から見守って」先代高砂親方からもらった形見は「爪」


東スポ
【大相撲】朝乃山が先代高砂親方に大関復帰を誓う 形見は「爪です。お守りに添えてある」


1-3.遠藤の報道(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)



Tver無料視聴サイト
情熱大陸 緊急企画 能登応援SP(#1286)


TBS「情熱大陸」緊急企画 能登応援SP
能登半島地震 発生から1か月 情熱大陸が見つめた被災地の今
(2024年2月4日(日) 放送分)

今年の元日、北陸地方を襲った地震。被災地はいまだ先の見えない状況にある。被害が甚大な能登半島は、「情熱大陸」にとって縁浅からぬ土地だ。

(・・・)穴水町出身の関取・遠藤が「情熱大陸」に出演したのは10年前。今や押しも押されもせぬ実力派力士として幕内で存在感を放っている。今月14日に始まった初場所の土俵入りで、遠藤の化粧まわしには能登穴水町のシンボル「ボラ待ちやぐら」が描かれていた。罹災した故郷への祈りが込められていたのだ。
場所前の我々の取材に複雑な想いを語った遠藤。すぐに駆けつけられない忸怩たる思いを抱いたまま初場所が始まった。そして、被災地では遠藤を応援する姿があった。(・・・)

能登半島地震 発生から1か月 情熱大陸が見つめた被災地の今
(TBS「情熱大陸」緊急企画 能登応援SP、2024年2月4日)


TBS『情熱大陸』能登応援SP(遠藤関パート、文字起こし)


1-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)


スポニチアネックス
石川出身・大の里、初場所敢闘賞 恩師・長井恒輝さん被災者の「希望になった」

 大相撲初場所千秋楽で11勝目を挙げ敢闘賞に輝いた大の里の地元、石川県では28日、能登半島地震の被災者らが“郷土の星”の快挙を喜んだ。津幡町では、大の里の小学生時代に「津幡町少年相撲教室」で指導していた同町職員・長井恒輝さん(31)が自宅のテレビで観戦。新入幕での三賞獲得に「幕内力士でも獲得が難しい中で、獲れたというのは凄い。心からおめでとうと言いたい」と祝福した。
 1日に発生した地震で不安な生活を送る中、大の里の活躍は明るい話題だった。長井さんが事務局を務める「津幡町大の里後援会」のインスタグラムには、特に被害が大きかった珠洲市などからも応援コメントが多数寄せられていた。大の里もメッセージを見ていたといい、長井さんは「場所中にLINEで連絡を取った際には、インスタのコメントが凄い励みになっていると話をしてくれた」と明かした。

 1日の地震で震度5弱を観測した津幡町は、人的被害はほとんどなかったものの、道路が崩れるなどした。町職員の長井さんも、震災発生直後から避難所の開設準備など対応に追われ、現在も避難所の宿直などにあたっている。

 大の里を指導したのは小学5、6年の2年間。普段は陽気で、おちゃめな性格だったが「相撲になると顔つきが変わり、勝負の顔になった」と振り返る。地元思いで、大学時代にも度々教室を訪れ後輩たちを指導してくれたという。

 今場所の活躍については「津幡町だけでなく、能登(半島)の方も相撲が盛んで普段から見ている人も多くいるので、希望になったと思う」と感謝。「今後も地震とか関係なく、地元に勇気を届け続けてくれる存在であってほしい」と願った。

石川出身・大の里、初場所敢闘賞 恩師・長井恒輝さん被災者の「希望になった」
(スポニチアネックス、2024年1月29日)


NHK NEWS WEB
大相撲 大の里 ふるさと石川への思い話す 地震で実家も被害

大相撲初場所で新入幕ながら11勝をあげた石川県出身の大の里が能登半島地震の発生から1か月となった1日、取材に応じ、「石川県の人たちが元気をもらったと知り、うれしかった」と、ふるさとへの思いを話しました。

大の里は能登半島地震の被災地、石川県津幡町出身で、実家も停電や断水などの被害を受けました。

「地元に明るい話題を届けたい」と臨んだ先月の大相撲初場所では、新入幕ながら11勝をあげるなど活躍を見せ、地震の発生から1か月となる1日、東京 両国の国技館にある相撲教習所の卒業式に出席しました。

式のあと、取材に応じた大の里は「石川県の方が元気をもらったという新聞記事を見て、うれしかった」と話しました。

そのうえで、「来場所が大事になると思うので、しっかり休んで、来場所もいい成績残せるように頑張りたい」と意気込みました。

また、日本相撲協会は能登半島地震の義援金として、初場所で集めた募金と合わせた1500万円余りを石川県に寄付することを発表しました。

大相撲 大の里 ふるさと石川への思い話す 地震で実家も被害
(NHK NEWS WEB、2024年2月1日)


日刊スポーツ
大の里が相撲教習所を卒業 茨城県から連日5時前に起床、片道1時間20分かけて通勤生活が終了

(・・・)元日の能登半島地震で、大きな被害が出た石川県出身。この日は、地震発生から1カ月だったが「石川県の方に『元気をもらった』と言っていただいている新聞記事が、親から送られてきて、こちらもうれしかった」と、自らも地元の応援に元気づけられたという。一段と注目度の高まる来場所も、故郷へ恩返しの活躍を続けるつもりだ。

大の里が相撲教習所を卒業 茨城県から連日5時前に起床、
片道1時間20分かけて通勤生活が終了(日刊スポーツ、2024年2月1日)


サンスポ
大の里「目標の2桁勝てた」 相撲教習所卒業式に出席

(・・・)地元の石川県などを襲った能登半島地震発生から1日で1カ月。被災地のファンから「すごく元気をもらった」と自身の活躍を伝える新聞記事をもらったと明かし「こっちまでうれしくなった」と頰を緩めた。(・・・)

大の里「目標の2桁勝てた」 相撲教習所卒業式に出席(サンスポ、2024年2月1日)


サンスポ
大の里、相撲教習所の卒業式に出席

新入幕だった初場所で11勝を挙げ、初の三賞(敢闘賞)を獲得した西前頭15枚目大の里が、新弟子が通う相撲教習所の卒業式に出席した。能登半島地震で被害が出た石川・津幡町出身。被災地のファンから「すごく元気をもらった」と自身の活躍を伝える新聞記事をもらったと明かし、「うれしかった」と郷里へ思いをはせた。(両国国技館)

大の里、相撲教習所の卒業式に出席(サンスポ、2024年2月1日)


中日スポーツ
初場所敢闘賞受賞の大の里が相撲教習所を卒業「みんな通ってきた道なので」十両昇進後も茨城から早朝に通所【大相撲】


スポニチアネックス
初場所敢闘賞の大の里が相撲教習所を卒業 5時起きの教習所生活は「ハードスケジュールでした」


スポーツ報知
大の里が教習所卒業 5時起きの日々に「ハードスケジュール」「今は休みなので、相撲のことを忘れて」


夕刊フジ
大の里、春も〝ざんばら旋風〟は続くか 相撲教習所を卒業、破格のスピード出世にまた新たな武勇伝


デイリー
大の里が相撲教習所卒業 「大変だった」と苦労振り返る


東スポ
【大相撲】大の里 初遭遇の〝難敵〟を告白「力水のところに懸賞金が置いてあって…」 

 新入幕で遭遇した〝難敵〟とは? 大相撲の幕内大の里(23=二所ノ関)が4日、都内で開かれた「東京糸魚川会 新年会」に出席。新潟・糸魚川市の海洋高OBとしてトークショーに参加した。先の初場所は新入幕で11勝を挙げ、敢闘賞を受賞。一方で、横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)ら役力士との対戦では3戦全敗と上位陣に力の差を見せつけられた。(・・・)

【大相撲】大の里 初遭遇の〝難敵〟を告白「力水のところに懸賞金が置いてあって…」
(東スポ、2024年2月5日)


1-5.その他


富山新聞
相撲協会、1千万円を寄付 被災地支援、4月に興行も

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、能登半島地震の被災地支援として、石川県に義援金1千万円を寄付することを決めた。大相撲初場所中に館内で行った募金活動で集まった535万455円も寄付。春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)でも会場内で募金活動を実施する。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は4月に両国国技館で興行を開催し、収益を被災地に寄付する計画があることを明らかにした。「社会貢献部の親方衆が思案しているところ。しっかりと固まったら発表したい。継続的にできる限りの支援をしていきたい」と語った。

相撲協会、1千万円を寄付 被災地支援、4月に興行も(富山新聞、2024年2月1日)


スポーツ報知
日本相撲協会が能登半島地震義援金の1000万円と初場所での募金535万円を石川県に寄付

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、元日の能登半島地震で被災した石川県に、義援金として1000万円、1月の初場所中に実施した募金の535万455円を併せて寄付すると発表した。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)によると、春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)でも募金を実施する予定という。

日本相撲協会が能登半島地震義援金の1000万円と初場所での募金535万円を石川県に寄付(スポーツ報知、2024年2月1日)


日刊スポーツ
日本相撲協会、被災した石川県に義援金1000万円、初場所中に集まった観客からの募金も寄付

日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で定例理事会を開き、元日の能登半島地震で被災した石川県に、義援金として1000万円と、1月の初場所中に集まった観客からの募金535万455円を併せて寄付すると発表した。

また、当初4月6日に予定されていたが同地震による被害を受けて開催が見送られた石川・七尾市での春巡業の代替案は検討中だという。勧進相撲などを行い、収益を寄付する案などが候補に挙がっている。

日本相撲協会、被災した石川県に義援金1000万円、初場所中に集まった観客からの募金も寄付
(日刊スポーツ、2024年2月1日)


サンスポ
日本相撲協会、1000万円を寄付 被災地支援、4月に興行も

日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、能登半島地震の被災地支援として、石川県に義援金1000万円を寄付することを決めた。大相撲初場所中に館内で行った募金活動で集まった535万455円も寄付。春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)でも会場内で募金活動を実施する。

芝田山広報部長(元横綱大乃国)は4月に両国国技館で興行を開催し、収益を被災地に寄付する計画があることを明らかにした。「社会貢献部の親方衆が思案しているところ。しっかりと固まったら発表したい。継続的にできる限りの支援をしていきたい」と語った。

日本相撲協会、1000万円を寄付 被災地支援、4月に興行も
(サンスポ、2024年2月1日)


サンスポ
日本相撲協会、4月に国技館で異例の勧進相撲を計画

日本相撲協会は1日、東京・墨田区の両国国技館で定例理事会を開き、発災から1カ月がたった能登半島地震で被災した石川県に対し、震災義援金として1000万円、1月の初場所中に館内で行った募金活動で集まった募金約530万円を寄付することなどを決めた。

3月の春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)でも会場内で募金活動を実施する。

芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、計画段階ながら4月に国技館で「勧進相撲」を開き、その収入を寄付する案が浮上しているという。勧進相撲は江戸時代には各地で行われ、神社仏閣の新造、修復などの「勧進」を趣旨とし、資金調達を目的として開催された。のちに寄付を集める方法として興行を催し、その収入をあてるようになった。

「勧進相撲」が実現すれば、昭和37年10月7日から15日間開催で大阪・「四天王寺復興勧進大相撲」が開かれて以来となる。芝田山部長は「有料で費用を協会が負担して寄付ができれば。継続支援をしていきたい。固まったら発表したい」とした。

日本相撲協会、4月に国技館で異例の勧進相撲を計画(サンスポ、2024年2月1日)


2.節分会、北陸慰問を前に


2-1.北陸の郷土力士の報道


スポニチアネックス
遠藤が、大の里が2月6日に能登訪問へ 石川県出身力士が被災の郷土に活力 避難所など慰問予定

 大相撲の石川県出身力士が今月6日に能登半島地震で大きな被害を受けた被災地を訪問することが3日、分かった。一行は県庁などを訪れた後、避難所などを慰問する予定。穴水町出身の幕内・遠藤はこの日、千葉県成田山新勝寺での節分会に参加後「被災地へ行くと現実を受け入れるしかないけど思うところはあると思います。行くことで伝わってくれるものがあればと思います」と思いを述べた。
 東京都港区の霊友会釈迦殿での節分会に参加した津幡町出身の幕内・大の里は祖父母がいる内灘町の避難所などを慰問する。「お相撲さんの顔を見れば、皆さん元気になると思う。たくさんパワーを届けたい」と話した。(・・・)

遠藤が、大の里が2月6日に能登訪問へ 石川県出身力士が被災の郷土に活力 避難所など慰問予定(スポニチアネックス、2024年2月4日)


サンスポ
遠藤ら石川県出身の現役3力士が被災地を初慰問へ 初場所中の募金活動で集まった義援金も届ける

大相撲の石川県出身の現役3力士が、6日に郷里を慰問することが3日、分かった。能登半島地震で同県各地が被災したことを受け、西前頭13枚目遠藤(33)=穴水町出身、同15枚目大の里(23)=津幡町出身、十両の輝(29)=七尾市出身=が参加する。七尾市出身の竹縄親方(元関脇栃乃洋)も同行する。

震災の影響で、春巡業(4月6日)を予定していた七尾市での巡業開催が見送られたことなどから、地元関係者の強い意向を受けて計画されたもの。大相撲では今回の地震に伴う初めての慰問となる。

当日は金沢市の石川県庁を訪れ、馳浩知事を表敬訪問。日本相撲協会が被災地支援として同県に寄付する義援金(1000万円)と、1月の初場所中に館内で行った募金活動で集まった535万455円を届ける。

遠藤ら石川県出身の現役3力士が被災地を初慰問へ 初場所中の募金活動で集まった
義援金も届ける(サンスポ、2024年2月4日)


2-2.朝乃山の報道(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)


スポニチアネックス
朝乃山が成田山の節分会に初参加「人がすごい中で豆をまけるのはうれしい」大河ドラマ俳優と“共演”


日刊スポーツ
朝乃山、大声援に「声を掛けてもらったのはうれしい」 吉高由里子、柄本佑、岸谷五朗らと豆まき


2-3.遠藤の報道(西前頭13枚目、石川県鳳珠郡穴水町出身、追手風部屋)


日刊スポーツ
石川県出身の遠藤「戻りたい、帰りたい気持ちはずっとありました」6日に避難所訪問へ

大相撲で石川県穴水町出身の前頭遠藤(33=追手風)が、元日の能登半島地震で被災した故郷を、6日に訪れることを明かした。

3日、千葉・成田山新勝寺で行われた節分会に参加。被災地の復興を願うアナウンスが流れた後「福は内!」の掛け声に合わせ、参拝客らに向かって元気に豆をまいた。相撲界では、特に口数が少ないことで知られるが、その後の報道陣への対応では約12分、故郷への思いを熱く語った。その中で6日に日帰りで金沢市の石川県庁から始まり、最後は地元の穴水町まで、多くの施設、避難所を巡ることを明かした。

遠藤 「向こうの環境が整えば、戻りたい、帰りたい気持ちはずっとありました。(地震で整備などが追いつかず)道が道だと思うので、移動時間の方が長くなると思う。限られた時間の中ですけど、少しでも多くのところに行けたらいいかなと思います。行くことで、触れ合うことで伝わってくれれば。伝えたいことは山ほどあります。それを言葉にするのは難しいものがありますし(触れ合うことで)伝わってくるものがあったら、それが1番うれしいですね」。

寡黙な男だが、胸に秘めた故郷への思いは大きい。穴水町周辺は能登半島地震の被災地の中でも、特に被害の大きかった地域。電気や水が止まり、今も避難所で生活する人は少なくない。今回の里帰りも、前後で実家に宿泊しようにも、受け入れ態勢を整えることができず、迷惑をかけないために日帰りとなる。

幼少期から慣れ親しんだ景色が、変わり果てていることは写真や動画などで確認しているという。それでも「ある程度、覚悟はしていますけど、やっぱり、被災地に行くと現実がね…。受け入れるしかないですけど。思うところはあると思いますね」と、大きなショックを受けると想定している。だからこそ、今回の里帰りに持参していくものを問われると「現実を受け止める心構えと気持ち」と答えた。

1月の初場所は、西前頭13枚目で5勝10敗に終わった。ただ、精神的な部分を含め、今回の地震が影響したか問われると「それはないですね」と即答した。続けて「空回りしたこともない。変に硬くなったりとか、そういうのもなかった」と、言い訳せずに話した。それよりも場内アナウンスで「石川県穴水町出身」とアナウンスされると、大きな拍手や歓声が起きたことに感謝した。

遠藤 「地震、震災があって、いつもよりも余計に声援があったと思うんですよ。間違いなく。でもそれで、硬くなることもなく、意識することもなかった。それに僕自身も支えられていたと思います。うん、支えられていたな」。

土俵入りの際は、連日のように異なる化粧まわしを着けた。しかも故郷の後援会から贈呈されたものや、故郷から応援され、自身も故郷を応援するようなデザインの化粧まわしを多く着用。「そういったことしかできないですから」。遠藤は謙遜するが、多くの石川県民が、遠藤の姿に元気や勇気をもらったのは間違いない。

遠藤 「(石川県を)盛り上げるというか、復興を願うばかりです。まだ避難所とか、被災している方もいるから、復興は間違いなく大事。でも(盛り上げるなど)そういったところに先走っちゃうのもどうかなと思います。まだ震災関連で(被害を受ける人が)出てくると思うけど、そういう方が1人も出ないように願っています」。

石川県を代表する力士は、故郷に思いをはせながら思いの丈を語った。【高田文太】

石川県出身の遠藤「戻りたい、帰りたい気持ちはずっとありました」6日に避難所訪問へ
(日刊スポーツ、2024年2月3日)


スポニチアネックス
幕内・遠藤が復興願い豆まき「伝えたいことは山ほどある」6日に地元・石川県穴水町を慰問予定

 大相撲の幕内・遠藤(33=追手風部屋)が3日、千葉県成田市の成田山新勝寺で行われた節分会に参加した。
 相撲界からは大関・豊昇龍(24=立浪部屋)、小結・高安(33=田子ノ浦部屋)、幕内・朝乃山(29=高砂部屋)、御嶽海(31=出羽海部屋)も参加。「福は内!」の掛け声のもと、世界平和や能登半島地震の被災地復興などを願って豆をまいた。

 石川県穴水町出身の遠藤は、6日に地元の避難所などを慰問する予定であると明かした。「被災地へ行くと現実を受け入れるしかないけど、思うところはあると思います」。当日は日帰りで県庁や役場などを回るという。

 初場所中の土俵入りでは、穴水町の後援会から贈られたものや石川県の地図が描かれたものなど、地元にちなんだ化粧まわしを締めた。多くは語らず、土俵に上がる姿を見せることで被災地への思いを発信し続けた。震災後初めての里帰り。「伝えたいことは山ほどある。言葉にするのは難しいと思うので、行くことで伝わってくれるものがあればと思います」。神妙な面持ちで複雑な胸中を吐露した。

 初場所では連日「石川県穴水町出身」の場内アナウンスに大きな拍手と声援。新入幕で11勝を挙げた大の里(23=二所ノ関部屋)ら同じ石川県出身力士も活躍し、地元に勇気を与えた。それでも「盛り上げるというか、復興を願うばかりです」と遠藤。その思いは被災地に届き、必ず力になる。

幕内・遠藤が復興願い豆まき「伝えたいことは山ほどある」6日に地元・石川県穴水町を慰問予定(スポニチアネックス、2024年2月3日)


2-4.大の里の報道(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)


スポニチアネックス
石川県出身の幕内・大の里が6日に内灘町の避難所を慰問へ 祖父母との再会に「元気になってほしい」

 大相撲の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)、大関・貴景勝(27=常盤山部屋)、幕内・大の里(23=二所ノ関部屋)らが3日、東京都港区の霊友会釈迦殿で行われた節分会に参加した。
 昨年夏場所に初土俵を踏んだばかりの大の里は力士として初の豆まきに参加。大きな拍手と声援を浴び「すごいですね。こういうのを経験できてありがたい。やってみたかったし、うれしかった」と感想を述べた。

 1月1日、故郷の石川県が大きな地震に見舞われ、「地元に元気を届けたい」気持ちを胸に新入幕の初場所に臨んだ。上位戦は3連敗だったが11勝を挙げ敢闘賞を受賞した。相撲協会は石川県出身力士が6日に被災地を訪れることを決めており、大の里も県庁訪問などのほかに祖父母のいる内灘町の避難場所を慰問する予定。2年ぶりとなる祖父との再会を楽しみにしており「孫の顔を見て、元気になってほしい。お相撲さんの顔を見れば、みなさん元気になると思う。たくさんパワーを届けたい」と話した。

石川県出身の幕内・大の里が6日に内灘町の避難所を慰問へ 祖父母との再会に
「元気になってほしい」(スポニチアネックス、2024年2月
3日)


日刊スポーツ
大の里、能登半島地震被災の祖父母がいる石川・内灘町訪問へ「たくさんの元気届ける」6日から

石川・津幡町出身で大相撲の平幕、大の里(23=二所ノ関)が、能登半島地震で被災した祖父母がいる同県内灘町の避難所を訪れることを明らかにした。3日、東京・霊友会釈迦(しゃか)殿で行われた節分会に参加し、来週6日から石川県庁や内灘町を訪問する予定だと報告した。2年ぶりに再会を果たす祖父との対面を心待ちにし、「孫の顔を見て元気になってほしい」と願った。

避難所で今なお生活を余儀なくされる人たちにも思いを寄せ、「お相撲さんの顔を見れば元気になると思うので、たくさん元気を届けたい」。この日は師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)や友風、白熊らと豆まきに参加。力士になってから初めての体験に感慨深げな様子で、「こういうのを経験できて、ありがたいです」とかみしめた。1月の大相撲初場所で新入幕にして11勝を挙げ、敢闘賞を獲得。来場所に向けては「課題が見つかったので、ケガなくしっかりやっていきたい」と話した。【平山連】

大の里、能登半島地震被災の祖父母がいる石川・内灘町訪問へ
「たくさんの元気届ける」6日から(日刊スポーツ、2024年2月3日)


中日スポーツ
大の里、祖父母がいる石川・内灘町の避難所など慰問へ「たくさんのパワーを与えられたら」【大相撲】

 新入幕の初場所で11勝を挙げ敢闘賞を受賞した大の里(二所ノ関)が3日、東京都内の霊友会釈迦(しゃか)殿で行われた節分会に参加。6日に能登半島地震で被災した祖父母がいる石川・内灘町の避難所などを慰問すると明かした。

 「孫の顔を見て元気になってくれればいいですね。(被災者に)自分の顔を見てもらって元気になってもらって、たくさんのパワーを与えられたらと思います」と話していた。

大の里、祖父母がいる石川・内灘町の避難所など慰問へ「たくさんのパワーを与えられたら」
【大相撲】(中日スポーツ、2024年2月3日)


デイリー
大の里 祖父母が避難生活送る石川県内灘町を訪問へ「孫の顔を見て、元気になってほしい」 被災者へ「パワー届けたい」

 石川県津幡町出身の幕内大の里(二所ノ関)が3日、能登半島地震で被災した祖父母が避難生活を送る内灘町や石川県庁を6日から訪れることを明かした。

 都内で行われた霊友会節分会に参加後「祖父には2年ぶりに会う。孫の顔を見て、元気になってほしい」と再会を心待ちにした。新入幕の初場所で11勝を挙げて敢闘賞に輝いた大器。「お相撲さんを見れば、みなさん元気になると思う。たくさんパワーを届けたい」と被災者に心を寄せた。

大の里 祖父母が避難生活送る石川県内灘町を訪問へ「孫の顔を見て、元気になってほしい」
被災者へ「パワー届けたい」(デイリー、2024年2月4日)


3.その他(2月以降、北陸慰問以外の記事)


3-1.朝乃山(西前頭7枚目、富山県富山市出身、高砂部屋)の報道



3-2.大の里(西前頭15枚目、石川県河北郡津幡町出身、二所ノ関部屋)の報道


上越タイムス/糸魚川タイムス
大の里関 横綱戦の緊張感など語る 海洋高出身力士10人参加し激励会 田海総監督らと相撲談議 東京糸魚川会新年会

(・・・) 海洋高OBとしての目標を聞かれると、能登半島地震の被災地で1学年下の同じ石川県津幡町出身者の欧勝海関(22、鳴戸)と「幕内での対戦を見てもらい元気を届けたい」と語り、大きな激励の拍手を受けていた。田海総監督も「出身力士が勢ぞろいすることはほとんどなく思い出の一日。厳しい番付と人気の世界。頑張りながらもふるさと糸魚川や後輩も応援してほしい」とエールを送っていた。

 新年会では糸魚川市にUターン在住し、NPO法人糸魚川総合相撲クラブの理事長でもある小野会長から田海総監督に協力金の寄贈。会場では大の里関、白熊関(24、二所ノ関)、欧勝海関3力士のサイン入り手形も提供され、寄付金が津幡町に贈られることが紹介された。

大の里関 横綱戦の緊張感など語る 海洋高出身力士10人参加し激励会 田海総監督らと相撲談議 東京糸魚川会新年会(上越タイムス/糸魚川タイムス、2024年2月7日)


朝日新聞
二所ノ関部屋が鹿島に後援会 元稀勢の里と大の里が登壇

(・・・)石川県中央部の津幡町出身。能登半島地震では内灘町に住む祖父が避難所生活を余儀なくされた。

 場所後、親から多くの地元紙が届いたという。それを読み、「本当にたくさんの人が大変ななかで、応援してくれていたことを知り、うれしく、ありがたいと思いました」と被災地への思いも吐露した。

 鹿嶋後援会では総会会場に募金箱を用意し、義援金を募った。(・・・)

二所ノ関部屋が鹿島に後援会 元稀勢の里と大の里が登壇
(朝日新聞、2024年2月9日)


3-3.輝(東十両7枚目、石川県七尾市出身、高田川部屋)の報道


高田川部屋、年末の餅つき大会、新年会、ちゃんこ

Tver 有吉ゼミ『黒毛和牛!本マグロ!カニ!グルメすぎる相撲部屋』
(放送終了まで1週間以上)


高田川部屋ブログの輝のコメント
新年挨拶

(…)元旦から自分の地元の石川を中心とした地震がおき今まだとてつもない被害が起きています。
自分の家族達はとりあえず無事でしたが色々な方も被災されており本当に大変な思いをされています。
自分に出来る事は頑張ってほんの少しでも皆様が元気になれるような相撲をとることだとおもいます!
しっかり頑張ります!

初場所7日目終了後

初場所後、勝ち越し報告

(…)今日は東京でもすごく雪がふっており大変な1日でしたが少し石川を思い出しました。


3-4.欧勝海(西十両13枚目、石川県河北郡津幡町出身、鳴戸部屋)の報道


欧勝海、ラジオ出演(2024年2月5日)

鳴戸部屋 新十両 欧勝海関 ラジオに初出演の裏側
LIFE HACKERS! | TOKAI RADIO FM92.9MHz - 東海ラジオ
番組内コーナー「HELPER STATION」(毎週木曜日 12時30分~)の番外編



※ ヘッダー写真の出典は、日立建機「大相撲の幕内・遠藤関に、化粧まわしを贈呈」(2013年12月26日付)。

(・・・)今回の贈呈のきっかけは、遠藤関のお父様が石川県能登地区における日立建機日本の事業協力先である能登建販株式会社(本社:石川県鳳珠郡穴水町/以下、能登建販)に勤務されていることや、遠藤関が所属する追手風部屋が日立建機日本 本社と同市内に所在していることもあり、今後の遠藤関の活躍を祈念して化粧まわしを贈呈する運びとなりました。(・・・)

「大相撲の幕内・遠藤関に、化粧まわしを贈呈」(日立建機、2013年12月26日)


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