見出し画像

自遊人の試みに思うWEBメディアの未来と地方への回帰

みなさんは「カンブリア宮殿」って
ご覧になられますか?
村上龍と小池栄子が共演する
テレビ東京のトークライブショーです。

最近この番組で地方や、noteが
これから向かう道のヒントになりそうな
テーマがありました。

新たな価値を地方から発信!最新・体験型ビジネスの秘密
自遊人 社長  岩佐十良
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20160114.html

日本、特に地方が輝くヒントが満載です。


里山十帖というリアルメディア

番組で取り上げているのは主に新潟の南魚沼にある
里山十帖(旅館)
というリアルメディアです。

里山を創生するデザイン的思考(岩佐十良)」では
下のように書いています。

 わたしたちは『里山十帖』を雑誌よりも
 強い共感メディアにしたいと考えていました。
 紙だけでなく、リアルな体験をして
 もらうことによって、より強く『伝える』ことが
 できると考えたのです。

リアルメディア=共感メディアと
いうことなんですねぇ。
そして、リアルな、共感できる体験を
した人たちがその経験を口コミなり、
SNSなりで発信する。
ここまでは結構よく見かける構図ですね。

カンブリア宮殿を見て岩佐十良氏に興味を持ち、
里山を創生するデザイン的思考(岩佐十良)」を
購入したのですがここではもっと深い、
本質的な話が載っていて考えさせられました。


ターゲットを絞るとどうなるか

例えばどんなお客さんに来て欲しいか。
カンブリア宮殿では良い面ばかり
クローズアップされていたのですが、
岩佐十良氏は著作のなかでこんな指摘もされています。

 私たちの宿はリアルな雑誌、
 つまり体験の場を提供することを
 目的としています

これがどういうことを引き起こすか、
わたしの例で例えてみますね。
耳の聞こえないわたしは音楽をたしなみません。

多少の音は聞こえますが、
音にモザイクがかかった世界」でも
書いたように、モザイクが
かかったように聞こえます。

テレビ番組の「芸能人格付けチェック」なんかで、
ストラディバリウスの音色か
入門者向けバイオリンの音色か
当てるクイズがあるじゃないですか。

回答の解説で「音の広がりがある」なんて
言葉が出てきても何やら音が出てる以外
全然わかりません。

そんなわたしをクラシックコンサートに
連れて行っても10分で爆睡しちゃいます。

口コミで良いと聞いて
わざわざ 東京から南魚沼まで
足を運んでも、ターゲット外せば
満足度は0点でしょうね。。。

今までの宿泊施設は「バリアフリー」や
「すべてのお客様に満足を」といった
良くも悪くも日本のおもてなし的な部分を
持っていますよね。

ターゲットを絞った雑誌のような
「体験型メディア」が新しく、
旧来の旅館のイメージを持った方から
クレームが来ることもあるそうです。

でも、ターゲット層を外した人から
クレームが来るような業態って
なんとなく可能性を感じませんか??

それだけ尖っているということなので、
個性的で面白くなりますよね。


noteを含むWEBメディアの未来

自遊人はたまたま紙媒体からスタートして
いまはKindle版も出ていますが、
純粋なWEBメディアとしては
noteのほうがはるかに先行しています。

そんなnoteのクリエイターも、
最終的には「体験型メディア」として
ターゲットを絞って発信していくことが
生き延びていく道になるんでしょうね。

その発信の題材としては東京もアリですが、
どうもこっちはレッドオーシャン気味です。
はあちゅうさんクラスならいいかもしれないけど、
その他大勢に埋もれそう。。。

地方から発信するほうが
ブルーオーシャンで可能性あります。
働き盛りのうちに地方に移住するのも
ワクワクしますよね。


地方への回帰

少し話がそれますが、
わたしの親戚はみんな福島にいるので
年に2回は福島の母方の実家に遊びにいきます。

実家は郡山からいわきの方へ
30分くらい行ったところにある
無人駅の近くなので東京人に
とってはホントに不便です。

ユニクロまでは車で40分だし、
お店も駅前に個人商店が1件あるくらい。

そんな実家に行くたびに思うのは、

「田舎って不便だけど、不便だからこそ
 逆にじぶんのやりたいことだけ専念できる」

っていうことです。
もう余計な誘惑がないんですよね。
福島に移住しようかなぁ。。。

東京にいるとどうしても
「やらなきゃいけない」と
思ってしまうことが増えるし、
妻ともカンブリア宮殿見ながら
こんな話をしていました。

わたし
「便利だし、メリット多いけど東京で
暮らす意味ってなんだろうと思う。
5~10年前なら東京がベストだけど
自遊人のように、時代が変わった気がする。」


「そうだね、それは思うわ。」

東京は地方と違って家の近くにお店や病院も多いし、
色んな面で便利なのは事実だけど
東京で暮らす価値が以前に比べて
薄れていると感じます。

これから地方に移住するひとが増えそうですね!!

それは自分で仕事を作れる人が
増えることでもあるので
とっても楽しみです!!

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?