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2024-25|【読書記録】『HOW TO THINK LIKE Einstein アインシュタインの思考哲学』

今日は『HOW TO THINK LIKE Einstein アインシュタインの思考哲学』という本を読みました。

アインシュタインは有名ですが、何をしたかイマイチわからない人も多いのではないでしょうか?

彼の「相対性理論」も名前は知ってるけど、中身はわからない言葉の際たる例だと思います。

この本は、そんなアインシュタインの人生について、様々な人の回想や、手紙などからみていく本です。いくつか気になる言葉があったので抜き出してみましょう。

シンプルさを好む

この本を読んでいるとアインシュタインは、シンプルであること、を意識していたように思います。例えば以下のようなものです。

説明のために必要な複雑な数式さえ除けば、子どもにも理解できるほど簡単に説明できるのがよい理論である、というのがアインシュタインの考えだった。

1933年にはロンドンで、「静かな生活の単調さ」がいかに思考を活性化させるかについて語り、さらに別の機会には、理論物理学者にとって理想の職業は灯台守だと断言している。アインシュタインにとって科学の研究とは、完璧な集中が要求される孤独で地味な稼業だったことは明らかだ。しかし、だからこそ研究の中で出会う喜びはすべてに報いるものになった。

理想の職業は灯台守というのは、不思議な感じですね。ただ、静かで淡々とした生活に憧れる気持ちはわかります。

文学に親しむ

また彼は物理や科学の研究者のイメージが強いですが、文学にも親しんでいたようです。

本書の中では読書についての彼の言葉をいかのようにまとめています。

・文学作品は代替不可能な幸福感を与えてくれる
・受動的な読書だけをしていると思考力が衰える
・先人たちの名著は徹底的に読み込む

世界の神秘を感じる

この本では、アインシュタインの信念や思考について、また歴史的にどんな取り組みをしてたかを学ぶことができました。知らないことが多かったので、とても面白かったです。

たとえ物理学者でなくても、大事にしたい言葉だなと思ったものを最後に紹介します。

これはウィリアム・ミラーという人が、生前のアインシュタインの言葉を回想したものです。

「大切なのは問い続けるのを止めないことです。好奇心が存在するのには理由があるのです。永遠、生命、世界の驚くような成り立ち、そうしたものの神秘について考えれば、人は畏敬の念に打たれずにはいられません。この神秘について、毎日ほんの少しでも理解しようと努めれば、それで十分なのです」


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