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読むことは書くことである

はじめまして。今年21歳を迎える予定の「つる」というものです。初めての投稿です。お手柔らかにお願いします…

タイトルにある「読むことは書くことである」という言葉はドミニクチェンさんの『電脳のレリギオ』という本で述べられている概念です。

情報を摂取するということは、情報をそのまま受け取っているのではなく、人それぞれにその情報に対する考え方があり、自分の思考の糧にしているはずです。つまり、新たな情報を得ると同時に「書くこと」の萌芽がみられるということなのです。思考したことを実際に「表現」し、発信することで、他者に思考のフィードバックを与えるだけでなく、自分の表現が自分の中でフィードバックされ、さらに思考するきっかけになります。

具体的に言えば、友達の食べ方が汚いと思ったときにそれを注意することで、友達が食べ方ということを考えるだけでなく、自分も後に「あの言い方だと傷つけてしまうかもしれない」と思ったり、「そもそも自分の食べ方はきれいなのだろうか」と考えたりすることを指します。

このような経験は誰しもがあると思います。「読む」ことは「書く」ことというのは、「書く」ということが、自分を見つめなおすきっかけになるということです。

僕がnoteを始めたきっかけは、この「書く」という行為が著しく減ってしまったなと自覚し始めたからです。小学校のころから、自分の考えというものをなるだけ押し殺して、「まじめな子供」に見られようとしすぎて発信するどころか、思考すらも避けてきた記憶があります。高校受験、大学受験と選択するときは経験してきましたが、その選択は自分人生を必ずしも決定するものではなく、「大学生になってからゆっくり考えよう」と自分について考えることを先延ばしにしてきました。そうした中で自分の今後の人生を決定づけるかもしれない「就活」という人生ゲームの1回とまれのマスから動けない自分がいることに気が付きました。

これは他人のためになるかもしれないけれども、究極的には自分のためのnoteです。「書く」ということによって失われた自分の輪郭を取り戻したい。


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