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共同シナリオ第二編1話目

ある日の大型公園。ベンチ。青年Aが座っている。

そこへ青年Bがやって来る。
以下青年AをA。青年BをBと表記します。

B「こんにちは」

A「。。こんにちは」

B「ここ座っても良いですか?」

A「、、、。えぇ。どうぞ。」

BはAの隣に座る

Aは、ふいにBの靴に目が入り、左右逆に履いている事が分かる。

B「。。。」

A「。」

B「今、なんで隣に座るんだよ。って思いましたよね。」

A「、。いえ、別に。」

B「いや、思ったに違いないです。僕だったら思いますもん。」

A「そうですか。」

B「、、。」

A「。」

B「いや、絶対思ったでしょー」

A「しつこいですね。じゃあ、思いましたよ。それで良いじゃないですか。」

B「やっぱり思ったんじゃないですか」

A「(無視)。」

B「いつもここに座ってるんですか?」

A「(まだ喋んのかよと思いつつ)まぁ、はい。」

B「ここはお気に入りの場所なんですか?」

A「まぁ、はい。」

B「今日は天気も良くて気持ち良いですね」

A「まぁ、はい。」

B「27度らしいです」

A「まぁ、はい。」

B「夏に入る前の服装が1番むずいっすよねー」

A「まぁ、はい。」

B「あの、、もうちょっと会話に参加してもらって良いですか?」

A「はい?」

B「いや、自分からの一方通行過ぎて」

A「だからなんですか?」

B「話しかけながらいいともの時のタモリみたいな気分になりましたよ」

A「古いっすね」

B「そこは、そうですね。でしょ〜。」

A「(ため息の後)なんなんすか?いきなり話しかけてきてダラダラと中身の無い会話展開して、こっちはゆっくりしてるんですけど。」

B「怒んないで下さいよ。僕と喋りたいのかなと思って、無理して話しかけたんすから。」

A「どうなったら、そんな発想になんだよ」

B「じゃあ、お兄さん。僕がごっりごりの刺青入りで、誰が見てもあちらの世界の人間だと分かる姿だったら、今みたいな態度取れます?」

A「は?」

B「いや、だから。僕がもっと怖そうで何するか分かんないような人に見えても今みたいなぞんざいな態度が取れますか?」

A「分かんないです。そもそもあなたをぞんざいに扱った覚えがないです。」

B「そうですか?では、これを見ても同じ様な事が言えますか?」

Bはおもむろに自分の鞄からあるものを取り出した。

第二話へ続く。


出席番号1番 大西


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