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メモ📝日本仏教史の学び

ざっくり日本史の流れ

飛鳥時代(聖徳太子/蘇我/物部)で仏教伝来。
奈良時代で盛り上がっていく。
平安時代の前半で、空海と最澄が日本から初めて本場へ、仏教学ぶ。後半から末法思想が流行りだし、現世ではなく浄土へ行こうムーブメントが始まる。
源氏が戦って鎌倉時代とモンゴル来たり。
室町時代に入り、幕府・武士は禅や茶の文化を受ける。
安土桃山で信長・秀吉が暴れ、関ヶ原へ突入→江戸時代、鎖国の時代へ。
明治維新が来ると、廃仏毀釈・国家神道の推進。
第二次世界大戦。


日本仏教史

キリスト教は実態主義
⇔仏教はネットワークがあるだけで実態がない


  • 仏教の根本思想

    • ①縁起:すべてはつながり。関係

    • ②中論:すべては「空」。ガチャカプセル?容器?メッシュの内側?

    • ③唯識:すべては心の世界。


  • 釈迦仏滅後の分化

    • ①上座部仏教

      • 声聞・縁覚のように自らが厳しい修行をして釈迦のように悟る

      • →自分が成仏して(悟って)釈迦如来になることを目指す

      • 出家して修行した本人が救われる

    • ②大乗仏教

      • 菩薩のように他者を悟らせるために助けることも修行とする

      • 自分よりも他人が成仏することを祈る

        • 菩薩は大乗にしかいない

      • 出家、在家を問わず、すべての人


  • 日本伝来

    • 僧侶・経・仏像が三点セットのはず…

      • 日本は仏像ばかり大きく扱った(笑)→依代化?

    • 土着神道が先にあって、混じっていった

    • 飛鳥時代

      • 物部氏(仏教否定):マレビト神を返す役だった

      • 蘇我氏(仏教肯定):マレビト神をもてなす役だった

    • 聖徳太子

      • 法隆寺…四天王像

      • 広隆寺…弥勒菩薩

        • 釈迦の弟子であったが死後56億7000万年後に下生し、悟りを開き釈迦滅後の人々を救うとされている。

    • 道鏡

      • 日本三大悪人のひとり

    • 南都六宗…学問としての仏教へ in 奈良時代


  • 神道と仏教が融合しだす(712年~)

    • 古事記/日本書紀が成立

    • 神仏習合がはじまる

      • →アニミズム(精霊信仰)の強かった神道がキャラクタライズされてくる

    • 神宮寺(神社の近くに立てられるお寺)が増えてくる←神主さんが仏教の勉強をする場所


  • 平安時代(平安密教)

    • 密教(呪術)ブーム到来

      • 教えの主・本尊は大日如来(宇宙の真理そのもの)

      • →大日如来と一体になるための修行(身=身体、口=言葉、意=心の働きが大日如来と一体となるように修行することで生きながらにして仏になる)

        • キリスト教は神が世界を作ったのに対し、こちらは神=世界(バラモン、ブラフマーの梵我一如?)

          • アートマンなんて無いんじゃない?と言ったのが釈迦(空の思想)

          • →これをもう一度ひっくり返すのが密教

      • 空海が真言宗(天才)

        • 入唐。嵐に会い、少し違うところへ到着

          • ぷらぷらしてる間に恵果阿闍梨(中国仏教のすごい人)に密教を教わる

        • 空海は恵果阿闍梨に学んだことを日本で広めようとするが、世は呪詛・密教の時代→真言宗を日本で開く

      • 最澄が天台宗(エリート)

        • 入唐。無事目的地へ到着

          • ここでは最澄は密教を学ばずに帰国

          • 帰国後、色んな論争を起こす

        • 天台宗は 教え・戒律・禅・密教 を大事にする

      • 曼荼羅などヒンドゥー色が入ってる

      • 梵字を扱う密教

  • 天台宗中心の世の中へ…


  • 仏教の腐敗 ~末法思想へ~

    • 怨霊信仰が興る

      • 903年に菅原道真死ぬ

      • 怨霊を祀る怨霊会が民間信仰として発達

        • 怨霊が反権力の象徴

    • 怨霊信仰が落ち着くと…

    • ケガレ信仰

      • ケガレ忌避・穢土と浄土

      • 仏教の呪詛的要素で対応した←葬式仏教の始まり

    • 一方

      • 念仏の教えを広めだす空也

      • 観無量寿経が説明する浄土を模した平等院鳳凰堂

  • 末法思想が流行った末に…?

    • 浄土信仰

      • 来世に期待!

      • キリスト教的なメシア思想が融合したもの(阿弥陀・浄土信仰)

    • 本覚思想

      • この世界そのものが悟り

      • 草木成仏論

        • 草木にも魂があり悟ることができる


  • 末法思想を乗り越える鎌倉仏教へ

    • ①比叡山から法然(浄土宗)

      • 南無阿弥陀仏唱えまくろう

    • ②浄土宗から親鸞(浄土真宗)

      • 心がこもってれば1回唱えるだけでよくね?

      • 大衆化する目的で、結婚も食肉もした

    • ③比叡山から栄西(臨済宗)

      • 座禅と問答による現実主義的仏教

      • 釈迦に回帰しよう

    • ④臨済宗から道元(曹洞宗)

      • 「修行そのものが悟り」という本覚思想へのアンサー

      • 禅と室町文化

        • 金閣寺/銀閣寺/南禅寺

    • ⑤一遍(時宗)

      • 踊り念仏した人には札を配る

      • 熊野権現から信託を受けて開宗

    • ⑥法華経から日蓮(日蓮宗)

      • 南無妙法蓮華経

      • 「法華経以外はダメ!」な過激派


  • 武士のダイナミズム

    • インディーズ僧侶(聖)と民衆で盛り上がってきた鎌倉仏教、を滅ぼす勢いの信長

    • 信長がなくなった後に、仏教に歩み寄る秀吉

    • 家康の政策

      • 本末制度

        • 本寺が末寺に権力を持ち、縦の支配系列を強めた

      • 寺檀制度

        • 寺院と檀家の関係を固定化し、キリシタンがいないか確認する。キリシタンではない証明である寺請制度など。これにより、葬式仏教がブースト。この時代にここまで戸籍っぽいのが進んでいたところは珍しい。

    • 武士道=儒教+朱子学+国学


そして現代へ…


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