見出し画像

InstagramのShopping機能で騒いでるようじゃ遅いよ!

企業が自社の商品を広告する際に、SNSを利用するケースが増えている。

例えば、Instagram。Instagramの中には、shop機能が搭載されている。アカウント運用者はshopに自社商品を登録することができ、Instagram利用者はshopから商品を直接購入することができるという仕組み。

フィード投稿でさりげなく商品紹介をしつつ、その商品を気に入ったユーザーがすぐに購入できる導線を敷いているというイメージだ。

コスメの紹介や日用品の紹介をする投稿がトレンドとなっており、企業がInstagramの運用を続々と開始する理由もよくわかる。

ちなみに、最近のInstagramの流行は、「インスタ映え」ではなく、「パーソナル感」や「テキスト投稿」らしい。確かに、漫画を配信したり、自分の部屋の紹介をしたりする投稿をよく見かける。トレンドはすごいスピードで移り変わっているようだ…。

しかし、ユーザーのアクションが全てSNSで完結するかというと、そういうわけでもないらしい。もちろん、Googleで検索をするユーザーもいれば、YouTubeでレビューをする動画を探す人もいる。

「タグる」という言葉も誕生しているものの、F1層と呼ばれる若手層が中心の行為であり、まだまだ「ググる」も健在だろう。

そこに目をつけたのが、天下のGoogle。

今回紹介するサービスは、そんな「商品のレビュー」に限定したSNSである。

もしかしたら、もしかしたら、次に流行るSNSかもしれなので、一応情報は仕入れておいたほうがいいかもしれない。



(ちなみに、今回のnoteから実験的に小タイトルを無くしている)



今回紹介するのは、ShoploopというGoogle発のサービス。

このnoteを書いた7月17日現在は、モバイルのブラウザだけで利用することができる。

Shoploopを「SNS」と紹介はしたものの、厳密に言うとSNSではない。一般のユーザーは投稿をすることはできず、一定のアクションのみ、行うことができる。その一定のアクションは以下の通り。

・動画を再生
・いいね
・シェア
・保存
・ECへ直接遷移
・投稿者をフォロー

つまり、Shoploopは、SNSに見える「全く新しいオンラインショップ」と言えるだろう。

UIは完全にTwitterそのもの。

以下のYouTubeは公式が出している紹介動画だ。



Googleの意図に、「InstagramやTwitter、TikTokと言ったSNSを食ってやろう」というものはおそらくないだろう。

あくまでも「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」というミッションに向かって、商品のレビュー動画を集めるというサービスを作ったに他ならない。


それにしてもGoogle先生が作ってくるサービスは、いつも「便利やなあ」と思うものばかりである。”Don't be evil.”みたいな言葉がGoogleの中にあるように、情報を使って「自分たちに利益になることをしよう」とするのではなく、「いかに世の中をよくするために情報を提供するのか」というユーザー視点を持ち合わせているように感じる。

しかし、Googleだってあくまでも会社。資本主義のなかで生きているのである。先日、YouTubeがTikTokを食ってしまおうとしているのではないか?というnoteを書いたが、そんなことだってありえる。

真相なんて誰にもわからないが、信用で成り立つこの世の中を、人を信じ過ぎてしまうのも、私は「よくないのではないか?」と思ってしまう。

誰が見方で敵か、わからないから。

しらんけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?