採用されマーケティング
人事責任者をやっていた関係で、採用する側のマーケティングは意識していましたが、逆に採用される側のマーケティングってあんまり意識していなかったなとふと思いました。
採用側から見ると、ファネルマーケティングが結構分かり易いのです。
これが一般的かつ有名なファネル型のモデルです。
知ってもらって、興味持ってもらって、他と比べてもらって、購入する。
採用も大体同じで、BtoB企業の場合は殆ど一般に会社の名前を知られている事はほとんどありません。そのため、認知の獲得から必要となってきます。
採用の場合は「行動」の部分が、「求人応募」と「内定承諾」の2回に分かれて、このファネルが2重に形成されていると考えるとよりリアルに近づくかなと思います。
が、今回触れたいのはそっち側ではなく、求職者側の目線です。
採用人事目線だと、
『応募数⇒書類通過数⇒一次面談通過数⇒内定数⇒承諾数』
みたいにファネルを分解し、数・移行率・品質を高めようとします。
では求職者側の目線としてはどうでしょうか。
転職活動をしたいと考えて行動に移す場合、「どのような企業に行くべきなのか」とか「どうしたら面接通るか」とか個別で考える事はあると思いますが、大局で考える事って案外少ないなと。
上記の人事の数値管理は、直接求職者側に跳ね返るハズなのです。
例えば書類通過率。
その人の年齢、経験、目指す業界などによって数値は大きくブレますが、
大体10%~30%程度と言われています。
一次通過率から先は妥当っぽい数字は見当たりませんが、概算で30%
内定率も30%だとすると、
(書類)10~30%×(一次)30%×(内定)30%=9%~2.7%になります。
逆算すると、1社内定を取るのには11~37社の応募が必要になります。
一次通過率以降は超概算なので、この数値の確からしさは一旦置いておいて、就活をするときにこれぐらいの応募数が無いと内定が取れないという認識をしている人がどれだけいるのだろう。とふと思ったのです。
個別事象としては応募数2.3社で内定取る事も全然ありますし、僕自身も1回目の転職はそんな感じでした。
ただ、転職活動をするときの覚悟感というか、見通しとして、これぐらいの応募が必要そうだよねって事は改めて考えても良いかなと思いました。
もうちょい書きたいことありますが、1000字越えたので一旦今日はここまでにしまーす。
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