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七尾旅人さんのこと

2月28日(日曜)16時から、

七尾旅人さんのYouTube番組『LIFE HOUSE』

https://www.youtube.com/channel/UChsvnAdu9Kx5lMN0dmTOdJQ

にゲストとして呼んでいただけることになった。

嬉しすぎて、何をしたらいいのかわからない。

旅人さんのnote記事に、私たちのことを、丁寧に紹介くださっているから、私も旅人さんのことを書いてみようと、とりあえず「七尾旅人さんのこと」と、題名を書いた。

そしたら、もっと何を書いていいのかわからなくなって、とりあえず写真をアップした。

この写真は、あまりにも旅人さんと関係のない、私40才、次郎9才のモノクロ写真だ。

次郎に飲み物を与えながら、私が見ている先には、花子と太郎が友達と遊んでいる姿がある。

元気に遊ぶ子どもたちが可愛くて、その場に居たカメラマンさんが、撮ってくださった写真の一枚だ。

そう、私と次郎はいつも、みんなとちょっと外れた所に居た。

野山を駆け回る元気な子どもたちを眺めながら、ひっついて離れない次郎と私は、まったりとした時間を過ごしてきた。

野山を駆け回っていた花子も太郎も大人になり、私の元を離れ自立していった。次郎は今だ、私にひっついて離れない。


私と次郎は、効率わるく、生産性低く生きてきた。

1日で終わらせるはずの宿題に、1年かかる感じ?

新幹線で1時間で行ける距離を、各駅停車で1日かかって行く感じ?

いや、一生かかっても、宿題も終わらず、行きたいところへも行けないかもしれない。そんな感じだ。

もう、世間のスピードにはついていけないし、なんなら気持ちわるくなってしまう。新幹線の速さも、地下鉄の深さも、スケルトンのエレベーターも。

だけど、新幹線で通り過ぎてしまう、祝島に渡る船着き場と接近した駅とか、海に落ちるんじゃないかと思うほど海岸線ギリギリを走る水俣へ向かう電車とか。

急いでいる人の目には見えないものを、私たちは見て来た。

ひとつ言えるのは、私たちは幸せだったということ。そりゃ~困ることはあったけど。

そして、今も幸せだと言うこと。そりゃ~今も困ることはあるけど。

生きていることに価値も意味もなく、生きていることがすべてだ。


人生を忙しくすることに忙しくて、多くの人の目には映っていないかもしれないけれど、すぐそばに、困っている人は居る。そして、些細な事でも自分が役に立ったら、ものすごく嬉しいものだ。それはオキシトシンの働きらしい。

オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれることもある物質で、人は助け合った時に、この喜びを感じるホルモンを分泌することで、幸せを感じるように出来ている。

助け合うことは、弱い人間の生存戦略なのだ。

困っている人を目の端に捉えながら、見過ごすことの嫌な気持ち。そりゃそうだ。だって、人は人を助けることに快感を得るように出来ている。

その快感や、気持ちよさや、幸せについて、旅人さんならわかってくれる(やっと出て来た旅人さん)。

海を埋め立てること、山を切り崩すこと、木を切り倒すこと。どれも、不快で、気持ちのわるいことのはず。だけど、仕事だからと、お金の為だからと、生活の為だからと、心を殺して、そうして不感症になってしまった人には、次郎の言葉はわからない(やっと次郎の障がいも出て来た)。

旅人さんと次郎の会話が楽しみ過ぎる。

浮足立った私と、普段通り過ぎる次郎をどうぞ、見に来てください。


私は七尾旅人さんが存在するこの世界なら、この世界に居ることが嬉しいなあ。と思うのです。

だから私たちも、この国のコロナ禍で、苦しめられている多くの人へ、愛と笑顔が届けられたらと思っています。

ぜひ、シェアした旅人さんのnote記事も読んでください。

あと、私に出来ることは、胸の高鳴りを抑えて、寝ることかな?

ではでは、2月28日16時にお会いしましょう!!(この日を過ぎてもアーカイブに残るので、ぜひ、旅人さんの『LIFE HOUSE』よろしくです!)


書くことで、喜ぶ人がいるのなら、書く人になりたかった。子どものころの夢でした。文章にサポートいただけると、励みになります。どうぞ、よろしくお願いします。