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【月曜日のしかけ#26】7秒フッヒ!

月曜日は仕事力大全の基礎に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回のテーマはビジネス・トーキング力(話す力)になります。

次の画像を見て、皆さんの現状のビジネス・トーキング力(話す力)を診断してもらえますか?

ビギナーの方は、7秒しかけ『一言で言うと』、『○○は3つです』、『ポイントは・・・・です』を活用してください。

ブロンズ(相手にわかりやすく話せる)以上の方、素晴らしいトーキング力です。ここまで読んでもらいありがとうございます。


残念ながらチャレンジャー(相手が話を聞き取りにくい)だった方、
今回の7秒しかけ「7秒フッヒ!」を活用してください。

ビギナー(相手が聞き取りやすく話せるがわかりにくい)以上の方でも、
たまに

・声が小さくなることがある
・声が暗くなることがある
・滑舌が悪くなることがる

このあたりが気になるのであれば「7秒フッヒ!」ぜひ読み進めてください。


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】

・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す

できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~

何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!

④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~

習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「7秒フッヒ!」とは

相手が話を聞き取りにくい」チャレンジャーの方は「呼吸法」か「滑舌」のどちらかが、または両方が身についていないために話が聞き取りにくくくなっている可能性があります。

なので、聞き取りやすく話せるための第一歩として、「呼吸法」と「滑舌」についてみていきましょう。

まずは「呼吸法」です。

ほぼ6割の人は「胸式呼吸」をしているといわれています。

つまり、発声のときに「胸」から声を出しているんです。その結果、どうしても「かん高い声」になったり、「一本調子」、「早口」、「パニックになりやすい」ということがおこります。

この状態から脱する方法はただひとつです。
「胸式呼吸」から「腹式呼吸」に変えることです。

腹式呼吸」に変わると「低く落ち着いた感じ」が出てきたり、「ゆっくりした口調」で話せたり「深く豊かな声」が出ます。

その結果、「相手に安心感を与える」ことができます。

それでは、さっそく「腹式呼吸」にトライしましょう。
やり方は簡単です。

① リラックスしておなかに手を当ててみる
 ↓
② 「いーち、にー、さーん」と頭の中で数えながら、ゆっくりと口から息を吐き出します
 ↓
③ 同じように3秒数えながら、今度は鼻から息を吸い込みます

※これを5~10分くらい繰り返します

これをやると「腹式呼吸」の練習になります。

いわゆる「腹から声が出る」というのが「腹式呼吸」ですよね。練習すれば「腹式呼吸」は身につきますから、ぜひ、やってみましょう。


つぎに「滑舌」です。

活舌が良くない方にオススメしたい7秒しかけが「7秒フッヒ!」です。

『白潟さん、7秒フッヒってなんですか?』

はい、「7秒フッヒ!」とは表情筋体操なんです。

それでは、さっそくやってみましょう。

① 口を思い切り突き出して「フッ」と強く息をはいてください
 ↓
② つぎに、口を思い切り横に開いて「ヒッ」と強く息をはいてください
 ↓
③ 「フッ、ヒッ、フッ、ヒッ、フッ、ヒッ、……」と7秒繰り返してください

※これを7秒繰り返します

これで終了です。

いかがですか?
なんとなく「滑舌」が良くなったような気がしませんか?

相手が聞き取りやすく話せるための第一歩として「腹式呼吸」と7秒しかけ「7秒フッヒ!」を紹介しました。

気にいってもらえたら、ぜひ今日から実践してください。

2 アンカー(「7秒フッヒ!」を思い出させるきっかけ)

きっかけがなくても言える方は「7秒フッヒ!」をすぐ実践してください。

実践するのに不安がある方は「会議」をきっかけにしましょう。

★ XX会議が始まるぞ! ⇒ 参加前に7秒フッヒ!を実践する

皆さんが参加する前に活舌を良くしたい会議を選び、その会議をきっかけにしてください。

・ チームの定例会議
・ チームの朝礼/夕礼
・ 進捗会議/商品会議

3 今すぐ準備しましょう

7秒フッヒ!」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

① 4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)の実践がおススメです。

連続で何回実践できたかをチェックする準備をしましょう。
準備の例を次に示します。

・ 「XX会議参加前に「7秒フッヒ!」と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)

・ 1枚のふせんにXX会議参加前に「7秒フッヒ!」と4回のチェック欄を書く(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

② ①のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつから実践しますか?

7秒フッヒ!」いつから実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 次に、上司に報告する時から
・ 明日の朝礼から
・ 次の定例会議から
・ 次の1on1から

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
7秒フッヒ!」実践と記入した付箋を手帳やパソコンに
貼ってもいいです。 

7秒フッヒ!」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの話しが相手に聞き取りやすくなることを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。


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