【金曜日のしかけ#21】社長と1on1でスタートダッシュ
すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。
フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。
この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけや社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。
ただ、気になるかと思いますので、社長の名前だけは先に公開したいと思います。
第21弾の「すごいしかけ」は幸松社長の「社長と1on1でスタートダッシュ」です。
入社後のオンボーディング施策というのは一般的に人事部や受け入れ部署が担当する業務です。
一方で、今回紹介するしかけは社長自ら入社後に新人と1on1を実施して、その人の定着や早期戦力化のサポートをするしかけです。
1 社長と1on1でスタートダッシュの内容
「社長と1on1でスタートダッシュ」では、入社後半年以内のメンバーを対象に社長が毎月15分の1on1を実施します。
この際、幸松社長は週2時間ほどの枠を自分のカレンダー上で確保し、メンバーが各々時間を申請できるようにします。
申請された15分ではテーマは特に制限なく雑談をして、メンバー次第ではプライベートの話や仕事上での課題や問題について相談を受けます。
2 このしかけのすごいところ
① 入社後ギャップの解消ができる
「選考中に期待していたことと、実際に入社してから体験していることが違った」
これは、新人の早期戦力化の妨げになったり、早期退職に発展することもある危険な要素です。
しかし、実際に働いてみるまではどれだけ手を尽くしてもこのギャップをゼロにすることはできません。
入社後に本人の抱えている感情や想いを定期的に社長が受け止め、問題を解消したり改めて経営の想いを伝えられれば、入社後に感じたギャップによる悪影響を防ぐことができます。
② 実施するかしないかは本人が自由に決められる
1on1は、部下側の意思を無視してトップダウンで実施するとなかなか上手くいきません。
実施するかどうかも完全自由だからこそ、1on1中に素直に想いをぶつけられるのです。
③ 現場目線の経営課題をキャッチできる
これは社長にとって大きなメリットです。
特に中途入社の新人が入社直後に「前職と比べてここに違和感がある」という気づきを共有してもらうことは経営において大きな成長チャンスを得られる可能性があるでしょう。
3 自社に導入する際の注意点
① 中間管理職の中抜きになる
社長が自ら現場のメンバーの相談に乗ってしまうと、それは直属の上司や部門長を中抜きにしてしまうことになります。
上司やマネジャーのメンツをつぶしてしまったり、指示命令系統が崩壊してしまうリスクがあるため注意が必要です。
中抜きリスクが高い場合は、社長でなく事業部長や人事部長がやった方がいいでしょう。
② 1on1に来ない/来なくなる社員もいる
自由参加にしているのでもちろんですが、何割か来ない社員もいます。
社長からすれば少し寂しいですが、それを口外してしまうと全員強制なのではないかという無言の圧力が生まれます。
そうすると社員からすれば発言ひとつひとつにプレッシャーがかかりすぎて1on1で何も離せなくなってしまうことになりかねません。
4 すごいしかけの会社はコチラ!
すごいしかけ「社長と1on1でスタートダッシュ」を実践されている会社は、本社が兵庫県神戸市にある「日本で一番身近な情報セキュリティ会社になる」をビジョンに掲げているLRM株式会社です!
明朗闊達な幸松社長が経営されておられる会社です。
現在、3つの事業を展開されています。
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
「社長と1on1でスタートダッシュ」のすごいしかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また来週!
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