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【海外旅行最終】ロサンゼルストランジット日記

「ああ、泣きそうだ。」

LAのターミナルを歩いてるときそう思った。

これは学生時代の旅行の話。

アフリカ系のスタイリッシュな保安検査員たち。

ガムを噛みながら挨拶してくれる職員。

金額を英語で伝える店員さんたち。

紛れもなく海外にいる。

地球の反対側にいる。

そんな実感がするようなしないような不思議な感覚。

むしろいつも日本に帰った後しみじみと「ああ、自分って海外にいたんだな」と思うものだ。

トランジットで時間があったのでin outバーガーに行ってみた。

道中のアメリカっぽい信号機。

真上を通過する巨大な飛行機。

夢のような光景だ。

結局海外に一ヶ月ほどいたが、住み続けでもしない限り夢のような期間であることは変わりない。

お店に入ると「元気?どこから来たの?」とみんなに聞いてるアフリカ系のにこやかな店員さん。

オニオンを入れるかどうか聞いてくる店員さん。

深夜便明けで英語力を使い果たしていたが、しっかり注文出来た。

あちこちから聞こえる英語。

素敵な制服を着た店員さん達。

ニューヨークは苦手だったが、オーストラリアと似た余裕を感じるロサンゼルスは好きだ。

店員さんとの距離も近い。

ハンバーガーを頬張った瞬間に涙が出そうになった。

ビッグマックとも違うバーガーを頬張り確かに自分はアメリカにいるのだと認識した。

そしてチェックインを済ませてターミナルを歩き、再び泣きそうになっている。

昔は海外が苦手だったのだろうか。

日本との違いにびっくりし、疲れ果てた在りし日。

そして今は違いを楽しみ、それを失いたくないと思っている。

自分も実感はないがゆっくりと成長しているのかもしれない。

アメリカ人にとってはなんともないものでも、ハンバーガーでも逃避行が終わることを実感し恋しくて泣いてしまいそうになる。

旅の終わりとはこのようなものかもしれない。

また海外旅行がなぜ好きなのか自問自答してみることにしよう。

好きをいっぱい楽しめる。

それが海外旅行であり、ときに寂しいものでもある。

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