ShippioのAnchors(バリュー)をリニューアルしました
2023年08月07日に、ShippioのAnchors(バリュー)を刷新しました。本記事では、リニューアルに至った経緯や、それらの過程、そして制作秘話について、プロジェクト推進を担当したにしとう(@K_Nishito)よりご紹介します。
Anchorsとは?
一般的にはバリュー(価値観)と呼ばれるものです。従来のAnchorsは2020年頃GoodPatchさんと共に作成したものでした。
参照:https://goodpatch.com/blog/shippio
新Anchors
今回、全部で5つのAnchorsを定義しました。それぞれ、以下のとおりです。
Moonshot
大いなる理想を抱きながら、Industrial Transformationを実現しよう。 巨大で複雑な産業変革は一朝一夕では叶わない。緻密に計画し、大胆に挑戦し、小さなことを積み重ね、前人未到の景色を目指そう。
Do-Mannaka
正々堂々・真正面からIndustrial Transformationを実現しよう。面倒でも・険しくても、正しく誇りに思える道を進もう。業界の積み重ねにリスペクトを持ちながら、Moonshotの実現にこだわろう。
Record Breaking
我々はこの業界におけるMoonshotを絶対に達成できる、そして達成しなくてはならないチームだ。その誇り・覚悟・信念を胸に高い目標を掲げ、最後の最後までやりきろう、超えていこう。
Fail Fast, Sail Forward
失敗を恐れず圧倒的な速さで進めよう。転んだときは次にもっと速く走るための学びにしよう。 一見ためらってしまうことも大胆に実行し、あらゆる経験を次に活かそう。それらの積み重ねがきっと大きな夢の実現に繋がっていく。
One Team
1人では乗り越えられない壁も、同じ理想を目指す仲間がいれば乗り越えられる。碇をあげる人、風を受け帆を張る人、舵をとる人、それぞれの立場からチームのために全力を尽くそう。言葉を尽くしてお互いの価値観を理解しあい、喜び、共にMoonshotを実現しよう。互いを誇れるよう共に頑張れる、そう思えるチームを生涯の財産としよう。
Anchors の刷新に当たって
刷新の背景
先にも触れた通り、従来のAnchorsは、2020年に作成されたものでした。「ど真ん中」「仲間」「光のスピード」など、単語単位で日常的に使われるほど浸透していました。
一方、当初Anchorsを策定したのは、Shippioがまだ10〜15名のとき。プロダクトの利用者も少なく、今とは全く異なる状況でした。
今やShippioも組織は70人弱。応援してくださる企業も大きく増え、改めて我々の「核」を言語化し、今後のさらなる成長に備える必要があると感じ、Anchors刷新を行うことにしました。
Shin-Anchors Project を進めるに当たって
※ Anchors刷新プロジェクトを “Shin-Anchors Project”と呼んでいたので、以降はこの言葉で書かせていただきます。
Shin-Anchors Projectのメンバーは8人。価値観に偏りが出ないよう、ビジネス・プロダクト・開発・コーポレートチームそれぞれから、出身業界・年齢・性別・出身国や地域が異なるメンバーをアサインしました。トップダウンで経営陣が決めるのではなく、「自分たちが迷ったら立ち返る軸」に仕上げていけるように「現場メンバー主導で」進めていきました。
社員全員が関わり、自分たちが作った軸と思えること
マイルドにせず、「業界を変えていく」ために必要なエッセンスを詰め込むこと
グローバルチームとして、全員が同じ言葉に向き合えること
キックオフ、ワークショップ、ディスカッション、お披露目会など様々なプロセスを経てこのAnchorsを刷新してきました。
「Moonshot」目標の高さを、他の4つはアプローチを。
Anchorsは、「目標の高さ」と「アプローチ」の2つの構成で成り立っています。
Shippioが目指す「理想の物流体験を社会に実装する」は、過去半世紀以上に渡って積み上げられた国際物流オペレーションを「デジタル」の力でアップデートしていく、非常に複雑でやりがいのあるチャレンジです。緻密に計画し、大胆に行動しなければ達成できない、目指すべき頂の高さや特徴を、「Moonshot」という言葉で表現しました。
その景色を見るための”Shippioらしい”アプローチが、「Do-Mannaka」「Record Breaking」「Fail Fast, Sail Forward」「One Team」という言葉で表現されています。
”ど真ん中 (Do-Mannaka) ”は日本語のまま残そう
なお、「Do-Mannaka (ど真ん中) 」は、リニューアル前にも存在していた言葉です。グローバルチームとしてAnchorsは英語で統一したい想いがあった中で、唯一日本語として残そうという意思決定をしました。
「ど真ん中なチャレンジだよね」「それはど真ん中じゃないと思う」・・・。これらはShippioで日常的に使われている言葉です。もちろん、外国籍のメンバーにも深く浸透しています。事前に行った、全社員参加のワークショップでも、多くのメンバーから「Do-Mannaka (ど真ん中) 」は圧倒的に支持をされたため、「あえて日本語で残す」ことを決めました。
面倒でも・険しくても、正しく誇りに思える道を進むことを良しとするこの文化は今後もぜひ継続したいし、今後もより強くしていきたいと思っています。
ちょっとずつ、我々の言葉になっていっています。
Anchorsはリニューアルしたあと、いかに浸透させ日常的に使っていくかが重要です。ここに対しての施策は、今後どんどんやっていきます!という前提で… まずはスタンプの作成や、グッズの作成などを行いました。
おまけ - 浸透グッズ
グッズ作成をリードしてくれたのは、エンジニア+プロダクトデザイナーです。ボトルのデザイン、とても素敵ですよね!さらに制作中に生まれた代表佐藤をコミック風に描いた絵は、ステッカーやSlackスタンプにもなりました笑
最後に
改めて、「現場主導でAnchorsを定義していく」ということが実現できてよかったなと思っています。まだまだ「定義しただけ」なので、今後の浸透もしっかり頑張ります!
個人的に今回のAnchors策定に当たっては、「誰も妥協せず、納得行くまで膝を付き合わせて議論を行えた」というのがとても良かったです。気を抜くとふわっとしてしまいがちだったり、ありきたりになってしまいがちなプロセスの中で、我々として10年、20年と強く残していきたい、目指していきたい姿勢が盛り込めたんじゃないかなと思っています。
今回新たに制定した新Anchorsは、今後人事制度などにも反映していく予定なので、そちらはまた別の機会にnoteでご紹介します!
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