責めないで(”なんか体調悪いはズルじゃなかった・24”
★ 余談で伺った話 ★
専門家の方とお話しさせて頂いた際に余談で伺った話です。
「子供を治して下さい、と仰るお父様とお母さまが多いんですよ」
うん、、、なんかワカル。
” 病気は病院に行って薬を飲めば治る時代 ” だから
発達障害も同じように専門家のところにいけば解決するって
思っちゃうんだろうな。
自閉症スペクトラム(ASD)という名称が
病名っぽく聞こえるからかもしれません。
不登校になったり、鬱になったり、
目の前の苦しんでいる子供(現在進行形で)を助けたい
って思えば思うほど
なんとかして治してあげたくて、
「治るはず」と思いたくなります。
でも、治る治らないという結論は何か違うんです。
やり方を変えて困っている回数を減らす、
ハードルを下げる事で少しずつできるようにするなど、
対処療法というか、行動療法で少しでも困らないように生きていく
というのがゴールじゃないのかなと思います。
本人の個性(特性)なので治る・治らないという次元ではないと
専門家の方の話を伺ってしみじみ感じました。
★ 我が家の場合 ★
ご飯を食べれなくなるほど追い詰められた息子を目の前にした時。
最初は、「 至らない母(私)が悪いのだ 」
と自分を責めました。
母として不出来な私が子供を追い詰めたと苦しみました。
罪悪感でいっぱいでした。
後日、専門家からのお話で払拭された時、
凄くほっとしたのを今でも覚えています。
旦那さんが本やネットで調べて教えてくれたことや、
保護者&当事者(息子)で専門家の方から具体的な話を伺えたこと(☆参照)、
家族で真正面から向き合って良かった (*'▽')
☆ 教えて頂いた事 ☆
自閉症スペクトラム(ASD)だからこそ”できる事”、
自閉症スペクトラム(ASD)だからこそ”できない事”は表裏一体。
悪い事ばかりではないことを教えて頂き、
少しずつ苦手に向き合うスキルを身に着ける方法だけでなく、
周りの方に知って貰って助けて頂くよう動く必要がある事など。
具体的な方法を一緒に模索&実現する機会を貰えてラッキーでした。
★ 責めることじゃない ★
自閉症スペクトラム(ASD)が分かってから1年とちょっと経ちました。
その間にテレビやネットでも取り上げられることが増えたせいか
発達障害という言葉は知られるようになってきました。
発達障害を持つお子さんのnoteや
不登校のお子さんに向き合うnote(発達障害の有無に関係なく)や
別媒体の専門家の記事や保護者の体験記などを読んで
痛いほど感じたことがあります。
・辛い状況を理解して貰えない事(怠惰だと言われる酷いケースも有)
・理不尽な目に遭う方が多い事(進路指導の場合など)
・教育者ですら必ずしも理解者ではない事
・発達障害や不登校で社会(学校、会社等)から疎まれる事
専門家の方や先輩となる保護者の方が
懸命に努力して道を拓いて下さっていますが
まだまだ溝は深いです。悲しい。
noteの片隅にいる私ですが
声を大きくして言います。
聞いて下さい。
「 発達障害も不登校も責めるべき事じゃない。
人それぞれ得手不得手があるように
全員が同じことを同じようにできる訳じゃない。
誰にだって得意な事や苦手な事があることを思い出して
お互いが助け合えるように手を伸ばしあいましょう。 」
歴史や現代社会や天気に関する知識の深さや
体調を崩した私の為に料理や洗濯などをやってくれる気配りや
理不尽な小さな子からの暴力すらいいよと許す優しさや
一つの事に没頭して集中できる息子が役に立てる場所が必ずあるはず。
誰かの不得手を補えるポイントで活躍できるはず。
だから
発達障害で不登校の息子を
責めないで下さい <(_ _)>
何も悪いことはしていませんから。
最後まで読んで下さってありがとうございました!
(19:35時点で少し追記しました)
優しいお気持はありがたく、ちゃっかり頂く方針にしました💖