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【発達障害】Wisc-ⅣでみるIQの変化

☕ Wisc-Ⅳとは

発達障害を疑われた場合に受ける検査のひとつです。

WISC-IVはウェクスラー式知能検査の1つです。
ウェクスラー式知能検査は70年以上の歴史を持つ検査です。
現在、全体的な知的能力や記憶・処理に関する能力を測るテストとして現在世界20数か国で使用されており、国際的にもその信頼性が高く評価されています。

ウェクスラー式知能検査は年齢に応じて種類が異なり、幼児用のWPPSI、
児童用のWISC、成人用のWAISの3つが使い分けられています。
WISCは、5歳0ヶ月~16歳11ヶ月の子どもを対象とした、児童用の知能検査です。(引用元:LITALICO


☕ 中1→中2→中3の変化

初回、息子が心も体もダウンする一カ月前に検査を受けました。

検査を受けるまでの間に2カ月間を要するほど、
子供向けのメンタルヘルスは予約でいっぱいです💦

臨床心理士のもとでWisc-Ⅳの検査を受け、
それ以外に両親からの聞き取りなどいろんな検査をして
結論として発達障害のASD(自閉症スペクトラム障害)と診断をされました。


1のWisc-Ⅳの結果:

 大項目4つ(言語理解、知覚推理、ワーキングメモリ、処理速度)の

 点数それぞれが得意と不得意をくっきり分けて、

 点数グラフは見事に大きなジグザグ具合でした。

 このふり幅が大きければ大きいほど困り具合が高い、

 発達障害の傾向があるとされています。

 『言語理解』が高くて(129)、高機能自閉症との診断でした。

 当時の彼はストレスで食べる量は幼稚園児以下、

 ゆっくり眠る事もできず、

 生きているのが精一杯。

 このままの状況だと栄養不足で、

 第二次性徴どころか、脳が縮小してしまう可能性があるので、

 少しずつ何回に分けて食べるよう医師や臨床心理士から言われました。

 見えない所で泣きました。

 生きていて欲しい、それだけでいいと旦那さんと二人で願いました。


中2のWisc-Ⅳの結果:

 一年前に比べて少しずつ減少しているものの大差なしでした。

 学校に行ってないのにあまり下がってないことを褒めて下さいました。

 一年間で体調が良くなり、心も穏やかになってきて、

 食べる量が増えて、少しずつ活動的になってきたことです。

 勉強はそれほどしていない時期でした。


中3のWisc-Ⅳの結果:

 驚くことに大きな変動がありました。

 大項目のひとつ『知覚推理』が20点近く上がりました。

 全体をみてもほぼ正常の範囲に収められ、

 点数グラフの大きなふり幅がぎゅっと縮まりました。

 臨床心理士の先生からも「よく頑張ったね」と褒められてました。

 心と体が落ち着いて勉強するようになったのを機に

 今年に入ってから不登校のお子さんが通う学校に行ったり、

 担任との面談に行ったり、テストを受けたり、別室登校したり、

 どれが原因かは分かりませんが、

 彼なりに刺激のある半年を送ったからかもしれません。

 一時期はまっていたボードゲームの影響かもしれません。

 これ、お勧めです。家族で楽しめます。

 様々なカタチの自分の色のピースを使って、

 陣地を増やしていくゲームです。


☕ 他の点も聞いてみました

言語理解が少しダウンしたが何かした方がよいか

学校で発表したりなどの機会が無いからかもしれないとのことでした。

本を読むことで良くなる可能性があるとのこと。

下がったとはいえ、100越えはしてるので高いと思って良い。


1年ごとがいいのはなぜか

成長期はちょっとしたことがきっかけで大いに変わるので、

経過を把握することが大事だと考えられているとのこと。

大人になるとあまり変化は見られないとのこと。


『知覚推理』は変動しやすいのか

『知覚推理』と『ワーキングメモリ』はあまり変化がない項目。

今回これほど点数が上がった事は素晴らしい。



褒め上手な臨床心理士の先生のおかげで、

息子はニコニコしていました。


他にもいろいろ聞いた事が合ったかも💦

思い出したら随時追加していきます。

最後まで読んで下さってありがとうございます。


大好きなイラストレーターのひとり、

たかのやまひろとしさんからお借りしました。

夏って感じで可愛いですよね。

実はかにさんが横に動いて割れないパターンだそうです😝

優しいお気持はありがたく、ちゃっかり頂く方針にしました💖