両親の介護について（その1）

私もタクシードライバーになる前から両親の介護は始まっていました。
その時は買い物と病院までの行き帰りの付き添いだけでした。
心の中では
「病院に連れて行くだけならまだしも、診査や処方箋が出るまで待っているのが面倒くさい。」
という気持ちが大半でした。
こうなるまでは、両親共に自転車で自ら買い物や病院にいったりしていました。
母もその気で当時は電動アシスト自転車が販売開始された時期だったので、母も近所の自転車屋で電動アシスト自転車を買って、歯医者まではその自転車での往復が当たり前でした。
しかし、乗り始めて1年経たないくらいで、車道と歩道の段差がある場所で前の車輪が乗り上げる事が出来ず、顔面から地面に転げ落ちてしまい、見かけた方が救急車を呼んでくれましたが、結果として一旦、集中治療室に入り、上の歯が４本折れていてインプラントに差し替えとなってしまいました。
退院後は母は自転車に乗れなくなっていました。