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大空に羽ばたけ

 そろそろ卒業シーズンですね。これを書いている時期はそれよりも早いのですが、今回は卒業に関わりをもつことを書いていきます。
 卒業といえばまず頭によぎるのは「仲間との別れ」でしょうかね。特に中学、高校となるにつれ全員の進路も幅広くなり、一気に別のところに散り散りになってしまうといった感じがあります。ですが、別れは出会いと表裏一体です。また出会いは別れがあってこそ存在するものです。別れがなければ新たな出会いなんて生まれないのです。つまり卒業とは一種の環境の大きな変化ともいえるでしょう。そして新たな人生の序章にすぎないのです。それに現在はインターネットの発達によって遠くの人とのコミュニケーションがより簡単になっているので、あまり別れということを重く捉えないのかもしれません。ですが間違いなく大きな変化の幕開けではあると思います。
 これは私の持論ですが、別れの数はその人が成長した証だと私は思っています。先ほどの通り別れの数は環境の変化を経験した数と同義なので、実際に経験というカテゴリーでは別れの数というのは一種の指標になると思っています。別れ=経験なのです。だからこそ別れを経験したものはそうでないものと比べ、少し多い経験値が蓄積されているのです。
 そこで私がこのシーズン伝えたいのは変化を自ら望むことが現代社会で最も認められることだということです。卒業された学生のみなさんは新たな門出となるわけですが、その新しいスタートに不安が多いと思います。実際私も高校卒業を経てそういう気持ちになりました。ですが私のまだまだ少ない人生経験でもわかることとして、変化=成長ということを挙げます。実力を付けること、レベルアップすることが成長、と考えられがちですが(恐らくゲームのせいですが)本来成長とは人間にとっては中身が変化することだと私は思います。新しい環境への適応、考え方・価値観の変化、挫折・失敗・羞恥の経験など、小さな変化も成長なのです。卒業されたみなさんは今その変化の機会を迎えたのです。それは人として成熟するまたとないチャンスと捉えなくてはなりません。そしてこういった環境の変化をこれからも自ら進んで望める人間になってほしいなと思います。
 最後に日本に住んでいる皆さんの多くは、大きな変化を望まない安定志向の傾向にあります。これは日本の文化の問題なのですが、これからの社会では、資本主義の原点である、成長=変化が非常に重要になります。人と変わっている、やったことないことにチャレンジするなど変化を自ら作り出す人間になってください。私もそれを目指して、またその私の変化を皆さんに共有できるように、これからここで文章を投稿していきます。
 これからも興味が向いたら私の文章を読んでいってください!あと卒業生の皆さん投稿時期は遅れましたが、卒業おめでとうございます。
#卒業のことば

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