吉村萬壱さんとSEIJIさん

芥川賞作家である吉村萬壱氏のwikipediaを読んでびっくらこいた。双子の弟が漫画家の「THE SEIJI」。マジ!!!
記憶がぴゅーんと遡る。かくかくしかじかで27歳くらいの私はSEIJIさんのオフィスにおじゃましたのだった。それから漫画原作関係者の方と3人で沖縄料理屋に行き、それからカラオケ店に行ってSEIJIさんとGReeeNを歌った気がする(懐かしすぎw)。私の顔が丸いのでその間中まるちゃんと呼ばれていた。言っておくが一応これは仕事の打ち合わせ。当時の私は漫画原作に携わっていたのでそんなご縁でおじゃましたというわけです。二回りくらい歳は違うけれど、勝手ながら親しいと思っていました。
そのとき、そう言えばプロデューサーさんから「SEIJIさんのお兄さんは作家」と聞いていて、SEIJIさんからも「アニキが……」という話はよく聞いた気がするけれど、例によって読書経験ほぼ0の私は芥川賞作家と言われてもその歴史は綿矢りささん&金原ひとみさんのW受賞で止まっていた……orz。

あーSEIJIさんのお兄さんだったんだ。なんか、納得。芸術兄弟なんだなあ。SEIJIさんはとっても気さくで私のようなどこの馬の骨ともわからん小娘にも優しく大阪人らしいユーモアあふれる気質だった。おひとりのオフィスなのだけど「ここなら屁もこける」とか「プライドもないしね」とかおっしゃる。漫画家としては雲の上のプロの方なのだけど、いい意味でそんな雰囲気が皆目感じられない、どんだけフレンドリーなんだって人だった。
そんな裏話とは関係なく、先日所用にてSEIJIさんに連絡したのだけれど、どうしても私の顔が思い出せないということで、それもSEIJIさんらしいなあと面白くて笑ってしまった。

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