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過程を売る

最近、キングコングの西野さんが、YOUTUBEでコロナ時代のビジネスについて語ったり質疑応答されているのを興味深く聞いている。なかでも印象に残っているのは「ミュージシャンはどうすればいいのか」という質問に「CDやライブといった完成品だけでなく、過程を売ればいいのではないか」と答えていたことだ。

たとえば好きなミュージシャンがギターをならしながら、あーでもないこーでもない、と曲ををつくっている姿をファンなら絶対みたいはず。大勢に公開するものと10人にしか公開しないものでは、おのずと価値が変わってくる、と。なるほど。

昔、ジャズのライブハウスに通っていた頃を思い出した。私はあるドラマーのファンになり、月数回のライブだけでは飽き足らず、普段のスタジオでの練習風景を見てみたいと思ったことがある。そのドラマーの方に一度頼んでみたのだが「きてもグダグダやからおもしろくないと思うでー」といわれ、実現はしなかった。

お金を払うといえばよかったのかな。
リハや練習のチケット、もし売り出したらきっとファンは買うだろう。
だけどスタジオに部外者がいると気をつかったりでややこしいのかもしれない。
今みたいに配信ならもっとやりやすいかな。
でも生の音がききたいんだよね。(⇒これはもうすごくぜいたくなことになってしまったけど…)

細かいところは難しいけど、自分の少ない経験から考えても「過程、買う」と思った。西野さんの提案に納得した。


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