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ファシリテーターの孤独を解消できるか

IT業界でエンジニアとして働くワーママです。チームリーダーをやっていて、チーム内の対話形式の勉強会でファシリテートする役割を後輩数人に任せています。しかし、ファシリテーター役の後輩たちはひとりで抱え込んで辛そうです。今日「ファシリーダーとは?」を解説するセミナーに参加して、それを緩和できそうに思ったので、書き留めてみます。


ファシリーダーとは

参加したセミナーで聞いた定義では以下でした。
・ファシリテーター:自分の意見を差し込まず、客観的に議論を進行する役割
・ファシリーダー:自分の意見や意志を持って、物事を前に進める役割

必要な行動

このファシリーダーに必要な行動として7つ挙げられていました。そのうち、コアに必要な要素として、「観察」「対話」「期待役割」が挙げられていました。

対話するには日々の観察が必要です。この観察は1人でやらない。1人でやらないことで”思い込み”ではなく、客観的にどう見えているかを認識できます。

そして対話を進めるにあたっても1人でやらない。対話の場で進行における役割分担をします。それを期待役割として合意していきます。

後輩たちの孤独

ファシリテートを任せた後輩たちはみんな、「自分が話しかけないと誰も発言しない」と言っていました。ひとりでミーティングを回すつらさが想像できます…
その場の対話を盛り上げないと!とひとりで抱え込んでいるようです。ファシリテートの役割はひとりでやらないようにできれば良さそうです。

一方で、参加メンバーは、進行役に任せきりになって、受け身で参加してしまうのも想像に難くありません。
これも、期待役割を認識できていないので、能動的に動きようがないのだと思われます。

緩和できるか!?

ファシリテーターを務める後輩の孤独を解決するにはどうしたらいいか?と考えてみます。

私がやってみようと思うのは「ひとりでやらない」こと。何をひとりでやらないようにするのかというと「観察」です。

育休中に対話の効用を体感して、現在の職場でもやろうと思っています。しかし、ある程度の理解とスキルが必要で、すぐにチームで実践とはなりません。

そんな中、セミナーで対話の前提として「観察」があると聞いて、これだ!と思いました。勉強会のグループ分けは普段の業務を把握しやすいメンバーで組んでいるので観察には向いているはず。この観察結果を共有しあうことで、ファシリテーターの負担を減らせるのではないかと思いました。

このテコ入れを各グループに私が参加して、期待役割を伝えて、受け入れてもらおうと考えています。ファシリテーター役を担当してくれた後輩が「ただ辛い」という感想で終わらないように、そして対話を通してメンバーが何かしらの気づきを得て成長できるように。

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