成長させるリーダーになるため『リーダーの仮面』からヒントを得る
新年度、組織が新しくなりリーダーとして仕切る業務範囲が増えました。このタイミングで積読にしていた『リーダーの仮面』を読んで、今年度どのようにリーダー業に向き合うか考えてみました。
本を読んでみて
まずは本を読んでみて、自分の状態を観察します。
すでに実践しているところ
「誰がいつまでに何をする」を明確にする
特に「いつまでに」を決めないと、人は本当に動かないことを去年実感しました。期限を守れていないことで「どうしたら達成できるか」を考え直すきっかけにもなります。点と点の管理
昨年やったプロジェクトでできていました。自分が担当として入る時間はなく、任せるしかない、でもタスク進捗とこのままでいい状態かを把握しなければいけない。そんな状況で、どこを押さえておけば、任せておいて大丈夫か介入が必要かを判断できる感触を掴めました。事実だけを拾う
後輩の業務状況を聞いて、コーチングしたり、具体的にアドバイスしたりする業務をちょくちょくやっているので、聞く時に事実と解釈を分けて聞くことは意識して行っています。ジュニアなメンバーはタスクと感情を区別できていないことが多いです。
やっていないところ
ルールを守るを徹底させる
実際は行っていますが、ルールを守らせることを徹底させないと統制が取れなくなってくることを軽視していました。私も担当としては守っていないことも多くて(汗)。この本を読んでいる時に、ルール通りに動かないメンバーがいたのでやっぱり注意しないといけないよね…と思いました。褒められて伸びるタイプを生み出すな
モチベーションを維持したり、上げることで業務を遂行してほしいと考えていました。その手段として「褒める」ことをしていたかもしれません。実際は感謝を伝えることのほうが多かったとは思いますが、仕事をする動機を上司やリーダーが作るものではないという主張には、確かにと思いました。メンバーを成長させる
チャレンジを与えて成長を待つ、今まであまり意識をしてこなかったです。後輩の業務へアドバイスする場合は、後輩の行動の変化から成長を感じていましたが、そのように意図的に仕向けたものではありません。後輩の業務をレビューすること自体が頼まれた仕事だったので、上司がなぜその手段をとったかはあまり考えていませんでした。
今年はどう振る舞うか
今どういう状態か
まずリーダーとしては、昨年のプロジェクトを引き続き担当します。それに加えて10人ほどで定常的に行っている業務をマネジメントする役割も担当します。この定常業務でリーダーシップを取ることは私にとっては初めてです。
そしてチームとしては、定常業務でベテランメンバーが異動してしまい、ジュニアメンバーで今までの業務品質を保てるようにしないといけません。
私は何をするか
定常業務をジュニアなメンバーでも品質をなるべく落とさず業務遂行できるようにしたいです。各メンバーが成長できる環境を作ることが私の今年の仕事になりそうです。
『リーダーの仮面』によると、不足を埋めることが成長するということ。今のチームに「不足」はいっぱいあります。今の不足状態を言語化して、チームメンバーに不足を補う挑戦を用意していこうと思います。半年後、一年後にどう変化しているか楽しみです。
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