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「私による私のための大学」の道のり #中間報告書 #私の働き方実験
こんにちは。
岸 志帆莉です。
私はいま、ランサーズ主催「新しい働き方LAB」の2期生として、あたらしい働き方を追求するための実験をしています。
早いもので、活動がスタートしてから3か月が経とうとしています。
中間報告を兼ねて、いまの状況や気持ちをここに残しておこうと思います。
参加するまでの経緯や当初の思いはこちら▼
【研究テーマのおさらい】
🌼「私による私のための大学」を設立することにしました
この実験では、現在ひとりで子育てをしている私が、家族と自分の笑顔を守りながら働いていく道を模索しています。
このnoteでもつづってきましたが、春から夫が海外赴任になり、以来ひとりで3歳と0歳の子どもたちを育てています。来年には夫の赴任地に家族で引っ越す予定ですが、それまでは日本で母子3人で暮らしていきます。
ひとりで3歳と0歳を育てる日々はなんといっても壮絶です。まいにちが暴風雨。でも歩みを止めるわけにはいきません。いますぐに大きな成果や実績は出せなくても、その日その時にできることを積み重ねていく。その先に、より納得のいく未来が待っていると信じています。十年後、あるいは二十年後のため、いまは種まきの時期と捉えています。
そんな時だからこそ、短期的なゴールはあえて追わず、長期的な視野に立ってこれからの基盤づくりをしたい。
これからも心身すこやかに、子を育てながら働く日々を気負わず楽しんでいきたい。可能なところは省エネしつつ、周囲の人々とよろこびをシェアし合いながら、育児とキャリアの両方を歩んでいきたい。
そんな思いから、7月に「私による私のための大学」を設立しました。
🌼シラバス
このような趣旨で作った大学なので、あくまでも今のわたし自身の課題や困りごとにフォーカスしたカリキュラムになっています。
シラバスの概要をおさらいします。
●「クリエイター基礎力養成学科」
クリエイターとしてのスキルをいちから磨くべく、クリエイティビティについて座学や実践を行う学科。
クリエイティビティに関する著書 "The Artist's Way" (邦題:『ずっとやりたかったことを、やりなさい』)のプログラムを活用し、クリエイターとしての基礎力を磨きます。同時にUdemyの講座等を利用しながら実践的なスキルを伸ばしていきます。
●「ウェルビーイング学科」
わたし自身が日々すこやかに過ごすための方法を追求する学科。
ストレスマネジメントについて学んだり、対処法のレパートリーを作成したりしながら、自分なりのストレス対処法を確立していきます。また幸福学の第一人者である慶應大学・前野隆司先生のテキストを講読し、実践を通して自分なりの幸せのかたちを探求します。
さらに、ひとり子育てによる負担をすこしでも軽減するため、「求援力」(=周囲の援助を求める力)を向上するための実習等も行います。
【3ヶ月間のふりかえり】
以下、月ごとの活動内容を振り返っていきます。
🌼7月のできごと
7月はコアカリキュラムのひとつである "The Artist Way" のプログラムを6週目まで進めました(全12週)。
もともと8〜10月は他のカリキュラムや原稿に時間を費やす予定だったため、7月のうちにここを出来るだけ進めておこうと計画していました。
結果、これがとてもよいスタートダッシュになりました。
毎週のリーディングと課題に取り組むたび、発想や行動がより自由になっていく感じがありました。本書は具体的な表現方法について学ぶというよりは、とくに前半など、表現することへの心構えや覚悟を作っていくような内容になっています。これまでも出版社で働くなかで、表現に対する自分なりの想いや覚悟と向き合ってきたつもりではありますが、本書に取り組むことであらためて背中を押してもらったような感じです。
いまは去年から抱える原稿の推敲に取り掛かっていますが、この時期にもっとも基礎的な部分に向き合うことができたのは良かったと思います。この本がどれほどの影響を自分に及ぼすかはまだわかりませんが、少なくとも10月末の締切へ向けての勢いはつきました。
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(李白「宣州謝朓樓餞別校書叔雲」より抜粋)
🌼8月のできごと
8月は本当にいろいろなことがありました。
まずはなんといっても、母子3人で行った千葉・館山への修学旅行。これを抜きには語れません。
シェアレジデンスのLiving AnywhereCommons館山に母子で宿泊し、人生を楽しんでいるステキな大人の方々と交流してきました。さまざまな生き方に触れ、母子ともに心に翼を生やしました。
また、そこで出会ったアーティストのきのぴーさん(LABの同期生!)にお声掛けいただいたき、メタバース上のアート展に出品するご縁にも恵まれました。
お誘いいただいてメタバース上のアート展示会に参加しています。総勢15名のアーティストが出展し、ジャンルはイラストや写真、現代アートなどさまざま🎨お気軽にのぞいてみてください(私は拙い筆書きの短歌を一首出しています)。https://t.co/We60MWq0z3#新しい働き方LAB#メタバース空間に進出展 pic.twitter.com/uwwsHzIM8e
— 岸 志帆莉/大学研究員×文筆業 (@shiori_kishi) August 19, 2022
もともと「メタバースって?! えっ!」 という感じだったわたしが、このようなイベントに参加する機会を得られたのも、ひとえにLABでのご縁のおかげです。
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ウェルビーイング学科でもいろいろと動きがありました。
「求援力養成講座」での歩みを振り返ったところ、いつの間にか100人で子育てをしていたことに気づき、記事にまとめてみました。
これがnoteの注目記事にピックアップされたり、公式マガジンやTwitterでも拡散していただいたりと、さまざまな形で注目をいただきました。
さらに、春から趣味で作っている短歌を新聞に掲載していただいたり、歌人・東直子さんのイベントでご紹介いただいたりと、私生活でも何かとすてきなことが起こりました。
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🌼9月のできごと
そして今、秋の気配とともに9月に入りました。
今月からは原稿が佳境に入るため、それ以外の仕事や研究員活動は少しセーブしていくつもりです。ただ他のことができない状況を逆手に取り、ウェルビーイングや子育てなどプライベートに関わる面により注力していきたいと思っています。
そんなわけで、いまはこんな活動に着手しています。
●子育てプログラムに参加中
居住区が開催する子育て講座「KOTOハッピー子育てトレーニング」に参加しています。子どもの虐待防止センター(CCAP)から講師の方がいらっしゃり、暴力に頼らず子どもと向き合う方法を学ぶ全6回の講座です。
ひとりで子育てをするようになってから、子どもとの向き合い方に課題を感じるようになり、参加を決めました。かなり実践的な内容で、子どもと向き合う際の指針作りに役立っています。
●心理カウンセリングに通っています
また心のウェルビーイングを向上するため、先月から臨床心理士さんとのカウンセリングに通っています。ひとり子育ては砂漠をあてもなく旅するような日々ですが、カウンセリングがあることで、時おりオアシスに立ち寄ることができています。水を飲み、体を休め、心を整える場所ができたことで、またその先の旅を続ける力をもらっています。
【残り3ヶ月でやりたいこと】
新しい働き方LAB での研究員生活も、残すところあと3ヶ月となりました。
残りの日々で取り組んでいきたいことも、ここに残しておきます。
🌼最後までとにかく完走する
まずはなんといっても、わたしの働き方実験を最後まで完遂したい。
これにつきます。
すべてが計画通りにいくわけではありませんし、ハプニングや方向転換もあっていいと思います。そこから広がる世界もきっとあるはず。ただし、歩みだけは止めないようにしたい。その先にどんな景色が待っているか、きちんと見届けたいと思います。
🌼150人で子育て……できるかな?
上でも触れましたが、わたしは今100人を超える人々にいろいろな形で支えていただきながら子育てをしています。この100人の方々とのつながりは、私にとっての大切な「村」です。
ところで、人間は150人くらいまでなら安定した社会を築けるというオックスフォード大学の研究があります。これが事実なら、150人で子育てをすることも可能なのではないか? という仮説がいま私の中でむくむくと立ち上がっています。
わたしの村を、150人の規模まで拡大できるだろうか?
150人で子育てをすることははたして可能か?
そんなテーマで実証実験をしてみたいという気持ちがあります。
150人で子育てができたらもっと楽しそうだし、ひとつの限界に挑戦してみることで、なにか希望が生まれたらいいなとも思っています。
またあらためて、こちらのnoteでアップデートするかもしれません。
🌼来年への見通しも立てたい
また、来年からの新生活の見通しもすこしずつ立てていきたいと思います。
新しい国に引っ越せば、これまで築いてきた生活も人間関係もまた一からとなります。リセットというわけではなく、これまでお世話になってきた方々との絆や思い出はそのままに、新しい国でまた一から生活の基盤を作っていく必要があります。
新しい場所でも、また100人の村をつくりたい。残りの日々は、その準備期間にできたらとも思っています。情報収集や言葉、引っ越し準備など、いろいろとやることはあります。
母子3人で笑っていられたらオッケー
とはいえ、最大の目標はやっぱり母子3人で笑って過ごせていたらいいなということです。
ひとりで子育てをするようになってから、あたりまえの暮らしのありがたさと、それを維持することの難しさを痛感しています。
この実験の果てに、母子3人で笑って暮らしている日々があること。そこに、仕事やその他の活動が自然なかたちで共存していること。
そんな日々が待っていたら、わたしにとって本実験は成功です。
というわけで、これからもわたしの働き方実験は続きます。
引き続き見守っていただけたら幸いです。
それではまたお会いしましょう。
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