妊婦農家の日常🤰ー⑧営農計画の変更✏️
農作業を営むうえで大切になる営農計画。
年間の栽培スケジュールや売上見込などを
営農計画では決めます。
農閑期に決める方が多く、
一般的には年明けが大半なのかな?
我が家では、ほしいもが始まる(12月)と
夏野菜の収穫が落ち着く(9月)まで
ほぼノンストップで作業が続くので、
ほしいもが始まる前の11月に
営農計画を立てます。
野菜作りのポイントは、
出荷最盛期よりも前に
野菜を作って販売すること。
最盛期には野菜が飽和状態になり
値崩れし、高値では売れなくなります。
だから旬の時期よりも
少しでも早く販売することが鍵。
まるも農園では、
キュウリ、ピーマン、オクラ、
サツマイモを育てていまして、
販売時期はこのようになっています。
キュウリ :4月下旬〜
ピーマン :6月上旬〜
オクラ :8月〜
サツマイモ:12月〜
オクラ、サツマイモは、
一般的な栽培スケジュールになりますが
キュウリとピーマンは早出しできています。
その理由は、まだ寒い春前に
ハウスで栽培を始めているからです。
キュウリとピーマンは寒さに弱いのですが、
暖房は使わず、様々な工夫でハウス内を温めて
野菜たちに早く生育してもらえるように
頑張っています!
冒頭でお伝えしたように、
次作も4品目を栽培する予定で計画していましたが
私の妊娠が1月上旬に分かりましたので計画を
変更しました。
出産予定日は9月上旬でしたので、
キュウリとピーマンは収穫作業ができると見込みました。
問題は、8月から収穫の始まるオクラ。
↑でお話したように
キュウリとピーマンは、お腹の成長と共にどんどん
伸びてきたのでちょうど良かったのですが、
成り始めのオクラは、かがんで収穫
しなければいけません。
8月の私がどのような状況なのか
想像もできなかったし、戦力外になる可能性も
大いにありました。そこで、今回はオクラを
栽培しないことに決めました。
12月から出荷の始まるサツマイモは、
10月中に収穫を終えて、甘みを出すために
しばらくハウスの中で寝かせます。
9月に出産して10月に収穫作業に参加することは
到底想像できません。だからといって
「産後1カ月で復帰は厳しいと判断し、栽培を見送る」
という結論には至りませんでした。
というのも収穫したサツマイモの大半を
ほしいもに加工して販売しておりまして、
大きな収入源になりますし、毎年うちの農園の
ほしいもを楽しみにしてくださっている
お客様がいらっしゃるので
今年だけ休むという選択肢はありませんでした。
え?!じゃあどうしたの?ということなのですが、
我が家は小さな農園なので
1人戦力が減ることは大事件!
そこでたまたまその時期に、時間の空く野菜を
栽培していた知り合いの農家さんに短期バイトして
いただくことで問題は解消。
しかもサツマイモの収穫経験者&男性だったので
大助かりだったと主人から聞いています。
コンテナに詰めたサツマイモを運ぶ作業は
重労働なので、男性が1人増えるとめちゃくちゃ
仕事がはかどったみたいです。
ということでいろんな方に支えていただき、
無事に営農計画を遂行することができました!
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