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第一種衛生管理者を受けた話

IT企業で労務を担当しております、新井と申します。
労務 Advent Calendar 2022 の10日目として、11/22に受験した第一種衛生管理者の試験(無事合格🌸)に関する備忘録を残したいと思います。

衛生管理者って?

『労働安全衛生法』という法律により定められた国家資格です。常時50人以上の労働者が働く事業場では、必ず1人以上の衛生管理者を置くよう法律で定められています。
ちなみに、業種に応じて必要な種類(第一種/第二種)が変わります※。
※第一種はすべての業種OK、第二種は有害業務と関連の少ない一部業種(ITなど)のみOKです。

私はもともと第二種を持っていたのですが、取得は3~4年ほど前と、少し時間が経っていました。また、現在労務を担当していることもあり、リスキリングのため第一種を受けることにしました。

全体の流れと備忘録

1. 申請書の取り寄せ(郵送)

10月上旬に、郵送で申請書の取り寄せを行いました。
安全衛生技術試験協会のサイトに従って、該当エリアのセンターに取り寄せ依頼をする必要があります。必要事項を書いたメモのほか、返信用封筒を同封する必要がありました。

取り寄せ時、以下費用がかかりました。(2022/10時点)
・郵送代  :  84円
・返信用封筒:580円(部数に応じて変動あり)

2. 申込書の記入および必要書類の準備、郵送

10/26に申込書類を郵送しました。申込書記入のほか、証明写真、会社の証明書類、(必要に応じて)学位記の写し、住所氏名が証明できるものの準備が必要でした。

受験申込時、以下費用がかかりました。(2022/10/26時点)
・受験料     :7,113円(6,800円+振込手数料313円)
・証明写真の撮影料:   900円
・簡易書留代   :   440円(失念しましたが、確かこのくらい)

ちなみに、受験料の振込は「現金かつ郵便局の窓口でのみ可能」で、313円の手数料は必須です。また、写真は免許申請時にも必要なので、余った写真はそのまま保管することをおススメします。

受験票は一週間で届くらしいのですが、二週間経っても届かず(間違えて捨てちゃったかな…)、電話で問い合わせて再送してもらいました。

3. 勉強

期間:
11月からスタートして3週間勉強しました。飲み会があってできない日もありましたが、基本は1日30分、最後の週末は+3時間やったので、総学習時間は15時間くらいだと思います。

方法:
有料の講習などはうけず、Youtube動画(と一部参考書)を見る⇒過去問を解く⇒間違えた部分を動画や参考書で確認⇒過去問を解く…という感じで勉強しました。

 補足:勉強に使ったおススメアイテム

本当にお世話になりました。
・Youtube:のぐちゃん先生
・過去問:過去問.com
・参考書:この1冊で合格! 村中一英の第1種衛生管理者 テキスト&問題集    
 ※参考書はKindle Unlimited(読み放題)で読めました。

4. 受験当日

持ち物:
鉛筆(シャーペン)と消しゴム、受験票、防寒グッズを持参しました。鉛筆と消しゴムはセンターでも売っていた気がします。
受験票に電卓使用OKと記載がありますが、第一種(特例)は計算が無さそうな試験範囲だったため持参しませんでした。(無くても大丈夫でした)

移動:
自宅⇒五井駅⇒センターと移動しました。五井駅⇒センターは、試験日にはシャトルバスと乗り合いのタクシーが出ています。バスは受験時間の1時間半前?から10分おきで出ていて、タクシーは乗合で順次出発でした。
(バスは片道370円、タクシーは700円くらい)

五井駅からバスで20分くらいかかるので、遅くとも30分前には五井駅に着いている必要がありそうです。

センター最寄り駅(五井駅):
駅のロータリーにあるカフェは、ドトールのみでした。(駅からさっと見渡して選んだので、調べればもっとあるかも…?)
ドトールはそんなに大きな店舗ではなかったので「早めに五井駅ついて、近くのカフェで勉強しよう~」という方は、ご注意ください。

関東安全衛生技術センター:
入口入ってすぐ、受験番号に紐づいた部屋番号が表示されているほか、結果発表日と帰りのバスの時間が表示されていました。試験部屋の脇に軽食を食べられる休憩スペースがあるので、持ち込みありです。手作りのお弁当を広げている方もいました。(ぱっと見、センターにはコンビニが無かったので、駅で買っていくとスムーズだと思います)

試験部屋は少しひんやりしたので、冬に受ける方や寒がりな方は、ひざ掛けがあると良いかもしれません。

試験問題:
私は第二種を持っていたため、第一種(特例)で20問の試験でした。(いきなり第一種を受ける方は、倍くらい問題量があるはず)
問題はかなり網羅的で、テキストの対象範囲はほぼ全て出ていました。人によって得意/苦手分野はあると思いますが、例えば「粉じんに関した内容のうち正解はどれか(健康被害も法令もまとめて選択肢に出てくる)」という感じで問題が出ますので、極力捨てる分野は作らないことをおススメします。

ちなみに、過去問と似てる問題もありましたが、化学物質名や選択肢の内容は結構変わっていたので「過去問だけやっていれば合格できる」わけではなさそうです。

試験後:
試験は2時間で、開始1時間後から退出可能でした。
終了後、一階に山積みされた『免許証の申請書類』を貰って帰りました。※合格通知書と一緒に免許証が届くわけではありません。

5. 結果発表と合格通知書の到着

結果発表日は、センター一階のホワイトボードに書かれていました。
一週間程度で関東安全衛生技術センターのサイトにて発表されました。(11/22 受験で、11/30 9:30発表でした)

なお、合格通知書(郵送)は発表日から2営業日で届きました。

6. 免許証の申請

合格通知書とそのほか資料を揃えて、免許証の申請を行いました。
収入印紙や返信用封筒の切手、証明写真など準備物もありますのでご注意ください。
※書類を記入して郵便局に行けば、収入印紙も切手も購入できます。

免許証の申請時、以下費用がかかりました。(2022/11/22時点)
・収入印紙 :1500円
・返信用封筒:  404円
・簡易書留代:  320円

7. (必要に応じて)管轄の労働局へ届出

免許証到着後、業務で免許証を使用する場合は、免許証到着後に管轄の労働局へ届出が必要です。(今回はリスキリングが目的なので割愛します。)

最後に

無事終わってホッとしています。
費用としては総額1万円ちょっとで、資格の中ではお財布に優しめです👛
ただ、申込書の取り寄せ~免許証の申請まで二ヶ月程かかったほか、書類記入&振込、小旅行を兼ねた受験など労力も必要とされるので、余裕のある時期に受験することをおススメします。

これから受験される皆様、応援しております🌸



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