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【エッセイ】女と年齢、そして結婚

私事ですが、本日25歳になりました。

私事に私事を重ねますが、ほんの数日前に婚約しました。

「年齢」「結婚」

どれだけ時代が変わっても、女である以上つきまとってくる単語たち。

今日はちょっとだけ真面目に、これらにまつわるエッセイ的なものを書いてみます。

noteには人生経験豊富なお姉さま(お兄さま)たちがたくさんいらっしゃるので、ご意見・アドバイス・お小言あれば、何でもお待ちしています!!!

女はクリスマスケーキ

何を前時代的なことを、と思いますよね。

親世代の間ではよく言われていた言葉で、「女は25歳までに結婚できなければ売れ残りだ」という意味らしいです。
まったく失礼しちゃう😡おこ。

女性の社会進出が進んだ今や、25歳までに結婚するほうが稀だと思います。
2020年時点における女性側の平均結婚年齢は29.4歳とのこと。

地方か都会か、高卒か大卒か、そういったことも影響するかもしれませんが、少なくとも女はクリスマスケーキ理論がもはや時代遅れとなったのは確かではないかと。

それでも。
25歳を迎える直前の週末、お祝いの場でバラの花束とティファニーの婚約指輪を受け取るというThe・ベタなプロポーズを受けたとき、私の頭の隅っこには「おお、ぎりぎり滑り込めたんだな〜」なんて考えがありました。
(ちなみにThe・ベタは皮肉ではありません。こう見えてあのブルーの箱パカに尋常でない憧れがありました……)

「若さは強み」という考えが捨てきれていないから、そんな思いが浮かんだんでしょう。

歳を重ねて生まれる魅力ももちろん存在します。
そちらのほうが大きいくらい。
私の周りにも、あまりにも美しく歳を重ねた女性が何人もいらっしゃいます。
その人が歩んできた人生が、色気や人間性の深みとなってにじみ出ているのです。
そういう方に出会うたび、「はあ」と、感嘆とも羨望ともとれるため息をついてしまいます。

でも、やっぱり。
日々生きる中で若さが与えてくれるメリットを感じる機会の方が、今のところは多いです。
だから、時代が変わっても私はこの思いを捨てられそうにないのです。

人生100年時代と言われる今、約4分の1を生き終えました。
はたして25歳はまだ、無邪気に若いと言えるのでしょうか。

プロポーズされた直後の女の脳内を言語化する

こんな可愛らしさの欠片もない試みは人としてどうなんだとも思われるかもしれません。
しかし、私はとにかく感じたことを表現せずにはいられないたちです。
書くことがストレス発散であり、自己実現の一種であり、頭を整理する方法でもあるからです。

プロポーズしてもらった!嬉しい!!!
この思いは当然のものとして置いておき、その他に浮かんでは消えていった思考たちを包み隠さずに、ひとつひとつ拾い上げてみようと思います。

これは絶対、恋人には見せられませんね……
いつかこのアカウントを見せることになればそのときにはしれっと削除します👍

えへへ

○もう人からジャッジされなくて済む、という解放感

女はクリスマスケーキの話でも出ましたが、時代が変わっても私自身を含めた人々の固定観念はそう簡単に変わりません。
「この人はまだ結婚していないのか」「この人の前では結婚の話はタブー」「この人はまだ独身だけど長く付き合ってる恋人がいる」
周囲はこんな意識で溢れています。
私自身もそう考えることがあるので、人のことを偉そうに言えませんが。
結婚することでこういった無意識のジャッジの対象から外れることができると思うと、何だか解放された気になりました。
別にもともと、何にも囚われていないはずなんですけどね。

○自分の面倒を見るのもやっとなのにもう結婚?という驚き

「ハタチってもっと大人だと思ってた症候群」と呼んでいるのですが、25歳になった今でも、結婚が決まった今でも治っていないようです。
まだ、私は自分が子供であるような気がしてなりません。
結婚する人って、もっとちゃんとした大人だと思ってました。
この気持ち、一生持ち続けるのかしら。

○私のためだけに生きることはもうできないのか、という喪失感

もっと遊んでおけばよかった!!!
ちょっとだけ、そう思ってしまいました。
よこしまな意味ではございませんよ……
独身であることはすなわち、自分の行いが自分だけに影響するということだと思ってます。
だから、思いっきり遊んだとして、何らかのやらかしをしてしまっても(もちろん法は犯しませんが)私自身が何かを失うだけです。

でも、結婚するとなれば話は別です。
私の行いが相手の生活にも直接影響するわけですから、下手なことはできません。
その意味で、独身時代にもっともっと色々なことに無鉄砲に挑戦しておけばよかったなあ、と思います。
籍を入れるのは半年後くらいなので厳密には遅くはないのでしょうが、こんなご時世なのでなかなか難しいですね……

○幸せな私を見て、という自己顕示欲

おまい、まだ生きとったんか!!!!!!!
もう失ってたと思っていた承認欲求、お恥ずかしながら健在でした。
大学卒業以降はあまり動かしていなかったInstagramのアカウント。
久々に開いて、婚約報告の投稿をしました。
効率的に婚約の事実を伝えるためでもありますが、それ以上に私は幸せだよ!!!イエイ!!!と友人たちに見せびらかしたかったのです。

○つくづく私は可愛くない女である、という内省

とびきりのプロポーズをしてもらっておいて、グダグダこんなことを書いている自分。
可愛くないぞ!!!!
そう思ってもこのさがはそう簡単に変えられそうにありません。
感じたことは事実なので、自分はこういう人間なんだと、ありのままを受け入れたいと思います。

あさましいことも考えるけど、しょうがないよね。
にんげんだもの。 

しをり




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