日本海軍の山本五十六から学ぶコーチング
みなんさん、こんにちは。宮口紫苑(しおん)です。
本記事では、コーチングについて山本五十六の名言に基づき、私の実体験も交えて書いていきます。
この記事はこんな人におすすめ♪
・部下や後輩、子供がいる
・マネジメントをするポジションである
・人を動かす力をつけたい
山本五十六
山本五十六は、大日本帝国海軍の軍人として、第26、27代連合艦隊司令長官を務め、太平洋戦争当時の日本海軍の中では最高の指揮官と呼ばれている人物です。
まさに、指揮官としてコーチングの達人である山本五十六が残した名言がこちらです。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
今回は冒頭の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」の部分から、リーダーとして大切な姿勢について書いていきます。
やってみせ
これは、リーダーがまずは手本を見せるという意味です。
マニュアルがあったり、口で言ったりしても、具体的な仕事のイメージは湧かないかと思います。
だからこそ、最初は自分でやってみせて、具体的な仕事のイメージを湧かせることが大切です。
さらに、私自身が思う重要なことは、リーダーがやってることを仲間はやるということです。
細かい例をあげると、
・リーダーが泥臭く足を使って営業をやっていたら、仲間も泥臭く足を使って営業をやる
・リーダーが会議の10分前に来たら、仲間も10分前に来るようになる
・逆にリーダーが失注していたら、仲間は成約イメージがつかず失注する
マネジメントする立場になると、仕事量が増えて、当たり前のことができなくなりがちだなと、私自身感じてます。
レイヤーが異なるので、やるべき仕事も違うのは十分承知のうえなのですが、それでも最初は「やってみせ」が大事だと思います。
リーダーの仕事の基準が仲間にそのまま伝わるからこそ、私自身も常に基準高く仕事しようと思います。
言って聞かせて
これは「なぜこの仕事をやるのか」「なぜ〇〇さんがやるのか」「この仕事をやることにどんな価値があるのか」といった、仕事の意義や重要性、背景などを具体的に伝えることです。
みなさん、例えば学生時代のアルバイトを思い出したときに、言われた仕事をただやるだけで、なぜこの仕事やっているのかわからなかったことはないでしょうか。
私はその経験があり、そのようなときはだいたい期待以上のパフォーマンスを発揮することはありませんでした。
しかし、「言って聞かせて」を実行している上司から仕事の依頼をうけたときは、言われたこと以上の仕事を主体的に行い、期待以上のパフォーマンスを発揮することができました。
そのため「言って聞かせて」は大切なのです。
また、もう一つ大事なことは、仕事を依頼される側が、依頼する側が「言って聞かせて」を実行してなくても、仕事の意義や重要性、背景などをしっかり聞きに行くことです。
リーダーが普段から「言って聞かせて」を実行していたら、逆に仲間から仕事の意義や重要性、背景などの質問が来るようになるかと思います。
させてみせ
これは、期日を決めて具体的に仲間が実行するように促すことです。
リーダーが「やってみせ」「言って聞かせて」をするだけでは、ただ知識を得ただけで行動しなければ、ただの評論家です。
そのため、しっかり行動に着地してあげること、「させてみせ」が大切なのです。
そのときのポイントが、期日を明確に決めることです。
期日を決めることで、やらなければいけない状況に追い込むことができ、これが仲間にとっても組織全体にとっても利があることで、大切なのことなのです。
褒める
最後に大切なことが「褒める」です。
人は奪うと離れ、与えると集まります。
承認欲求は最も簡単に与えることができるものです。
次の行動奮起のためにも必ず褒めるようにしましょう。
ここで大切なことは、正当な評価をして褒めることです。
不当におだてているだけでは、嬉しくありませんし、人によってはこの程度のよいのかと思って仕事が甘くなります。
だからこそ、正当に評価するのです。
仮に失敗した人でも、どこかに良いところがあるかと思うので、それを評価するようにしましょう。
まとめ
以上が、山本五十六の名言から学んだことです。
これらを全てやるからこそ、主体的に動く組織を創れます。
私自身、組織のリーダーとして働いているとき必ず意識して行動するようにしています。
それだけでなく、「やってみせ」で述べたようにリーダーの基準が仲間に伝わるからこそ、組織のリーダーになる前でも、常に自分がリーダーだと思ってその基準で仕事することを意識しています。
こちらの記事が、コーチングの参考になったら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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