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こよみ薬膳 #立夏 5/5〜5/20頃

万物が成長し生い茂る夏のはじまり。新緑にいのちの瑞々しさを感じる頃。

ひとくちに夏といってもさわやかな初夏、じめじめとした梅雨時、うだる暑さの盛夏、寒暖の差が出てくる晩夏と気候が大きく変わる季節です。養生の仕方も変わりますが、夏は総じて早起きして夜まで活動的に過ごすのが良いといいます。

太陽の力が増す夏は自然から受けとるエネルギーも大きいので、冬よりも活発に動いて発散させることで、エネルギーの新陳代謝がよくなります。入れたら出す、出さずにいると要らないものが溜まるのはお通じと同じです。

冬病夏治、冬に重くなる症状や病は夏の陽気を味方につけて対処し治すという言葉もあります。冬に弱くなるこの出入りさせる力や温める力、上にあるべきものを昇らせたり下げるべきものを降ろしたりする力を夏の自然の力を借りて活発にして強めることで冬の不調を治しやすくできるのです。

春のおつかれが出ている方も、晴れの日はちょっと早起きしてお散歩にでかけませんか?ひなたぼっこはエネルギーを満たしてからだを強く心をほがらかにしてくれる自然のお薬ですよ。

今回のお菓子は端午の節句にちなんだ「兜」。勇ましいというより愛らしいですが色目は花菖蒲、尚武にかけて男の子の成長や立身出世を願う節句らしいお菓子です。

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