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祝われること

先日、25歳になりました。
24から25になるのは、長い人生の中ではもしかしたら小さな変化かもしれないけれど、
当事者としては大きなステップを踏んだ気がします。
24という数字はまだ大人になりたてに見えて、
25は「ご」という、「よん」よりも強い響きもあってか、段々と「大人」の部類へと固まっていく気がしてしまうのです。

最近職場も変わって、今年の誕生日はいつもよりも早く来た感覚がありました。
そんな中、彼がこの前、誕生日を祝ってくれました。
誕生日前の土日に車を借りて、私の大好きな鎌倉と江ノ島へ。

土曜の夜には鎌倉で「鎌倉古今 cocon」というレストランでお食事をしました。
住宅街にある古民家レストランで、
雰囲気や素材を活かしている食事が私好みで、店員の方の接客も自然でした。
「またここに行きたいね」
食事の終わりや、車の中で彼とそんな風に話していました。

次の日は江ノ島と鎌倉を巡り、
食器好きな私のために食器を見て回って気に入ったものを買ってもらいました。
江ノ島で朝ごはんと浜焼きを食べたり、
鎌倉でお茶をしたり。
車から見える海は昼間は透明なビーズを幾重にも繋いだものを広げ、
夕方には目を射るかのような、強い夕日のオレンジを惜しみなく反射していました。
「あまり腕を出しちゃだめだよ」と彼に言われながら、
窓を開けてその景色を、祝ってもらえている喜びを残したくて、
スマートフォンのカメラで写真を撮りました。


昔からあるその地の雰囲気と、現代のモダンな雰囲気も上手に取り入れている点や、
空や海と距離が近いようにも感じる点が
私にとっての鎌倉と江ノ島の魅力です。
何度行っても飽きないその地で誕生日を祝ってもらえるのは、
心の中がぎゅっと満たされるような喜びがありました。

そして誕生日当日は、仕事終わりに、彼とデパートのお惣菜でお肉や私の好きなアボカドサラダ、生春巻き、パン、ケーキを買って、お祝いしてもらいました。
彼のイメージする私の色はビタミンカラーなようで、
黄色、淡い橙、濃い橙、白、爽やかなグリーンの花束もいただいて。

彼に誕生日を祝ってもらうのはこれで三回目。
回数は重要ではないけれど、
一緒にいてもらえていることのありがたみを、ひしひしと感じる今日この頃です。
一人で旅行に行ったり、出かけたりすることが全く苦ではない私だけれど、
それでも「やっぱ会いたいなあ」とか「一緒にいたいなあ」と思える人がいて、
その人にお祝いしてもらえるのはとても幸せなことなのだと、
最近思います。

周りの人たちに支えられていることに感謝して、
自分の生き方を見直して、やってみようと思ったら行動する、そんな年にしたいです。

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