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料理 中国料理凉皮(リャンピー)を作ってみたが…

どうしても中国料理凉皮(リャンピー)食べたいから作ってみた。

凉皮(リャンピー)とは、小麦粉から澱粉を取り出し、できた生地を蒸してから出来た太麺に野菜とピリ辛ソースがかかった料理のこと。

凉皮(リャンピー)食べたい!どうしても!でも中国料理のお店に行くのは時間かかるし、お金もかかる。だけど手作りなら、時間はかかるが、お金はその半分以下!さらに、作り方身に付ければ料理のレベルは一段アップ!めでたしめでたしって妄想しながら中力粉を買ってネットから拾ったレシピで作ってみた。

レシピのリンクはこちら:小高姐的 Magic Ingredients 凉皮 Liangpi

小高姐的 Magic Ingredients」はカナダから中国家庭料理を発信するグルメYouTuber「小高姐」(シャオガオジエ)(?)のユーチューブチャンネルだ。中国家庭料理だけではなく、ベイクも西洋料理もできるすごい人だ。もっとすごいのは、理学出身のおかげか、彼女は料理のお手本を見せるときでも、「対照実験」をするのだ。正しい作り方だけではなく、誤った作り方も教えてくれる。頼もしい存在だ。この人の作り方に従えれれば、手間がかかる凉皮(リャンピー)なんて朝飯前だろう!と思った。

が、食感は凉皮(リャンピー)ではなく、腸粉(チョンファン)だった。

腸粉(チョンファン)とは、コメを原料に作る広東式点心の一種。分かりやすく言えばライスヌードル、広東省に住む人が馴染む朝ごはんだ。

なぜ、凉皮(リャンピー)のレシピに従って作ったものの食感は腸粉(チョンファン)と似ているだろう…原材料は全然違うんじゃないかぁぁぁ(ショック受けたに見えるけど実は嬉しい、なんせまさか腸粉の食感を見つけたから。偶然だけど。)

さて、わたしのステップを振り替えてみるか。

元レシピ:中力粉600g、水350g(プラマイ1-2大さじ)、塩3g
わたしはそうたくさん作れないので、レシピの材料をすべて半分にした。中力粉300g、水175g(プラマイ1-2大さじ)、塩1.5g。中力粉に水と塩を入れて混ぜる。4-5分ぐらい捏ねてから、1時間ぐらい休ませる。

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生地を1時間ぐらい休ませてから、水を入れて、生地を「洗う」の!洗うっていうのは中国語からの直訳。日本にはこんな工程があるかどうか全くわからない…とにかく、生地を水の中で揉んで澱粉を絞り出すんだ。

そしてそして、こちら!麩(の前)が出来上がる。これを蒸せば、麩ができるのよー

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これは蒸してから出来た麩だよ。

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こちらの白い液体は落ちた澱粉と水の混合物だ。この中の澱粉が沈殿したら、水を捨てて、残した澱粉で凉皮(リャンピー)を作る。

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ここは重大ミスかも。沈殿が終わるまで待ちきれないわたしは2時間後、とりあえず水を捨て、蒸す作業を始めた。

こんな感じ。1分蒸せば十分だ。鉄の鍋を使っているので、事前に油を塗った。最初はなかなか出来なくて、破れたり、蒸し上がったらヒビが入ったり…それ以前、出来上がったものは全然凉皮(リャンピー)ぽっくないの!試食してみたら、なんか…これ腸粉(チョンファン)じゃない?!ショック。

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食感はわたしが好きな腸粉(チョンファン)に加え、せっかく作ったから捨てたらもったいないと思い、生地を使い切った。出来上がった量は下記の図の1倍(図の量のお皿2個ってこと)もちもちで可愛い。食感はねー食べたら口の中に溶けるぐらいの感じ。

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そして、調味料:刻みネギ、五香粉(ごこうふん)、唐辛子粉、ごま、胡麻油、酢、醤油、砂糖などを入れ…

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なんか知らんけど失敗したのにめっちゃ美味しいものが出来上がってる!!!辛い人には無理かもしれないけど調味料なしでも美味しいの!!!本当に驚いた発見だった。ちなこれからは辛くない調味料レシピを探してみる。これ、めっちゃ美味しいの!アツアツのうちに食べる方がもっと美味しいのーなんて言えば、やっぱり、もちもちで噛んだらすぐ溶けるようなーその食感がたまらない!

今日は、凉皮(リャンピー)作るつもりだったが、小麦粉製の腸粉(チョンファン)を作ってしまった。でも、大変いい発見だっと思う。また凉皮(リャンピー)を作りたい。今度こそちゃんと澱粉が沈殿するまでじっくり待つ。

料理って本当に面白いよね。

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