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ウディ・アレンは 結局 ニューヨークが 1番好き!『サン・セバスチャンへ、ようこそ』

ウディ・アレンについて どう思うかは別にして、お願いだからこの作品を見逃さないで…

あらすじ

かつては大学で映画を教え ヨーロッパのクラシック映画に心酔するニューヨーカーのモートは、映画の広報の妻に同行スペインのサン・セバスチャン映画祭に参加する。

妻の浮気を疑い そのストレスのせいか モノクロの夢や幻想を垣間見るようになり 診療所に行くと、魅力的な女医のジョーと出会い

予告編

感想 / レビュー

やっぱり面白いなぁ〜。好きだよ、ウディ・アレン作品!「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のあと、大変だもんね。詳細を知らない(まぁ知る由もないか)ので個人的な見解は書かないけど、ウディ・アレンの創った作品は名作揃い、観るべき価値のあるものばかり。その作品群までなかったことにするようなことは避けてもらいたい。

今回は、昔 大学で映画を教えていて、現在は初めての小説を執筆中の初老の男が主人公。

妻の浮気を疑い、仕事先であるスペインの映画祭を舞台にした 夫婦の危機の話なんだけど、実にウディ・アレンらしいコメディ作品

もう少し若かったらウディ・アレン本人が演じていたんだろうなって思ったりするよね。それも観てみたかったな。

今回出演したウォーレス・ショーンは『マンハッタン』『ラジオ・デイズ』なんかに出てたんだね。記憶にないけどすっとぼけた実にいい味出すよね。それに唐突に夢のシーンで、ヨーロッパの昔の名作のパロディも可笑しかったな。

個人的には「勝手にしやがれ」のジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグを主役の2人が演じてて(似ても似つかなすぎ)がいいよね。

夢の中での映画のシーンって"寅さんか"って

話の中で主人公は字幕の出る映画が大好きって皮肉屋らしいウディ・アレン本人の話なんだろうね。

公式ホームページ

作品内に登場した9本の映画

8 2/1(1963)
監督  フェデリコ・フェリーニ

(『サン・セバスチャンへ、ようこそ』はこの作品のまさにオマージュでは…?)

突然炎のごとく(1961)
監督  フランソワ・トリュフォー

(古典的、こじらせ女子の物語。共感はできないが、なぜか面白い)

男と女(1966)
監督  クロード・ルルーシュ

(作品は知らなくとも、黙ってメインテーマを聴け!って映画。♪ダバダバダ ダバダバダ…)

勝手にしやがれ(1960)
監督  ジャン=リュック・ゴダール
(初期のヌーヴェルヴァーグ代表作。最初に観たときゃー"かっこいい…!"って思ったんだけどなぁ…若かったんだなぁー)

仮面/ペルソナ(1966)
監督  イングマール・ベルイマン

(意味はよくわからなかったけど、ひたすら うすら怖かったなぁ)

市民ケーン(1941)
監督  オーソン・ウェルズ

野いちご(1957)
監督  イングマール・ベルイマン

皆殺しの天使(1962)
監督  ルイス・ブニュエル

第七の封印(1957)
監督  イングマール・ベルイマン

作品情報

タイトル サン・セバスチャンへ、ようこそ
映画ジャンル コメディ
原題 Rifkn's Festival
公開年 2024
制作国 スペイン アメリカ イタリア
監督 ウディ・アレン
主演 ウォーレス・ショーン
主演以外の主な出演者 ジーナ・ガーション
 クリストフ・ヴァルツ

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