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こんにちは。塩本悠美子です。伝統的なチベット仏教をNYと日本の先生から学びながら、主にマインドフルネス瞑想の指導をしています。

今日はカルマを超えていくというところのチャプター

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カルマを超えていくには、継続的にリアルな世界にいて、それがわかっている状態によって起こると。

要はマインドフルネスとアウェアネスの力をつけることだということだろう。
でもこれは想像以上に長い道のりだと、ある種あきらめている。

ただ、このあきらめとは、もう辞めてしまおうかという諦めとはむしろ逆で、むしろ分からなくて当然だと思っているからこそ楽しめるというか。

Just try to stop eating sweets for a month, for example, and you will see how hard that is. Can you even imagine how hard it is to be totally liberated from the myriad forms of grasping, aggressing, and ignoring, altogether?
(David Nichtern / Awakening from the daydream )

自分の呼吸ひとつも意識を留めておくことが難しい。
自分のやっていることが分かっていないなんて(笑)そんな面白いことあるだろうか。やればやるほど不思議だし、好奇心が湧く感覚がある。

面白い映画はやっぱりネタバレなしで楽しみたいタイプ。

今にいるということ

他の人との関係の中で自分を感じているのが普段の私たちだ。

誰かに何かを言われて嬉しくなったり、悲しくなったり、自分はこういうものの考え方をするんだなあとか、他のものに関連して相対的に自分を配置して一喜一憂する。

瞑想の練習でさえもそうなりうる。

今日はこれだけできた、ディスカッション中にこんな発言をすれば理解が深まっていることがみんなに理解してもらえるだろうとか。

現在の意識の中で休む

瞑想の練習で、今にいるということは、何も考えなくなるとか、今にいる間は何もできなくなるのでは?と思われがちだ。

それはむしろ逆でリアルな世界にいることで初めて創造性も発揮できるし、可能性も見出すことができる。

Davidを始め、練習を長く続けている先生方に会えば感じる。

非常に落ちついている一方で、優秀なビジネスマンのように明確でいろんな可能性を見せてくれ、行き詰まったように見えている状況をたった一言でガラッと変えていくことがある。そんな時ハッとしてこちらが目が覚める。

「目覚めた心の状態」を見ることができている人はこういうことを自然とやっていくのだろう。可能性を創造することもきっと自然なことなんだろうなと感じる。

君たち何でスタックしてたの?って。

「目覚めた心」はポジティブなカルマ、ネガティブなカルマ、両方から解放されている状態 

これは特別な人だけでなく私たちにも備わっているものだよ、と繰り返し教えてくれるし、練習の力なのだろうと感じるから安心して練習することができる。

プリズンブレイク

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六道の絵の話は、悲観的に見るものではなくて、自由になるためのロードマップになってくれているんだよというとこ。

もともと仏教に神はいない。

生まれながらにして1人1人が目覚めた心を持っていて、やろうと思えばそれを体験、体現することができる。そこに安住することができるとしている。

六道絵は私たちが入っている刑務所の地図みたいなもので、すでに先輩方が試行錯誤して地図を作ってくれていてしかもわかりやすくまとめてくれている。

プリズンブレイクみたいだ。もう体に抜け出し方の地図が書いてある。

あとは私たちは実行するだけなんだけど。

その昔マガダ国の王様は六道絵をみてサンサーラから解脱したと言われているらしい。
おそらくこれも「わかった!」と言葉で変換した瞬間に概念になるのだろう。

「!」

瞑想の練習は一筋縄ではいけない。理解してすぐに体感できるものではない。

そもそも練習自体、毎日の習慣にすることも簡単じゃない。
大好きなお菓子を1ヶ月やめるだけでも大変。その通りだ。

練習をずっと続けて六道を理解して、日常で毎日試されているようにその閉塞感から出ていくことがどんなに難しいかおそらくまだ想像さえできないんだろう。

Davidは50年やってる。
理解しようとすることは重要だが、理解をあせる必要もない。

所詮ぴよぴよなんだから。





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