「辛い退屈」と「楽な退屈」
今月の練習は、できるだけ長く座る時間をもつようにしています。
私たちの学派の瞑想は、「理論を勉強」して、進む方向性がわかったら
「座り込む」ということを並行して行います。
めちゃめちゃ体育会系なことをいいますが、
「あとは黙って坐れ!」なんです。マッチョなんです。
瞑想の最初のトレーニングは「思考を落ち着かせる」ということです。
ですが、やってみるとまず私たちが経験するのは、落ち着きどころか、落ち着きを感じられない「辛い退屈」のほうです。
坐って何にもしていない。
明日の予定が気になる、、、
「思考」ラベルをはって呼吸に注意を戻す。
昼間、同僚の態度が気に障っているのを思い出してイライラする、、、
「思考」ラベルをはって呼吸に注意を戻す。
もう何分すわっているんだろう、、、今日は長いな、、、今週は仕事が忙しくてあまり座れていなかったのが原因なのかな、、、
「思考」ラベルをはって呼吸に注意を戻す。
退屈どころか、むしろ忙しいことに気がつくのが、最初の段階の辛い退屈です。
そう、マインドフルネス瞑想はやると結構大変ですし、忙しいのです。
David先生から受け継いだ、つまりTrueNatureMeditation ののマインドフルネス瞑想の3ステップでは、
1つ目で姿勢を整え
2つ目で呼吸に注意を置いた後
3つ目で自分の心がさまよっていることに気がついたら、そっと呼吸に注意を戻す練習をします。
そうやって退屈を味わうことが重要なのは、退屈に「エンターテインメント性がない」からです。それが「今」の性質でそこにピントを合わせる練習をしているのです。
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