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塩見直紀の試行100(コンセプトなど)バックナンバー①

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塩見直紀のこれまでの取り組み(コンセプトなど)を100個、まとめてみました。100個に関心のある方は、拙著『塩見直紀の京都発コンセプト88~半農半Xから1人1研究所まで』(京都新… もっと読む
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記事一覧

塩見直紀の試行100(050)「未来の車のためのアイデアブック」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 16の問いをおさめたアイデアブック「地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集」は全国の市町村単位で、学生に故郷編をつくってもらうことを個試みてきました。 この問題集ですが、活用方法は市町村単位だけでなく、まさにアイデア次第で、何でもつくれます。5年在籍した福知山公立大学(地域経営学部)の学生が卒業研究で挑んでくれたのは

塩見直紀の試行100(049)「3つの質問」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 トルストイの民話に出会い、ぼくは人生で初めて、「これは歌にしたい」と思うようになりました。まずはそのお話をお伝えしましょう。 ** ある皇帝が3つの質問「いちばん大事な時間はいつか?」「この世でいちばん大事な人は誰か?」「いま何をなすべきか?」に対する答えを探していた。 世界中の賢者たちに尋ねても答えが得られない。が

塩見直紀の試行100(048)「人生探求都市」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 故郷・綾部にUターンした20年前(1999年)から、日本のそれぞれのまちは自分の町をどう名づけているのか、関心をもつようになりました。 新しいコンセプトを考える「コンセプトスクール」をおこなうとしたら、 Q.「○○都市」「⚪⚪のまち」という穴あき問題になりますね。自問するなかで、ぼくの中で生まれのが「人生探求都市」でした

塩見直紀の試行100(047)「AtoZdeep対談」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 都会ではいくら待っていても「自分のラジオ番組」を持てるというチャンスが巡ってくることはありません。生まれ変わってもきっとそうでしょう。でも、地方だとそれができる可能性があります。僕の場合だと、故郷の綾部のコミュニティFM「エフエムいかる」さんと、福知山のコミュニティFM「京都FM丹波」さんには、よくしていただいてきました。

塩見直紀の試行100(046)「おすすめ絵本AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 京都府福知山市の絵本好きのみなさんと「おすすめ絵本」をAtoZで紹介するCDジャケットサイズのミニブック「福知山のファミリーでシェアしたいおすすめ絵本AtoZ」を制作しました。2018年の秋の読書週間前の完成をめざし、福知山市の4つの図書館とも連携したものです。 「おすすめ絵本」というテーマがあって、それをA~Zで脳内検

塩見直紀の試行100(045)「認知症ケアパス つながるAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 京都府南丹市日吉町の世木4集落(中世木、殿田、木住、生畑)の集落単位のAtoZづくりがご縁となり、すてきなAtoZが南丹市で生まれました。別冊南丹市認知症ケアパス「つながるAtoZ」です(制作は南丹市認知症ケアパス作成委員会、発行は南丹地域包括支援センター)。 「つながるAtoZ」とは、認知症かもしれないと不安を感じてい

塩見直紀の試行100(044)「綾部コミナスAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 綾部市役所が2017年度から始めた注目のコミュニティナース事業。3名の看護師(地域おこし協力隊)が綾部の農村部に入り、健康づくり、地域づくりなどに貢献していきます。 コミュニティナースのこころ、コンセプト、精神、世界観がとても深く、2017年から「AtoZでまとめたら」とおすすめておりました。お陰さまで2018年、無事完

塩見直紀の試行100(043)「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 綾部市立病院勤務の作業療法士・古川絵美さんに、CDジャケットサイズのミニブック「古川絵美AtoZ」の制作を打診したら、「編んでみたいものがあります」と提案くださったのが、「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」(2019)でした。 2018年、綾部の「コミュニティナース」の方々と、「コミュニティナースとは何か?」に

塩見直紀の試行100(042)「Local AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 10年ほど前から古典的編集手法「AtoZ」に関心を持つようになりました。まずおこなったのが、「塩見直紀のこころ(=自分AtoZ)」「綾部のこころ(=市町村のAtoZ)」「半農半Xのこころ(=テーマのAtoZ)」の3つのAtoZ、各26のキーワードでの表現です。使ってみると、「人」「地域~集落」「テーマ」でも使えることが見え

塩見直紀の試行100(041)「ひとりAI」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 自分のミッションを言語化するなら、「ことばで世界をデザイン」です。そんな塩見直紀が今後、提案したいのが、「ひとりAI」という考え方です。独自の学び、気づき、調査研究、他者の知恵(本、インタビュー、意見交換・・・)などをインプット。組み合わせ続けることにより、独自のアウトプット、誰も出せない解、オリジナルのXを表現していきま

塩見直紀の試行100(040)「1人1研究所社会」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 半農半X等に関する講演の際、ミニワークショップをおこないます。そのとき、必ずと言っていいほど行うのが、「1人1研究所」ワークです。「テーマに地名を入れるとぐっと絞った研究所になります」「テーマが2つあるときは、A&B研究所でどうでしょう?」「3つあるときはABC研究所」…。 ( )研究所の( )に入れる文字数は1~10文

塩見直紀の試行(039)「半農半Xデザインブック」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 2006年ころでしょうか、京都市内のお寺で開催された「だんのういち」でのトークショープログラムで、「半農半X」について話しました。半農半Xという生き方を知った京都市内在住の30代の女性が僕にこう声をかけてくれました。「綾部でワークショップとかされていますか?」。この言葉がきっかけで始まったのが「半農半Xデザインスクール(以

塩見直紀の試行100(038)「漢字コンセプトの創造」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 ある本に「漢字のもつ造語能力」や「江戸末期から明治にかけての先人の造語努力」について書かれていて、とても印象に残っています。僕が思っていることは、漢字での新しい表現をもっと意識しよう、ソーシャルデザインできる漢字を、造語を創造していこうということです。ここでは、あえて、「漢字コンセプトの創造」と呼んでおきましょう。 イン

塩見直紀の試行100(037)「使命多様性」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 1992年、地球サミット(UNCED)がブラジルのリオでおこなわれころ、「生命多様性/生物多様性」ということばに出会いました。いまから約30年前のことです。大事なことばだとは思いっつ、何か表現できていない大事なものがあるのではないかと感じた僕は「使命多様性」ということばをつくってみました。「使命多様性」で見えてくる世界があ