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塩見直紀の試行100(050)「未来の車のためのアイデアブック」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。

16の問いをおさめたアイデアブック「地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集」は全国の市町村単位で、学生に故郷編をつくってもらうことを個試みてきました。

この問題集ですが、活用方法は市町村単位だけでなく、まさにアイデア次第で、何でもつくれます。5年在籍した福知山公立大学(地域経営学部)の学生が卒業研究で挑んでくれたのは、「未来の車編」です。就職が車業界ということが決まっていたので、将来にも役立つ研究を、ということですすめました。以下は、制作者からのメッセージです。

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「100年に1度の大変革期」といわれる自動車業界。その背景にある現象を一語で示すのが「CASE」です「CASE」とは「Connected(コネクテッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared(シェアリング)」「 Electric(電動化)」 社会や技術変化の潮流を4つの文字でうまく表現しています。

この流れに逆らうことはもはやできません。 でも、この4つの文字だけでは何か大事なものが 抜け落ちてしまうのではないでしょうか。

大事なものを思い出すために、16の質問を載せた問題集をつくりました。問いかけの視点となるキーワードは「LOVE」です。 「LOVE」とは 「Local Creation(地方創生)」「Opportunity Development(機会開発)」「Vocation Support(天職支援)」「En(因縁無量)」

車は性能、外装、内装のみをよくしてきましたが、 中身の進化がなされてこなかったのが今日の結果を生んでいます。

車は単なる「箱」なのか。 人生100年時代に人と車がパートナーとなるために何が必要なのか。 この問題集がそれを考えるきっかけとなれば幸いです。

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余談ですが、僕が乗っているプリウスの車検が2021年9月にやってきます。彼に連絡したみたら、元気にやっているようで、職場の近くに勤務中。卒業後、初めて再会予定です。「違う車にしましょう」とセールスされそうで怖いです。笑


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