私ってなんでいるんだろう

少し、少しだけ人より少しだけ、ほんの少しだけ上手くできることがあると思っていました。

それなりに努力をしていたつもりでした。それをすることは結構好きだったし、本当に、努力してきたんです。

けれど、見てしまいました。才能を見てしまった。どれだけ欲しくて欲しくて真似したり、努力しても追いつくことは無いんだっていう才能を見てしまいました。

もちろん、その人がしてきた努力を全く無視して言っている訳ではありません。もしかしたらその人は才能否々ではなく、とんでもない努力でその力を得たのかもしれません。

そんなこと、わかっているけれど、分かっているつもり、だったんです。私には到底及ばなくて、それを才能だ、生まれた時から負けているのだと考える方へ私は迷い込んでしまったんです。

素晴らしい、あなたが創るものはとても素晴らしくて。私なんかを一瞬で塗りつぶすような感覚で。私なんでいるんだろうって、そう思ってしまうんです。