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化グラ敗戦記

化グラとは化学グランプリのことである。敗戦とは戦いに負けることである。私は化学グランプリという戦いに負けた。

過去問の完答部分を考えず採点した点数で「まぁ~わんちゃんあるかも?」などとイキっていたものの、本番前日で完答部分が異常に多いことが発覚し、絶望。なんと6割弱という有様。本選出場するには7~8割必要なことを考えると悲惨そのもの。現実が受け入れられず半泣きだった。ただ単に実力の問題である。

そして迎えた本番。前の席の人は緑色の「化学の新研究」読んでるから3年生だな、と推測。そしてドヤ顔で開く紫色の「化学の新研究」。私は高校2年生であるにも関わらず!3年生が参加者の上位の大多数を占める!化学グランプリに!殴り込んで!きたのだ!と、湧く謎の自信。あれ、ゆうべ本選出場が絶望的だと知って半泣きだった私は?

試験が開始した。大問1~3は難しかったが、いつもよりもできた気がした。問題は大問4の有機化学。フロンティア軌道論?以前買った本で見かけた気がするけれどもさっぱりわからない。清々しいほどに暗号である。これに時間をかけるよりも他の大問解いた方がいいや、と捨てた。

自宅に帰ってからは、諦め半分、期待半分(いや我ながらこの実力で期待できる神経が分からないが)で自己採点をした。本当はメンブレするだけだろうし放置でいいや!と思ったのだが、ワンチャンあるかもしれないと思い、愚かな私は採点してしまったのだ。
採点結果
大問1:65%
大問2:70%
大問3:80%
大問4:15%…
合計 (傾斜配点を考慮せず)約6割弱…
はい、予選落ち確定。大問1~3の得点率だけは良かったので試験中の体感は当たっていたようだが、大問4が完全に戦犯である。26問中4問しか正解していなかった。この時点で完全に諦めた。

本選出場者に封筒が届く日になったが、封筒は当然来なかった。また来年頑張ろうと思う。うん。

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