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好きなものは好きでいいと教えてくれた推し映画

こんにちは、塩です。今回は自身の人生を振り返ってみて、たくさんの勇気と背中を押してもらった推し映画たちをエピソードを交えて紹介します。


はじめに

昔は本当の自分を隠して、周りの目を気にして過ごしてばかりいた筆者が、もっと自分の好きなことを主張していいんだと思えるようになったのは実は映画の影響が大きいです。この世にはたくさんの推し作品で溢れていますが、その中から特に影響を受けた作品を抜粋していきます。


ミュージカル映画

シング・ストリート 未来へのうた

自分の好きをいくらでも発信してもいいと教えてくれたのはシング・ストリートでした。音楽に救われ、音楽が好きだからと、たくさん傷つきながらも夢に向かって成長していく少年の姿に心が熱くなります。
自分の好きから生まれたオリジナルを発信するのはとても勇気がいることなんです。次はこうしてみようと試行錯誤する気持ちを思い出したり、また頑張ろうと前を向ける作品です。

「自分自身を反映した作品を作りたかった。ただの音楽の物語にはしたくなかったんだ」と、 ジョン・カーニー監督は企画を立ち上げた時のことを振り返る。 そろそろ、しっかりとした自伝的な音楽映画を作る時期に来ていると感じていたと言う。 「自分の人生に語る価値のある本物の何かを見つける努力をしたかったんだ。」

公式サイトより引用

ちなみに….ニューウェーブやニューロマンティックなど、劇中で再現される1980年代音楽カルチャーもディテールが細かく、要注目のポイントです。


リトル・ダンサー

『男の子ってのは、ボクシングやサッカーをするもんだ』
リトル・ダンサーでは、ビリー父の言葉が印象に残っています。
男はこうあるべきで、女はこうあるべきだ。という一般的なレールが最初から敷かれていたら、所謂マイノリティー側に救いはないのかと訴える人もいるでしょう。
筆者がこの作品と出会ったのは大学1年生の頃でした。当時は仲の良かった友人が、一般大学を志望する中で、唯一「美大に行くんだ!」と決めた自分の選択に対して全く不安に思わなかったかというと嘘になりますが、ギリギリの時期から美大進学を目指した自分が周りにどう思われていたかは一切気にしていませんでした。むしろ好きなことを好きだからと選択できて良かったなと今でも思います。作中でビリーが自分で選んで進んでいく姿は、マイノリティを自分で選択した人たちにも勇気を与えてくれるような映画です。


アニメ映画

かがみの孤城

自分自身を好きになろう、好きでいいんだと教えてくれた作品です。
自分のどうしようもなくダメなところを知ったとき、前を向くのが怖くなったとき、誰かから言われた何気ない言葉に傷ついてしまうかもしれません。人間なので誰しも傷つくことは当たり前で、重要なのは自分がそこからどうしたいかを選び取っていくことなのだと思います。作中では心に不安や悩みを抱えた子どもたちが時代を超えて繋がり、向き合っていく姿を大切に描いています。学生の頃に映画館で鑑賞しましたが、ちょうど就活が始まるタイミングで、筆者も選択を迫られていた時期でした。自分を好きになるために、自分のために生きることは決して悪いことではないと思いました。主人公たちを見ていてすごく心に刺さり、観終わった後にタイトルの意味を再認識することができました。


さいごに

人生の分岐点や、悩んでいた時期に観た映画はいつまでも鮮明に残っています。素敵な映画と出会い、心を動かされただけでなく、何度も背中を押してもらいました。好きなものは好きでいいと教えてくれた推し映画を厳選して紹介しましたが、他にも影響を受けた映像作品はたくさんあります。これからも映画に支えられながら人生の価値を上げていきたいところです。


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