しーこ

誰かの日記帳です。

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最近の記事

お久しぶりです。

noteはじめて4年だって。ウケる! noteを頻繁に書いてた時はまだ学生で、 色々考えたり好きなものがあったり何かを突き詰める時間があったね。 緊急事態宣言下社会人デビューを果たし、 あれやこれやありながらまだ社会人をしてる。 もっと早く辞めると思ったけど、ズルズル居座ってもう4年目中堅!先輩同期後輩辞めた! 新卒教育係なんてやっちゃってる。全然話聞いてくれないけど。 元々文章を書くことは好きだったし、何かを考えることも好きだった。 ただ働き出して、考えることに割くリソー

    • ゆめ

      このところ、家にいる時間が日常の大半を占めている。一人しか住めない小さな部屋は、幸か不幸か徒歩圏内に布団がある。家にいる時間と布団にこもる時間は、比例関係にあるらしい。文字通り、惰眠をむさぼって日々を過ごしている。 夢を見るようになった。夢なのに、空が飛べるわけでもなく、世界のために戦うわけでもない。日常の延長線を、つらつら勝手に書いているようなものばかりだ。登場人物も、見慣れた人々ばかりで面白みもとくにない。 実家の畳に寝転んでいたら、母親に「夕飯だよお」と間延びした声

      • まつげ

        「元気がない時、まつげを丁寧にあげるんですよ。ビューラーを根本からグイッと食い込ませて。目頭側とかね、ちゃんとやらないと上がらないんですよ。知っていましたか?そして、マスカラをたっぷりつけるんです。でもね、毛先はスーッと伸ばすだけ。じゃないと、まつげがまっすぐ空を向かないんです。まつげをピンと上げるとね、ちょっと元気になるんです。頑張ろうって、テンション上がるんです。ちょっとだけど。」 元気が無い日に、ふと口にした話題だった。元気の無さとは裏腹に、口はどんどん動いた。多分、

        • 忘れちゃうのね

          あなたは私を忘れちゃうのね そんな宣言しないでよ あなたは私を忘れちゃうのね ほら、今、名前。忘れたでしょう あなたは私を忘れちゃうから 毎日同じ香水付けたの あなたは私を忘れちゃうから チョコが好きって嘘をついたの あなたは私を忘れちゃうのに 私の心に住み着いちゃうのね あなたは私を忘れちゃうのに 毎日無駄に足掻いちゃうから 私はあなたを忘れないかな あなたは私を忘れちゃうかな 秋の夜は長いですね。

        お久しぶりです。

          あなたの匂い

          その人の匂いを知ったのは、母のまくらだった。 たまたま母の布団に寝転がってみただけだった。平日の昼間、ランドセルを玄関に投げ捨てなんとなく寝室に行っただけだった。平日昼間なら、「お風呂はいってから布団に入りなさい!」と怒る母もいなかった。 母のまくらからは、母のいつも使ってるシャンプーやトリートメントの匂いがした。あと、言葉にできないが、母の匂いが混ざっていた。鼻腔をかすめる匂いだけで、隣に母がいるようだった。匂いで人を思い出せることを、その日初めて知った。 ある日たま

          あなたの匂い

          8月20日

          拝啓、13歳の私へ お元気ですか、と聞くのは野暮ですね。きっと貴方は今、真っ暗闇の中にいるのでしょう。理由も意味もわからず、いきなり無視が始まりました。何もされてないのに、何もされないのが息苦しく怖かったのを覚えています。自分が、世界から消えたような感覚でした。それから暫くして、学校に行けなくなりました。俗に言う不登校ですね。何もしないで家にこもる日々は、とてもとても辛かったです。当たり前ができない自分を、愛することも出来ませんでした。 一度、自分の首を絞めてしまいました

          わたしと女の子

          わたしのsexは女性である。体つきが女性というのは、理解して受け入れて生きているつもり。しかし、心が女性かと言われると違う気もする。 幼稚園の頃の夢は、ガオブルーだった。洋服は戦隊ヒーローのTシャツがお気に入り。好きな色は青で、スカートは絶対履きたくない。髪型はいつもベリーショートで、褒め言葉は「かっこいい」じゃないと嫌!そんな幼少期だった。ここまで聞くと、男の子になりたい女の子のようだが、そうではなかった。自分が女であることは認識し、理解していた。 今思えば、わたしは「

          わたしと女の子

          モヤモヤ

          中高生の頃は、悩みや不安があるといつもそれに囚われていた。突破口を必死に探し、ひたすらに足掻いていた。モヤモヤとはっきりしない相手に、必死に話しかけ見つめ続けるようなものだった。あまりに不毛だ。しかし、わたしの胸を締め付ける「これ」の正体を知らずにはいられなかった。 酒を飲めるようになると、そんな不毛な問いかけをする機会が減った。 心臓がキュッとなると、おもむろに缶チューハイに手を伸ばす。チューハイを体内に入れるほど、心臓の音が早くなる。だんだんと眠くなる。モヤモヤとした不

          モヤモヤ

          牛乳

          この私が買っちゃったんだよ、ビール。カゴの中に半額のお惣菜と、いつも飲んでる牛乳と、 朝食用のパンと、ビール。 最後にビールを飲んだのはいつかしら。父と半分こしたけど、結局それも飲みきれず殆どあげちゃったあの日だわ。ちゃんちゃんこ着てる日にビールなんて飲むから飲めなかったんだわ、多分。頭の中でゴタゴタ御託を並べてみる。ほろよいのホワイトサワーに手を伸ばしかける。でも、今日はビール。見つけちゃったから、ビール。 先生がね、言ってたの。「美味しいから飲んでみて」って。その時は

          無題

          ある歌を聴くと、私はあの人を思い出す。 小学生のとき、私は父が怖かった。まず、顔が怖い。あと、声がでかい。夜はいつも酒を飲んでいて、パチンコが好き。サラリーマンではないので、スーツは法事でしか着ない。ドラマで見る「父親」とかけ離れた人だった。小学生のときは、スーツを着て朝早く出かける父親に憧れていた。昭和親父のような我が父親の風貌を、なかなか受け入れられなかった。 自分になぜか遠慮し、他人行儀な娘。父も私との接し方が分からなかったのだと思う。お互いよそよそしく、母がいない

          フォーリンラブ

          綺麗に三日坊主で放置していた。みなさま、御機嫌よう。季節はもう春。いかがお過ごしだろうか。私は、シュウカツセイとして日々スーツで駆けずり回っている。神でもないのに祈られたりもする。「あ〜ん、忙しい忙しい!」と言ってたら就活終わらないかなぁ。そんなことはどうでもいい。本題に入ろう。 シュウカツセイになってから、自らを見つめる機会が増えた。そしてこんなことを考えるようになった。 「恋愛ってなんだ?」 就活と全く関係ないじゃないか!という声が聞こえてくる。まぁまぁ、落ち着きた

          フォーリンラブ

          天の神様②

          「天の神様の言う通り」 人差し指が示したのは、会ったことのない先生のゼミだった。顔も知らないし、何を教えてるのかもよく分からない。まぁいいや。それっぽい事を並べた志望理由書をさらさら書き上げ提出した。心にも思ってないことは、案外さらさらと雄弁に語られる。 初ゼミの日、周りは知らない子だらけだった。まぁ、ゼミだけの仲だし。と冷めた感情で先生を待っていた。先生に対する第一印象は「怖い」だった。90分間一切表情が変わらなかったためである。さらに言えば、淡々とロボットのように要点

          天の神様②

          天の神様①

          大学に入った当時、私は絶望しきっていた。大学受験大失敗。浪人は許されない。全くいく気のなかった大学の門をくぐる。あの年の4月は最悪で、毎日意味もなく泣きそうになっていたのを未だに思い出す。ぼーっと大学1年を過ごした。1女ということで、それなりにちやほやされた。ただ、この大学への嫌悪感を抱えたままの私は、そんな好意さえも馬鹿にして過ごしていた。こんな捻くれ者を、更にどん底に突き落とした事件があった。 2年生になる直前、ゼミの選考が行われた。志願書に、私がいかにこのゼミに入りた

          天の神様①

          書いてみようか。

          ついに始めてしまった。ブログのようなものを書くなんて、一体何年ぶりだろう。文章を書く楽しさと、それを公開する恥ずかしさでむず痒い。まぁ、前置きはこれくらいにしておこう。所謂かっこいい文章を書くには、まだまだ技量が足りないようだ。 私は「今を楽しむ」ことに価値観を持っている。今を100%で生きたいのだ。将来設計は苦手である。自分でも、無計画人間すぎて不安になる。ただ、一度きりの人生なるべく楽しく生きたい。過ぎた事や、これから起こるかわからない事にいちいち涙を流したくないのだ。

          書いてみようか。