バモスのものがたり:エピローグ
わたしたちと生活を共にすることになった箱バン、バモスのはなしをnoteのマガジンでお送りしようと思いまして。
(夫が)がんばった改造の記録を残しておきたいという気持ちと、われわれがタイに帰るときに「こんなに快適そうな車中泊仕様のバモス、諸経費込みでわたしが引き取りましょう!」というお方が現れないかという少し打算的な思いもある。くれぐれもよろしくです。
今回はエピローグとして出会いから納車までのはなしをします。
バモスとの出会い
ネットで中古車情報をあさりまくって煮詰まって(夫の)頭がパンクしてしまったある日、気分転換にとりあえず近場の中古車屋を覗いてみようと何件か回っていて、解体屋の外に置かれているのを見つけたのが出会いです。
平成14年登録なのに10万キロちょっとしか走っていない。
シートもそんなに人が座った形跡がない。
ボロいっちゃあボロいけど20年の時を経たにしては奇妙にキレイなコでした。
野ざらしになったのは最近で、長年屋内のガレージとかに置かれていたんじゃないかなあと勝手に推理してます。
購入にいたった経緯は↓のエピソードに書いたので割愛
なにはともあれキミに決めた!
バモスのプロフィール
車検2年つき、H14年登録、走行距離10万8千キロ。
バモスターボ。このcmのものからちょっとマイナーチェンジされたモデルくさいです。
左後部座席のドアがベコリンチョとなっていましたが、お店の人がちょうどマシなドアが手に入ったから買い手がつく前に付け変えようと思っていたところだったとかで1万5千円で変えてもらうことになりました。
ドアの修理をお願いしたのと、私たちが希望したご当地ナンバープレートに事前申請が必要なことをお店の人が知らなかったりで納車が延び延びになってしまい、けっきょく1ヶ月かかりました。
早く出かけたい!いじりたい!運転したい!な夫は納車予定日にバモス!と書かれたカレンダーを見つめては「まだかなあ」と言う日々を過ごし、わたしは夫が注文した改造用品たちが納車を待たずしてどんどん届き部屋を埋め尽くしていく様に戦慄する日々を過ごしました。
バモス納車の日
ついにきた納車の朝、家族の特別な日にだけ咲くと言われている庭のサボテンの花がバモス!バモス!と咲いていました。
約束の日の朝イチでバモスを迎えに行き、みきゃんナンバーがついていることと、凹みのないドアになっていることを確認。
「みんな見て〜!わたしはみきゃんよ〜」と言いながらゴキゲンで運転して帰った夫、
付け直してもらったドアがどう閉めても半ドアになるという困った症状になっていることには次の日まで気づきませんでした。
なにはともあれこうしてバモスは我が家の一員になったのでした。
よびかたについて
夫はモノを擬人化して愛でるタイプの変態なので、過去に関わったクルマは「cityちゃん」「cubeちゃん」「nakedちゃん」のようにちゃん付けで呼ぶことが多かったのですが、バモスはバモスと呼びます。
わたしもバモスはバモス!と呼ぶのが強めの呪文のようで気に入っています。
では
次回からはバモスがアップグレードする様子をお届けします。
今夜も家の駐車場でバモスで寝る練習をしてきます。
おやすみなさい。
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