【プチ移住計画 Ep3】一時帰国の思い出
「あつ森で泣いちゃった事件」の数週間前まで、私たちはコロナ禍以来3年ぶりに日本に帰国し、私の実家で過ごしていた。
わたしの両親は英語は話せないし、
夫の日本語は初級レベル。
ふつうならコミュニケーションに問題が生じそうなところだが、
なかなかどうして、7、8年前初めて会わせた時からこの人たちは不自由なく通じ合っている。
実家で過ごした2週間、
夫はわたしの両親に、
こたつでリモートワークをすれば
「かっこいいわー」とほめられ、
実家のWi-Fi可動域を広げては
「なんて役に立つ子なの〜」とほめられ、
スーパーで流れていた「おひなさま」の歌を耳コピで覚えてそらんじて
「天才じゃないか?」とほめられ、
それはもう毎日
ちょっとアホな家にもらわれてきた賢い犬のようにもてはやされていた。
積極的に役に立とうとしたり、
笑わせようとしたり、
喜ばせようとする姿を見てたら、
夫は親がいなくてタイでは親戚付き合いがほとんどないが、
本当はにぎやかなのが好きな人なんだよなあと思い出した。
3年ぶりに感じるの冬の気候の中で
「さむいさむい」と言うのもうれしくて、
毎朝近所をランニングして、
自然を感じて、
家族で笑いながらごはんを食べて、、
日本ハイ
田舎ハイ
家族団欒ハイで
浮かれまくっていた
そんな日々はあっという間に過ぎていき
タイ人がビザなしで日本に居られるMax15日間過ごしたあと、
後ろ髪ギュンギュンひかれながらも
タイに戻った私たち。
バンコクでまた2人きりの単調な生活がはじまった。
毎日日本で起きた面白エピソードを語りあいながらの引きこもり生活。
テレビに映るあつ森の世界だけが日本と同じ季節で…
そんな折りに起きた先出の
「あつ森ガチ泣き事件」である。
10年近くいっしょに過ごしてきて夫の深層心理が手に取るようにわかる(と勝手に思っている)わたしの見立てによると、
この時の夫はズバリ
「ホームシック+超退屈」でおかしくなっちゃった。
これでしょう!
処方箋は
「日本にもうちょっと長く行く!」でまあ多分好転するでしょう!
方法は…今から考えるし。
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