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マラソン大会休むためならなんだってしたわたしが今走ってるワケ


走りたくない


走るのが大キライだった。
小学校のマラソン大会、嫌で嫌で嫌すぎて自ら発熱することに成功し欠席できたときはうれしくて笑いが止まらなかった。

ずる休みしたときの写真
熱で休んでテンションブチアゲのまま
変装して出かけようとしている様子

これはわたしの思い出せる小学校時代唯一の成功体験と言ってもいい。

そんなわたしがこの数年、朝走ることを習慣にしている。
これが一生つづけたいくらい意外と楽しい。
まずわたしが走り出したキッカケをお話しするデス。

引きこもって褒められたあのころ

コロナ禍中、リモートワークがゆるされた夫とわたしは「ぜったい生き残ってやる〜!」と真面目に引きこもっていた。

「生き残るため!」と大層なセリフを吐き、やることと言ったら食っちゃ寝、ゲーム、またくっちゃね。

正式にぐうたら暮らす許可が得られてじつはしあわせだった。

しかし、少しコロナが落ち着きタイ人用Gotoキャンペーンみたいなんが促進され久しぶりに旅行に行ったとき、ついに気づいてしまったのだ。

森のブランコに座るわたし
なんか体重いなーだりいな〜って。動物園のパンダみたいになっとる

わたしたちの体力の低下体重の増加が大変なことになっているということに。

そして夫がついに禁断のセリフを口にした。

「いっしょに走ろう」と。

そのときの日記↓


走るしかない感

実はコロナ禍が始まる前までは夫はランニングを習慣にしていて、ハーフ以下のランイベントにもちょくちょく参加していた。
それがコロナきっかけに命惜しさにスッパリやめてしまっていたのだ。

その夫がまた走ると言う。
しかもわたしにまでいっしょに走ろうと言う。

「楽しいから走ろう」と言われれば「あ、わたしは楽しくないので。けっこうです。お誘いいただきありがとうございました。では!」と回避できるが、
「健康のため、コロナ後の世界でいっしょに存分に旅行を楽しむためにいっしょに走ろう」といわれたらやんわり断る道がない。
だからわたしは「そうだね〜走ってみようかな〜ウフフフ」と言うしかなかった。

2021年のおわりであった。

ブッダ像
あの像に誓う。ちょっとガンバルと。

まずは道具から

2022年1月。
やる気スイッチが入った夫と共にランニングシューズを買いに、行けば必ず迷子になるでおなじみのバンコクのセントラルワールドに来た。

心からやりたいと思ってもいないアクティビティに大金を出すのはくやしいからあんまり高いのは買いたくない。

けどあまりにしょーもないのを選ぶとやる気がないのがバレてしまう。

棚に並ぶランニングシューズはどれもカッコ良すぎて圧倒された(特にナイキ)。
かろうじて二足歩行しているようなわたしが履くとイキッてる感が出ちゃって滑稽な気がした。

なんかしっくりこないけど、カッコええ靴買うか〜恥ずかしいな〜とあきらめかけたとき、出会ったのがこのコである。

この、ほどよいカッコ悪さ。
そこはかとない小、中学生感。
なのに妙に日本代表感。
私のようなものが履いても、イキってるというよりは必死でがんばってる感がかもせそう。
そしてセール価格。
君に決めた。

結果として、これは運命の出会いだった。

このアディゼロ6
日本ではアディゼロジャパンという名前で販売されていたシューズは、はじめてわたしにいくら走っても足(フィート部分)が痛くならないという感動の体験をさせてくれた。
どんな靴でも長時間履いてると擦れたり当たったりして靴擦れになるのが当たり前だと思っていた私にとってこれは革命だった。

2024年現在、ランには別のシューズを使ってるけど、ボロボロになったアディゼロ6をやっぱり捨てられない。
ソールが厚くないから走るだけじゃなくて普通使いにもちょうど良いし、軽いから旅行にも持っていきたい。
ランニングシューズはモデルチェンジが激しいからもう製造はされてないと思うんだけど、どうか未来永劫同じものを買い替えできたらいいなあと思う…。

ランニングウェアは全部デカトロンで揃えた。
※デカトロンてこんなとこ↓

ここもしまむらに匹敵する安さなのにフランスのブランドということで自尊心をいい感じに保たせてくれるすばらしいお店である。

しかしデカトロンは話すと長くなるからまたにする。

そんなかんじで、

こうしてわたしたちのランニングがはじまった…というはなしでした。

地元のマンホール

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