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企業も地域も行政もみんな、血眼になって探し続けているのは『企画力』のある人。

ニューヨーク発の満席の飛行機が目的地に
到着する直前、赤ちゃんが突然、大泣き。
他の観客が迷惑がると思いきや、
乗客全員から一斉に笑顔で拍手喝采。

その理由はアメリカの格安航空会社
JetBlueが2016年の母の日に合わせて
実施した『FlyBabies』という
キャンペーン中だったということ。

そのキャンペーンの内容は
一回のフライトで赤ちゃんが一人泣くと、
同乗の乗客全員が次回のフライトで
25%オフのクーポンを
もらえるという仕組み。

つまり、4人の赤ちゃんが泣けば、
次のフライトは全員がタダになる。

『赤ちゃんを泣く事で
 乗客全員をハッピーにする人に変える』


という素敵なキャンペーン。

こういうセンスのある企画が
立てられるような人間になりたいと
常に思っています。

ただ、本来なら、
キャンペーンじゃなくても、
赤ちゃんが泣くのを聞いて、
喜べるマインドでいたいし、
そんな大人が増えて欲しいとも
思っています。

このように視点を変える、
ポジショニングを意識すると
反応率の高い企画が生み出す事が
出来るようになると思っています。

ファミレスのガストの
広告にものすごいセンスを感じます。

クリスマスが近づいてきた時期に
本来であれば
『クリスマスはぜひガストへ!』
と宣伝したくなるところを
あえて、クリスマス当日は
他の店に譲るという打ち出し方。


『クリスマスは年に一回の大切な日。
   彼女のためにも、
   ガストで過ごしてとは言いません。
   でも、26日からお二人が気軽に
   楽しく過ごせる価格で
   お待ちしております』


クリスマスでたくさんのお金を
使ったはずだから、
それ以降はぜひ、リーズナブルな
価格のガストへお越ください。

そんな事を言われたら
つい、行きたくなってしまう。

この広告は大きな反響を呼んで、
効果的なプロモーションとなりました。

自分がいる
『ポジショニングの明確化』
はものすごく大事だと思います。

それを知らなかったり、
ずれていたりすると、
やる事なす事、全部、
ずれていってしまう。


チョコレート菓子の
『ブラックサンダー』
ある一言のキャッチコピーが
低迷していた状況から
一気にV字回復させた要因の
一つになったと言われています。

『一目で義理とわかるチョコ』

分かりやすい!

オランダの大手ビール会社
『ハイネケン』の
プロモーションも面白い!。

新型コロナが蔓延した
ヨーロッパではロックダウンが
各地で行われ、
多くの飲食店が営業停止状態。

そこでハイネケンは閉店中の店の
シャッターに自社の広告を
掲載してくれた店舗に
掲載料を払うという企画を実施。

その活動が大きな話題になり、
各種メディアに取り上げられて、
その宣伝効果は40%以上、
増したと言われています。

考案した方はセンスの塊ですね。

悪戦苦闘している飲食店を救い、
同時に自社のアピールもしっかりと
行うことができたまさに
『Win-Win』の企画ですね。

これから、必要となってくる
能力はいろいろとあると思いますが、
個人的に一番、必要な能力は
『企画力』なんだと思います。


完璧な文章が書けても、
SNSの使い方が達人レベルになっても、
どんなに行動力があっても、
最終的に大きな差を
生むのは企画力。

『企画力がある』というのは、
『人を喜ばせる能力が高い』
それは同時に
『人を集める能力が高い』
ということ。

いつの時代も人を集める事が
出来る人は世の中から
引っ張りだこです。

そんな人はどうやったって
生きていけます。

世の中の多くの人は
人を集める事が出来ずに
悩み苦しんでいますからね。

他の事をやっている場合じゃないです。
今、高めておくべきなのは、
いかに企画力を高めていけるのか
ということ。

企業も地域も行政もみんな、
そんな企画力のある人を
血眼になって探し続けています。


どんなに大きな事業も、
イノベーションも
たった一人の人間の
『ひらめき』から生まれるものです。

そんな人間をどう上手く
巻き込んでいくのかが
今後、大きな鍵になると思っています。

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