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沖縄に代々伝わる『根屋(ニーヤー)』とは?ルーツを知ると込み上げてくるものがある

僕の名前は
新里(しんざと)哲也

先日、ある経営者講演会に
参加したら、会場に入るなり、
お親父のいとこにあたる
女性が近づいてきて、

『あなた新里(しんざと)屋に行った事ある?』

と聞かれました。
『ないです』と答えると、

『だったら、すぐに 行った方がいい』

そう言われました。

『新里屋』は沖縄県の国頭村湧川にある
『根屋』なんだそうで、
沖縄では村を初めに拓いた家を
『根屋(ニーヤー)』と呼び、
拝所として後世に伝えて続けている。

お恥ずかしい話、
まったく知りませんでした。

そんな話を聞いたわずか、
2時間後、仕事の打ち合わせを
zoomでしていた東京の方が
何の前触れもなく、
『家系図を調べた方がいい』
そう言ってきたんです。
びっくりしました。

これは、すぐに『新里屋』に
行くべきだと感じて、
早速、昨日、行ってきました。

写真がその『新里屋』です。

新里屋のすぐ前には
湧川公民館があります。

場所が分からなかったので、
尋ねるために
湧川公民館に立ち寄ったら
ものすごく感じ良い
ご年配の女性が出てきて、
いろいろと教えてくれました。

『不思議と「新里屋」に来る人は
みんな、誰かから行くように
告げられて来る人ばかりなんですよ』

そう言っていました。

伝承によると、
『新里屋』は北山王統の
流れを汲む一門なんだそうです。

ご挨拶をしようと、
新里屋の引き戸を開けて
中に入ると、まず
今まで見た事もないような
香炉の数に驚きます。

壁の一角には
新里家の家系図が
掲げられていました。

その家系図を見ると、
『天帝氏』と『天女神』の長男が
天孫子一世となり、
次男は北山大按司となっている。
その下に長男・天孫子一世を
含む三男二女と続き、
さらに縦横にと系図が続く。

沖縄に初めて塩づくりを
伝えた人物だと言われている
『孫太子大君開山長老』の位牌もありました。
独立国琉球時代の不屈の
政治家の名も家系図の中にある。
自分がその子孫である事への驚きと、
同時に自分の中から
何かしら込み上げてくる
ものを感じました。

命の繋がりを感じ、
代々、繋いできてくれた事への
感謝の気持ちと
これからも繋いていかなきゃ
いけないという責任感。

『不思議と「新里屋」に来る人は
みんな、誰かから行くように
告げられて来る人ばかりなんですよ』

その意味もなんとなく分かりました。

これを機会に自分のルーツを
いろいろと調べてみようと思っています。

自分が何をするために
生まれてきたのかは
ちゃんと分かっています。


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