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『海水魚を本来いるべき海水の中に入れたら元気に泳ぎまわる』それは人間も同じ

俳優の黒柳徹子さんが自身の
子ども時代を描いた自叙伝
『窓ぎわのトットちゃん』は
世界35ヶ国で翻訳され、
発行部数2511万3862部となり、
自身の記録を塗り替える形で
ギネス世界記録に認定されたそうです。
戦後最大のベストセラーとなりました。

『徹子の部屋』は、
1976年2月にスタートし
放送50年を前に1万2100回
という大記録を樹立。これもまた、
ギネス世界記録に認定されました。

そんな黒柳徹子さんですが、
幼少の頃、落ち着きがなく、
変わった子だったことから、
先生にものすごく迷惑がられて、
ついには、小学校1年生の時に
『もう学校に来ないでくれ』
と言われて退学に
なってしまったそうです。
自身も発達障害
だった事を公表しています。

小学校を退学に
なってしまった黒柳さんですが、
お母さんが、
黒柳さんに分からないように、
黒柳さんに合う学校を
探してくれたそうで、
『トモエ学園』という学校に転校。

登校初日、『トモエ学園』の
校長先生と会った途端に、
自分のこと、家族のこと、
前の学校のこと、
飼っている犬のこと、
自分が好きな事などを
話し続けたそうです。
言いたい事をすべて言い終えると、
もうこれ以上話す事はないと
思ったそうです。
その時間、なんと4時間。

その間、校長先生は黒柳徹子さんの話に
一切、口を挟まず、最後まで黙って、
ちゃんと話しを聞いてくれたそうで、
黒柳さんが話きったタイミングを
見計らって、一言だけこう言ったそうです。

『君はここの生徒だよ』

それからも校長先生は
何度も何度も、
『君は、本当はいい子なんだよ』
と言い続けていたそうです。


戦後最大のベストセラーとなった、
『窓ぎわのトットちゃん』は、
その『トモエ学園』の
小林校長先生に捧げられた
ものなんだそうです。

『退学になっても大丈夫』

むしろ、それが、
新たな出会いを生んで、
大きな飛躍のきっかけや
チャンスに変わるかもしれない。

それは、大人にも同じことが言える。

あるところでは迷惑がられたり、
認められなかったとしても、
あるところでは、
ものすごく必要とされたり、
賞賛の嵐が巻き起こることもある。

やっぱり、人にはそれぞれ、
合う水、合わない水があるのは
当たり前の話で、
それは仕方のない事です。

海水魚は淡水の中で、
淡水魚は海水の中では、
生きていけない。


悪いのは、本人じゃなくて、
自分がいる環境の方です。


それなのに、
『自分は駄目な人間だ』と
とんでもない勘違いを
し続けてしまっている人がいる。
海水魚が淡水の中にいるのを見かけたら、
『おい、おい』ってなりません?


自分の能力を最大限
活かせる場所へ移動すれば
いいだけの話です。


海水魚を本来、いるべき
海水の中に入れたら、
元気に泳ぎまわるのは
当たり前の話です。


海水魚を淡水の中に入れて、
『元気に動きなさい』
と言い続けるのは本当、無駄です。


その魚がだんだん、疲れてきて、
動きが悪くなってくるのは
当たり前の話です。


海水魚なのに、淡水の中で
一生懸命、頑張っている方が
たまに相談に来られます。


『大変なんです...』
『苦しいんです...』
そう言われても、
『そりゃ、そうでしょ』
としか言いようがない。


『退学になっても全然、大丈夫』

大人は子どもと違って、
自分の意志で
『転校(転向)』
することが出来ます。


自分に合う水や環境は何なのか、
自分が持って生まれた才能を
最大限活かせる場所は
どこなのかを知るって、
ものすごく大事なことなんだと思います。

結局、人は能力が高い低いよりも、
誰と出会うのか、
どんな環境に身を置くのかで
その人の能力が開花するかどうかが
決まると思っています。


海水魚はちゃんと
海水の中にいるべきです。
ただ、それだけの話です。


あまりにも当たり前過ぎる
話をしてしまいました。
申し訳ありません。

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