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人生は自分で自分の『機嫌』や『笑い』がとれるかどうかが勝負

年収が10倍になっても
幸せが10倍になったという人は
あまりいないそうです。


ただ、笑顔でいると脳内から
セロトニンというホルモンが分泌されて、
精神的に安定して、前向きになって、
すぐにポジティブな気持ちになれる。
そして、幸福度は確実にあがる。



ある実験で、数名の方に
3時間、バラエティー番組を
見てもらったあと、
免疫力を調べてみたら、
全員の免疫力があがっていたそうです。
その上昇率はなんと、6倍。

その変化はがん治療などに使われる
免疫療法薬の投与による
上昇速度よりはるかに速くて
効果は圧倒的に高いそうです。


さらに笑いは自分の幸福度を
上げるだけでなく、
まわりにいる人の幸福度さえも
一瞬であげてしまう。


笑っている人の近くいると、
その理由が分からなくても、
なぜかつい笑ってしまう。


テレビ番組の中で、
『笑い声』が効果音のように
使われているのも、
笑っている声を聞くと、
人はそれにつられてつい、
笑ってしまうという効果があるので、
それを狙っているからなんだそうです。


『絶望の反対語は
 何だと思いますか?』


と質問されて、

『ユーモア』と答えたのは
歌手の宇多田ヒカルさんです。


ユーモアがあると、
一見絶望と思えることの中に、
希望を見ることが出来る。


アメリカ映画などで、
絶対絶命の場面になると
たいてい、ユーモアや
ジョークが飛び出します。


行動科学の研究によると、
ユーモアを持って、
人と接している人の方が
人間関係が豊かであることが
分かっています。
また、人はユーモアがある人の方が
教養があって、頭が良いという
印象を持つということも分かっています。

2018年のある調査によると、
職場において、 社長や上司が
親しみやすくて、仕事以外のことを
気楽に話せる従業員は、
それができない従業員に比べて、
仕事に対する意欲が
7倍も高いことが明らかになっている。

ユーモアはその場の空気を
和やかにして、何でも話が
出来るような空気感を
生み出すことが出来る。

166ヵ国140万人を対象に
笑いに関する調査をした結果、
人が笑う回数は23歳ごろから
急激に減り始めることが
分かったそうです。

ちょうど、大学を卒業して
就職をするタイミングです。



子どもの頃や学生の頃はよく
腹を抱えて大笑いしたものです。
ただ、大人になると、
なぜか突然、笑わなくなってしまう。


人は笑い合うことで
信頼関係を高めていく生き物です。


学生時代の友人とは
腹を割って話せることが多いのは、
過去にいっぱい一緒に笑った経験が
あるからだと言われています。


98%の経営者はユーモアを持つ
従業員を好んでいて、
84%がユーモアのある従業員が
仕事が出来ると答えています。


社会人にとって、
ユーモアは明らかに
その人の評価の対象のひとつに
なっています。



ユーモアは人生において、
最強の武器です。


健康を保つための
最良の手段です。


『無駄な一日。
それは笑いのない日である』

世界的コメディアン、
チャップリンの言葉です。

ネガティブなニュースが
多い世の中です。


本当に必要なのは、
圧倒的に足りていないのは、
『笑う』という行為なんだと思います。


幸せだから笑うのではなくて、
笑うから幸せになるんだと思います。



いつも笑っている人のまわりには、
自然と人や情報が集まる。


笑うと人間の免疫力は6倍になる。
だから、人は本能的に自分を
笑わせてくれる人の
ところに近づいていこうとする。


脳からの命令だから
とうてい逆らえない。


自分の機嫌や自分の笑いを
自分でとれる人は最強です。



人生まるごと、
『ノリ』と『つっこみ』で
いきたいと思っています。


何か嫌なことがあったら、
自分でボケて自分で突っ込む。


心の中でいつも、
ダウンタウンの松本人志と
浜田雅功を一人二役で
演じています。

今のところ、
自分の機嫌や笑いは
毎回、ちゃんと自分で
とることが出来ています(笑)


自分の心の中に
コメディアンは常に
存在させておいた方が
いいと思います。


人生は自分で自分の
『機嫌』や『笑い』が
とれるかどうかが
勝負なんだと思います。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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