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夢中になれるモノを見つけた瞬間。その人はすでに人生の成功者

先日、テレビでサッカー界のレジェンド、
三浦知良選手が



『今の日本代表について、
 どう思いますか?』


というインタビュアーの
質問に対して、


『僕はサッカーの事は
 よく分からないので
 コメントしようがない』


『サッカーはいつも、
 中田英寿に教えてもらってます』


と答えているのを聞いて、
衝撃を受けました。


今の日本サッカーを
つくり上げてきた人の一人であり、
その実績は誰もが認めるところ。


そんな人間の口から出た言葉が


『僕はサッカーの事は
  よく分からない』


9歳も年下の
後輩から教えてもらっている。
とサラッと言ってしまう。


また、ポツリとこうも
言っていました。


『サッカーは難しい』


55歳になった今も貪欲に
現役を続けていられる原動力は



『もっとうまくなりたい』

『もっとうまくなれる』

『自分には分からないことが
 まだまだ、たくさんある』


という想いなんじゃないかと思います。





『自分は何でも知っている』
『自分は強い』『自分は偉い』
と錯覚するところから
人は成長がとまり、
他人を攻撃しはじめるんだと思います。



錯覚を起こしやすい代表的なモノは
お金や地位や名誉や肩書き。


それらを手に入れた瞬間、
その人の本性が
表れてくると言われています。


ちなみに、僕には
何一つない笑


いつまでも現役を
続ける三浦知良選手に対して、
僕は当初、否定派でした。


『早く引退して後輩に
 道を譲った方がいい』


『サッカーに固執し過ぎないで、
 別の世界のことも見た方がいい』



そう思っていました。


ただ、いろんな批判的な意見がある中で、
まったくブレることなく
ここまで信念を持って続けている姿を
見せられると、もう応援するしかない。



今や世界のサッカー界から
尊敬される存在となりました。


ただ、プロの世界です。
自分がやりたいと思ったところで、
続けられるものではない。


かりに試合に出なかったとしても、
その思考や習慣、経験、人脈や
影響力がチームに与えるメリットは計り知れない。


55歳の人がプロの練習を
普通にこなしているのを
隣で見せられたら、若い選手が
奮起しないわけがない。


三浦知良選手を欲しがる
チームは単なる話題性だけ
が理由ではないと思います。


まだまだ、求められる
存在であることは間違いない。


一生、夢中になれるものに出会えたこと、
それを続けられる環境にいること。



それ自体がものすごく
幸せなことなんだと思います。



幸せであるかどうかは
自分自身で決めるもの。
誰かが『あなたは幸せです』と
認定してくれるものではないし、
認めてもらう必要もない。


『努力は夢中に勝てない』


『夢中』ってやっぱり最強です。
夢の中にいる人ですからね。


夢中になれるものを見つけた瞬間、
どんな状況であれ、
その人は間違いなく、
人生の成功者なんだと思います。


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