見出し画像

本当に必要なのは落ち込まないようにする事ではなくて、落ち込んだ状態からの回復力をいかに高めていくか

世の中、どんどん便利になって、
効率化が進んでいくのに、
幸福感を感じている人は
むしろ減っている。
なんか、不思議ですね。

のび太くんは困った時に、
ドラえもんのポケットから
便利なものを次々に出してもらって、
一時的に上手くいったり、
楽しい気分になれるけど、
結局はそれに振り回されて、
元の『のび太くん』に戻るだけ。

ドラえもんがいてくれたらなぁと
思う反面、ドラえもんがいたところで、
結局、何も変わらないはず。
同時にそう思ったりもします。

『どこでもドア』があって楽しいのは
おそらく、最初だけなんだと思います。

世の中にある悩みのほとんどは
人間関係から生まれると
言われています。
ただ、幸福を生み出す
要因の大半も
人間関係からだったりする。

何かを手に入れたところで
結局、心の状態は何も変わらない。

そんなのある程度の人生経験があれば、
誰だって容易に気づくことです。

昔と比べて『幸せ』がだいぶ、
値下がりしてきたと感じています。

特にモノがなかった時代は
幸せを手に入れるためには
とにかく、たくさんの
お金が必要でした。

でも、モノが溢れてくると、
人間は当たり前のように
モノよりも心の豊かさを
求めるようになる。

個人的には海外の
有名な高級レストランに
一人で行くより、
気の合う仲間と
近場の安い食堂に行った方が
はるかに幸福感を感じる。

僕の人生史上だけの話をすれば、
『幸せ』の値段が
底値をついている状態です。

スマホが登場してから
僕らが目にする情報は
400倍になったとも言われています。

数年前まで一日にA4の紙一枚の
情報を目にしていた僕らは今、
毎日、A4用紙、400枚分の
情報を目にするようになりました。

情報だけではなくて、
いろんな、人が自分の
目の前を日々、通り過ぎて、
出会ったり、離れたりを繰り返す。

許可した覚えは一切ないのに、
いろんな知らない人や情報が
毎日、自分の懐の中に勝手に
どんどん、不法侵入してくる。
家に帰ったら、知らない人が
勝手に自分の家のテレビを
見ているようなものです。

そうなってくると、
心の安定を保つのは
容易ではなくなってくる。

簡単に人と繋がったり、
情報を得ることが
出来るようになった副産物の
ひとつなんだと思います。

戦国時代、武将たちは、
自分の身を守るために
お城の周りに『堀』や『溝』や
『石垣』などをつくりました

そうじゃないと自分の身に
危険を及ぼす可能性のある
人が侵入してくる
可能性があるからです。

時代が進んで、今は、
心の中に『堀』や『溝』や
『石垣』などをつくる
必要性があると思っています。

もし、いろんなものが
心の中に入ってきてしまっても、
それに対処できるような
スキルを磨いたり、
あらかじめ、逃げ道を
準備しておいた方がいい。
間違っても真正面から
戦おうとしないこと。
真面目な人はその責任感から
すぐに戦おうとしてしまう。

日々、目にする情報や
いろんな人から投げかけられる
ネガティブな言葉などを
華麗にスルーしてかわす能力は
絶対に身につけておいた方がいい。
嫌なことを嫌な気分に結びつけない
能力も必要不可欠です。

そうじゃないと、
あまりに情報が多すぎて、
心の中はいつも荒れ模様で、
とても生きていけない。

これからの未来を考えた時に、
今、何よりも先にやって
おかなければならない事のひとつは

『ダメージを受けにくい
 柔軟な心をつくること』


影響力が高まれば高まるほど、
当然、その必要性は
比例して高まっていく。

お城は大きくなればなるほど、
侵入しようとする者が
増えていくのは当たり前の話です。

先日、嫁に

『あなたにはそれを
 伝えていく必要がある』

そう言われました。


本音を言うと嫌でした。
答えも正解もなくて、
ものすごくデリケートなことを
伝えていくのはものすごい
勇気が必要です。
同時に大きな恐怖を伴う。
なにより、自分自身が
完璧に出来ているわけでもない。
ただ、自分なりに
試行錯誤しながら
確立したやり方はある。

絶対に折れない心とか、
何があっても
落ち込まない人なんて、
絶対にいないと思います。


人は挫折したり、
落ち込んだりするからこそ、
成長するんだと思います。
むしろ、成長するためには

必要な時間なんだと思います。
人は生きていれば、
絶対に落ち込む時がきます。


本当に必要なのは
落ち込まないようにする事ではなくて、
落ち込んだ状態からの
回復力をいかに高めていくか
なんじゃないかと思います。


自分の心を守るための
準備していますか?

ビジネスに関する情報や
動画、イベント、セミナー情報など
LINE公式アカウントで配信しています。
よろしければ、ぜひご登録ください。



サポートして頂くと飛び上がって喜びます。 さらにお役に立てるような記事を書くための 活動費として活用させて頂きます。